ある研究の試算によれば、もしLinuxをゼロから開発すると、約8000年の時間と100億ドル以上のコストがかかると言う。プログラマーだけでなくライター、テスター、マーケター、デザイナー、システム管理者も旧来の組織が単独ではできなかったものを作るために力合わせている。彼らがLinuxをより良いOSにするために時間を惜しまないのはコンピューターをより安全に、より早く、よりオープンなものにすることができると思うからだ。
Jim Whitehurst著 OPEN ORGANIZATIONより引用
代表の関口です。プレスマンでは、2020年7月に19個目のプラグイン(WordPressの拡張機能)をリリースしました。WordPressの公式サイトである『wordpress.org』に紹介されているのですが、代表目線でレポートしていきます。
事業ビジョンの「WordPressでシステム開発することが当たり前の世界を創る」、6つの行動指針のひとつである「みつける つなぐ かたちにする」など、私達にとってプラグインの作成は、ビジョン、行動指針、社内制度まで浸透した企業文化の一部、もはやライフワークと言えるべきもの。
今回レポートの5プラグインは、高速化,自動化,効率化に貢献
そんなライフワークとも言える、プラグインの開発。私たちが作ってきたプラグインの一例を紹介していきます。
Beyond Wpdb #高速化
このプラグインは、MySQLの特徴の一つであるJSON型カラムを利用してサイトの高速化を支援し、WordPress開発の柔軟性を保ちつつ、複雑なクエリを防ぐことができます。
Admin Edit Comment #コミュニケーション
投稿画面にあなたの編集チーム用の追加コメント機能を追加します。
Random Post Name #自動化 #高速化
固有のランダムな文字列を自動生成し、post_nameに設定します。
App Log #デバック
App Logは、ユーザー(主に開発者)がデバッグ目的でログを出力できるWordPressプラグインです。
ACF Additional Hint #効率化
このプラグインはデフォルトの説明に加えて、 ACF フィールドにヒント用の文章を追加することができます。
プラグインの開発は、プロジェクト内だけでなく、内定者インターンシップのカリキュラムに組み込んだり、社内にはプラグインを作る機会があふれています。
何が起きるのか?どんな可能性を秘めているのか?
自らの技術によりサイトが高速化、効率化される事で、現在世界シェア37%のWordPress。つまり、世界のwebサイトの37%に貢献できる可能性を大いに秘めています。
また、コントリビューターとしてオープンソースの世界(コミュニティ)に名乗りを上げ、世界からのフィードバックを得られます。コミュニティは、そのプラグインを金融、通信、医療、ファッションなどあらゆる業界に役立てるでしょう。
誰がつくるのか?どれくらいのメンバーが貢献しているのか?
プレスマンに所属、卒業メンバー含め32人が貢献しています。エンジニアはもちろん、企画開発、テスター、デザイナー、プロジェクトマネージャー、翻訳などの職種。新卒から役員(22〜54歳)まで、多様なメンバーが参画しています。