感動コンテストとは、メンバーの感動創出技術の向上を目的とした、年に一度開かれる社内イベントである。自社が展開する全事業(ホテル・レストラン・ウェディング・バンケット・フラワー)において、お客様に提案した事例をもとに、「最も顧客を感動させる企画」を公募し、競い合う。今年は全85名のエントリーから10名の最終候補者が選抜され、岐阜県・長良川清流ホテルにて最終選考が実施された。
コロナの影響により2年ぶりの現地開催となった当イベント。2度にわたるオンラインでの選考会とは異なり、人々が集い、温度や空気をリアルに感じる熱気のこもった一日に。挑戦者の所属部署からは応援団も駆けつけ、各々が感動創出のスキルを高め合う場となった。
【2人の挑戦者の想い】
今回、2人の挑戦者にフォーカスを当てた。
▼「感動コンテスト2022」フラワー部門優勝 男知合 香澄(左) ウェディング部門&総合優勝 山口 彩乃(右)
サンジョルディフラワーズ ザ・デコレーター(SJF)福岡店 男知合 香澄(おちあい かすみ)
航空業界で5年の勤務を経てPDPへ入社。入社1年後に正社員へとステップアップし、同タイミングで感動コンテストにも出場。2021年、3度目の挑戦で部門優勝を果たし、2022年も連続して部門優勝となった。優勝への想いをこう語る。
男知合「正社員にステップアップするときの面談で瀬戸から『あなた、絶対感動コンテストに向いているから決勝にだっていけるはず。だから、それ目指して頑張って』と声をかけられました。それをきっかけに『自分にもできる』という信念につながったと思っています。」
男知合「部門優勝、まさかの2連覇でびっくりしました。審査員の皆さんに私の想いが伝わったのかなと思うと嬉しいです。今後も、多くのお客様へ感動を生み出すフラワーデコレーターでありたいと思います。」
出場を重ねるごとに、仕事での着眼点が変わってきたと感じている男知合。自分の成長とともに、店舗全体の認知にもつながる感動コンテストには、今後も機会があれば参加してみたいと意気込みを語る。
男知合 「このコンテストを通して、SJF福岡店の頑張りを全社に知ってもらえるチャンスでもあるので、福岡店のメンバー全員のモチベーションアップにつながるなら、これからも自分が率先してみんなを引っ張りながら参加したいです」
「ザ ランドマークスクエア オオサカ(TLO)」 ウェディングプランナー・山口 彩乃(やまぐち あやの)
2023年で入社10年目。2019年、2020年の感動コンテストで部門優勝と総合優勝を獲得。2021年は惜しくも受賞を逃したが、2022年は部門優勝・総合優勝を果たした。
山口「今回は神戸から参加させていただきました。あの活気が戻って、すごいなと。昨年はTLOに異動して初めての感動コンテストだったのですが、優勝できずすごく悔しくて。絶対大阪に優勝をもってきてやる、と決意して、今年TLOメンバーに優勝を贈ることができて本当によかったなと思っています」
部門優勝後、昨年の悔しさをバネにしたエピソードを語る山口。大阪メンバー皆の支えがあったからこそ実現できたと、感謝の言葉を並べた。そして、栄えある総合優勝も獲得することとなった山口は、さらにこう語った。
山口「ウェディング部門は今、若い力がベテランメンバーを突き上げている状態です。今回の感動コンテストを見ていても、若い力が育ってきていることを嬉しく思います。そのような中で私の使命は“勝ち続けていくこと”だと思っていましたが、一度それが途絶えてしまい、落ち込んだ時期もありました」
自身が感動コンテストで勝ち続けることにより、さらなる上を目指すウェディングプランナーが増えていくことを願う山口。今後も若い力と切磋琢磨しつつ、成長していきたいと意気込みをアピールした。
山口「感動コンテストは出場者だけのものではなく、観てくださる方に共感していただけたら出場者の“勝ち”だと思っています。また来年、新しく育ってきた芽と戦えることを楽しみにしながら、日々精進してきたいなと思います」
2023年5月8日には、新型コロナウイルスがインフルエンザなどと同じ5類に移行される。2年ぶりの現地開催となった今年以上に、来年以降の感動コンテストが盛況となるよう願うばかりだ。人々が集い、温度や空気をリアルに感じる熱気のこもった感動コンテストの開催を楽しみに、また1年、多くの人達に”夢”と”可能性”を与えるべく我々は歩み続ける。