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社員インタビュー vol.2(制御系エンジニア)

社員紹介

氏名(イニシャル):Y.I

出身:大阪

役職:課長代理

入社時期:2017年5月

一言メモ:愛犬の名は「虎次郎ちゃん」

理系女子、工学部へ入る

Iさんは大学で情報系を専攻されてたんですよね?

「工学部 経営工学科、というところで、経営(の勉強)もやるし、もちろん情報も、それから統計も勉強しましたね。就職に困らなさそうだし、パソコンをやりたかったのでこちらに進学しました。」

当時っていうと、WindowsXPが・・・

「まだ出てないですね、Windows95とか、それくらいじゃないかな。」

そんな時代にITを志すって、すごいですね。

「そんな大げさなものじゃなかったんですけど、仲の良かった友人の影響ですね。『これからはパソコンの時代やで!』と言われて。家にはパソコンは無かったので、学校の進路指導室に置いてあったパソコンを触るうちに、面白いなと。『これがマウスという物やで』と教えてもらったり。」

あーなんか懐かしい感じですね~

「『わーこんな風に動くのかー』と感動していた高校時代でした。」

大学に入ると、周囲は男子ばかりだったのでは?

「95%くらいは男子学生だったんじゃないですかね。私は兄がいたのもあって抵抗なかったです。高校時代から理系クラスで男子に囲まれてましたしね。」

その後、大学院にも進まれたんですよね。

「大学4年の時に、師事する予定だった先生が別の大学に移ってしまって・・・。どうしてもその先生の研究室に入りたかったので、その先生のいらっしゃる大学の院に進学しました。」

その先生を追いかける形で進学されたんですね。学問への情熱がすごい!

就職氷河期ど真ん中での就職

院修了後、いよいよエンジニアとして就職された訳ですね。

「なんとか就職浪人せずに済みました。」

いわゆる就職氷河期でしたよね。

「ど真ん中でしたね。学校の紹介で受けた会社も落ちたりしましたし。やっぱり厳しい時代でしたね。『君みたいな若いお嬢さんにできるのかね』みたいな雰囲気を出してくる会社もありました。」

順調にキャリアを積み、個人事業主へ

その後、個人事業主も経験されていますよね?

「新卒で入った会社で6年くらい務めたんですけど、入社後すぐ横浜に配属・転勤になってたんです。大阪に帰りたいと思っていたのに、なんと途中で大阪支社がクローズしてしまって。辞める以外に大阪に帰る道は無いと思い、退職を決めました。」

(大阪愛が強い!)

「次の仕事も何も決まっていない状態だったんですが、会社の会長さんが声を掛けて下さって、当時やっていた仕事を個人で請けられるようにして下さったんです。そして大阪に戻って個人事業主になりました。」

私は個人事業主の経験が無いんですが、税金関係で大変なことが多いと聞きますね。

「(税金関係は)面倒くさいですね~。本を買ってきて片っ端から読んだりして、勉強しました。」

大変そうですね・・・

「会社員時代と違って、税金はたくさん掛かります。その分、入ってくる金額も大きくなりますが・・・。最初の頃は不安もありましたね。会社に所属しているだけで得られていた社会的信用も無くなってしまうし。」

クレジットカードを作ったり、ローンを組んだり、難しくなるって言いますよね。

「そう、私も最初はクレジットカードを作れなかったですよ。確定申告で売り上げの実績が証明できてから、ようやく社会的信用が得られる、という。」

最近、「いずれはフリーでやりたい」という若者も多いですが・・・

「納品から入金まで数か月かかることもあります。無収入の期間があっても生活できるだけの蓄えや計画性が無いと、絶対に破綻しますね。」

震災をきっかけに介護業界へ

個人事業主の期間はどれくらいでしたか?

「7年くらいですかね。会社員時代とあわせるとトータルで13年くらいエンジニアとして働きました。」

その後、介護系の会社に転職されたんですよね?

「エンジニアとして仕事をやり尽くしてしまったように感じてしまって、先が見えないと思うようになっていたところ、たまたま東北の震災があって。」

2011年3月11日ですね。

「この仕事って、大規模災害が起こると何もできない、と実感したんですよ。募金することしかできない。」

医療関係者のように、直接人を助けることはできないですもんね。

「直接人を助けられる仕事が何かできないか考えたときに、介護ヘルパーだったら今の自分でもなれるんじゃないか?と思い、介護業界に挑戦したい気持ちがどんどん強くなりました。でもタイミング悪く、四十肩になってしまって(笑)、身体介護のあるヘルパーになることは難しくなってしまって。」

ヘルパーの仕事は体を酷使するのに、それでは厳しいですよね・・・

「でも、事務作業や家事援助、外出支援ならできると思って、介護業界に就職することになりました。」

やっぱりモノづくりがしたい

「介護業界の後、ご縁があって、訪問看護の会社に事務職として転職しました。それはそれでやりがいのある仕事だったんですが、なんかね、やっぱりプログラムが組みたくなっちゃって。」

あー、やっぱり(笑)

「事業所の患者情報や医師からの指示書の期限を管理するExcelシートを自動生成できるように、マクロ書いたりとか(笑)」

ITソリューションをお一人でやってたんですね(笑)

「介護業界の人はITに明るくない人が多いので、操作性を工夫したりね。そのうちに、『やっぱ私こっちの方が性に合ってるわ』と思って、エンジニアの仕事に戻りたくなってしまいました。でも今の仕事を投げ出す訳にはいかないので、半々でやろうと思って。週3で働けるIT企業を探して、こちら(PPF)に入ることになりました。」

しばらくは週2で訪問看護の事務、週3でIT業界のお仕事をされていたIさん。

その後、無事に後任の方が見つかって引継ぎが終わり、週5でPPFに来られるようになったそうです。

長年の信頼で繋がる取引先

Iさんは、いつも安定して受注を請けてらっしゃいますね。

「PPFに入社後しばらくして、岡田社長から『昔やってた仕事をウチでやれないですか?』と相談されて、『まだ年賀状でやり取りしている方がいるので一度会ってみますか?』という話になりました。新卒で入った会社の先輩にあたる方で、個人事業主時代にも大変お世話になった方なんですが、その方がおられる会社から無事に発注をいただけることになり、今に至る、という感じです。」

人脈の力ですね。

「たぶん(先輩と)私の仕事のやり方が似てるので安心して任せてくれてるんだと思います。こちらも期待を裏切らないように心がけています。」

働きやすさについて

PPFは、社員の状況・案件の状況(持ち帰り可能かどうか)によっては在宅での作業も認められますので、わりと融通の効く職場ですよね。

「確かにそうですね。私が夏場に体調を崩していた時期は、週の半分を在宅で作業させていただいたりとか。あと、プロジェクトの状況次第ですが、有給は比較的取りやすい会社ですよね。」

計測制御系システムについて語る

最近「WEBエンジニアになりたい」という方がとても多いですね。

「やっぱり花形なんですかね。あとAIね、Pythonとか。私は『やりたい人が他に沢山いるんだったら自分はいいや』と思っちゃう。」

ここでぜひIさんの専門「計測制御」について語ってください!

「何が面白いって、パソコンの外にある機器が動くこと。」

あ、色々と動かしてらっしゃるの時々見かけます。傍から見ていて確かに面白そうでした。

「医療系ドラマでよく見かける、心電図で波形がピッピッと出ているのをイメージしてもらうと分かりやすいかな。スマホでもbluetoothでも、信号が流れてるんですけど、それが目に見える。どんな形で動いているかが分かる。そしてコマンド一発で操作できる。それが私にはとても面白く感じられます。で、コマンドを送ると(機械から)カチャカチャカチャっと音が聞こえる。それを聞くと『動いている動いてる!』って嬉しくなります(笑)」

「WEBだけじゃなく、こういう世界もあるよ」ということを知ったら、「面白そう!」と感じる人も多い気がしますね。

「ちょっとマニアックなことが好きな人、信号がパタパタ動くのをいつまででも眺めてられる人は、きっと向いていると思います。『動いたからって、だから何なの?』という人は向いていない。」

理屈抜きの快感と言うか、心地よさというか。

「そうです!はまったら面白いですよ。」

長く経験してらっしゃる言語はやっぱりVBでしょうか?

「画面まわりはVBですね。新人の頃はVB6、その後VB.NETに移行して。測定器との通信部分はC++で作ったりとか。それから計測制御に特化した特殊な言語というのもあります。」

ではC#はPPFに入ってから経験されたのでしょうか?

「本格的に触ったのは、そうですね。わりとすぐ馴染みましたが。」

流石です!

エンジニアを目指す方には、WEB以外にも色んなジャンルがあることをぜひ知っていただきたいと改めて思いました。

ありがとうございました!

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