こんにちは!採用担当の新井田です!
開発職には、社内で自社開発に携わる働き方のほか、お客様先に常駐してプロジェクトに入る働き方がありますよね。そのうち、常駐先での働き方や働く社員の声が気になるという声をいただくことがありました。
今回は、未経験から開発職になり、客先常駐型で働いている社員2人にインタビューを受けていただきました!仕事内容ややりがいを感じる場面などをお話ししていただいたので、その記事をご紹介します!!
取材・執筆・編集=株式会社ユニーク[※]
「あなたなら、私の後を任せられる」先輩の一言で感じた成長実感と開発者としてのやりがい
~2018年新卒入社 平塚さんインタビュー~
ーはじめに、職種と業務内容を教えてください。
システムエンジニアとして客先常駐先のプロジェクトに入り、委託されたシステムの開発や改修をおこなっています。入社当時から同じ常駐先で業務に取り組み、現在4年目になりました。
ー常駐先が3年以上一度も変わっていないのですね。
おそらく珍しいパターンだと思います。常駐歴が長くなり、現在は常駐先の会社内にいくつかあるプロジェクトを掛け持ちしています。また、特定の時期だけ関わるプロジェクトに参画することもあります。
ー現在何名ほどでプロジェクトが進んでいるのですか?
約5名です。現在常駐している会社の規模が大きいので、いくつかある営業所の方とも連携をとっています。最小のチームだと全体で3名、そのうち開発などで手を動かしているのは2名というプロジェクトもありましたね。
ープロジェクトによってさまざまなのですね。平塚さんの一日の業務の流れについて教えてください。
現在はリモートワークで業務をおこなっています。9時に始業時間を迎え、まずはリモートデスクトップ機能で社内のパソコンにアクセスし、チャットやメールの確認をします。次に自分のタスクが記載されているWBS(タスクを分解したガントチャート式管理・共有システム)で、その日にやるべきタスクを確認して取り掛かる流れです。現在のプロジェクトでは、大体10時ごろにZoomで進捗確認をおこなっています。お昼休憩は12時から13時ごろにとっています。午後からまた作業を開始し、定時の30分前にその日のタスクを振り返るようにしていますね。終わったタスクをWBSに記載して、進捗状況によっては残業をすることもあります。
ーリモートワークだと、チーム内でどのようにコミュニケーションをとっていますか?
基本的なコミュニケーションはチャットを使っています。ただテキスト以外にも、Zoomで画面共有をしたり、オンラインミーティングで打ち合わせをしたり、進捗確認をしたりするように心がけていますね。
ーここからは、平塚さんの入社の経緯をお伺いします。ワールド情報に入社を決意した決め手や入社理由を教えてください。
社長をはじめ社員の人柄が素敵で、社風が自分にあっていたことが決め手ですね。開発職の募集を探していて、当時はさまざまな会社の説明会にも参加しました。その時に、エージェントからワールド情報を紹介してもらったのが最初の出会いでしたね。人柄も、最終面接で社長と1対1で話したのですが、今思うとたわいもない雑談を40分ほどしていました(笑)。そこでさらに人柄や相性がわかったと言われて嬉しかったのを覚えています。
ーなぜ開発職に就きたいと思うようになったのでしょうか?
大学時代は化学専攻だったので、就活当初は化学関係で就職を考えていました。きっかけは医療系の会社説明会に参加した際に、患者の情報管理システムの話を聞いてシステムエンジニアに興味を持ち始めたんです。大学でも情報の授業を履修しており、成績も良かったので、自分の可能性を広げてみようという気持ちもあり、決めました。
理解を進めるにつれ、システムエンジニアは一つの職種ですが、携わるシステムは多岐にわたるので、さまざまな分野でサポートができると思うと、私自身にとってのやりがいを想像できる職種でした。
ー入社後、どのように現在の常駐先でお仕事をするようになったのか教えてください。
入社した当時は未経験だったので、まずは研修を3ヶ月受けました。勉強した言語は主にJavaです。そのあと、HTMLやJavaScript、SQL、データベース管理の分野を習いました。開発言語以外にも3分間スピーチをしたり、個人開発やグループ開発をしたりするなど、しっかり学んだ3ヶ月間でした。現在の常駐先の会社と出会ったのは、研修を受け始めて2ヶ月ほど経った頃ですね。自宅の近くに新しく開発メンバーを探している会社があり、先輩もその会社に常駐していたことがきっかけでお声がけいただいたので、研修が終わった7月から常駐することが決まりました。
ー未経験で入社してすぐに、常駐先に出向くことに対して不安はありませんでしたか?
就活中に常駐先の会社で仕事をする話を聞いていたので、大きな不安はありませんでした。特に私の場合は、同じ現場に先輩が2名在籍していることも知っていましたし、研修先で仲良くなった仲間と同じような環境でこれから頑張っていこうと話していたことも大きかったですね。
ーそれは心強いですね。常駐先では研修で培った技術と経験を発揮する段階だと思いますが、まずはどのような業務からスタートしましたか?
最初は元々あるシステムを参考にして、簡単なデータベースの値を管理するマスタ画面を構築しました。実践していくにつれ、マスタ画面の構成としては、一覧画面、登録画面、修正画面しかないので、作りがとてもシンプルでわかりやすいものなのだと理解できました。
ーそこからどうやってスキルを積み上げ、新しい言語を習得など成長のためにスキルアップをしたのでしょうか?
仕事で使う言語は、研修で習った言語とほぼ同じですね。とはいえ、効率のよい言語の書き方や読みやすいソースコードは存在します。仕事で効率のよい方法でコードを書くべく、さまざまな書き方を見たり、先輩方にソースを見せてもらったりして勉強しました。ただ、JavaScriptについては研修であまり勉強しなかったので、もう少しきちんとやっておけばよかったと思いましたね。今では扱えるので問題ありませんが、JavaScriptには一般的な書き方と、それを発展させて応用ができる簡潔な書き方(jQuery)があるんです。しかも実際の現場では、応用のほうがたくさん使われるんですよ。当時は知らなかったのでインターネットで調べつつ、現場でコードを書きながら覚えていきました。
ー常駐先で働き始めて、大変だと思うことはありますか?
今ではスキル的にもできることが多くなったので、多様なことを求められるようになったのが少し大変かなと思います。でもその分、やれることも増えましたね。さまざまなプロジェクトを渡ってきたので、プロジェクトごとに使われているシステムの構成は、いくつかパターンが頭に入ってくるようになりました。システム構成を作ってから新しいプロジェクトを立ち上げるので、別のプロジェクトにお声がけをいただくことや、時間が空いたときは協力会社から新しくチームに加入した人をフォローすることもあります。
ーみなさんに頼りにされているのですね。逆にやりがいを感じた場面や、今の仕事に就いて良かったと思えた出来事はありますか?
退職する先輩の業務を引き継ぐときに、先輩から「平塚さんなら、私の後を預けても大丈夫」と言ってもらえたことですね。働き始めて以降さまざまなことを教えていただいた先輩だったので私が引き継げるか心配でしたが、その一言が嬉しかったと同時に自分の成長実感を得られ、ホッとしました。誰かに客観的に言ってもらえることで気づくこともあるので、とても嬉しかったですね。
ー自分ではわからないことが多いと思うので、周りが客観的に見て感じたことを伝えるのは大事ですね。新しいことを習得するプロセスで、意識していたことがあれば教えてください。
わからないことがあれば人に聞いて解決しました。ただし聞くときには、まず自分で原因を調べてから「自分はこう思いますが、どうでしょうか?」という聞き方をするようにしています。自分で解決方法を見つけるように努めて、15分ほど調べてもわからなければ詳しい人に聞くようにしていましたね。
ー現在常駐先で働くなかで、コミュニケーション面や環境面はいかがでしょうか?
私の場合はワールド情報の先輩がいたことが支えの一つとなっていましたが、常駐先の方々もとても親切にしてくださいますし、プロジェクトによっては毎朝進捗のミーティングもします。リモートワークで顔をあわせることができないので、意識してコミュニケーションをとるように心がけています。きちんとコミュニケーションを重ねて信頼関係を築くことは大事ですよね。わからないことがあったときでも正直に伝えることで仕事の進め方もより良い方向に向かうと思います。むしろ疑問点を聞きに行くことを、コミュニケーションの足掛かりにするのもいいんじゃないでしょうか。
ー平塚さんが感じるワールド情報の特徴があれば教えてください。
社員同士の距離が近いのは、ワールド情報の魅力だと思います。私が常駐している会社は大企業なので、チーム内やプロジェクトに参画している部署の方と距離が近い反面、他部署の方々はそもそも接点がないんですよね。それに、ワールド情報は一つの会社組織として同じ方向を向いていて、部署間の連携がとれているのは良い点だと思います。
ー最後に、平塚さんが働いていく上での展望を教えてください。
私はこれからも開発職として働きたいです。上流工程や仕様を決める側ではなく、できあがった仕様に対してシステムを開発する工程に携わっていたいです。これからも努力して、開発を極めたいですね。仕様の要望に対して、どうすれば対応できるのかをすぐに思い浮かべられる人になりたいです。そのためにもさまざまなWebサービスを見ることで、より使いやすいサービスにするために自分ならどのような対応をおこなうかを、普段から考えるように心がけています。
料理人からIT業界へ。転職の決め手となった「組織の一体感」とは
~2014年中途入社 上野さんインタビュー~
ー現在関わっている業務内容や職種を教えてください。
主に開発職として、常駐先の開発業務全般に携わっています。開発はフロントエンドからバックエンドまで幅広く対応し、お客様のシステム構築や運用もおこないます。お客様向けの製品やシステム開発がメインですが、社内で利用する機能やサービスを開発する事もあります。
ー幅広く請け負っているのですね。一日の流れはいかがでしょうか?
現在はフルリモートなので自宅で始業時間を迎え、まずはチームで朝会をおこないます。朝会ではタスクの進行状況や連絡事項を共有します。私のチームは同じワールド情報から1名と常駐先のお客様の計3名ですね。朝会が終わると、弊社のメンバーと2人で作業を進めます。基本はチャットで連絡をとりあって、なにか問題があって電話したほうが早い場合や認識齟齬があると困る場合などは、電話でやりとりをしてタスクに取り組んでいます。
ー上野さんが入社されたのはいつ頃ですか?
2014年ですね。当時は他の会社に勤めており、30代前半でワールド情報に転職しました。
ー転職のきっかけはなんだったのでしょうか?
自分でモノを作りたいと思い、開発業務に興味をもったのがきっかけですね。私の最初のキャリアは料理人で、25歳のときにIT業界に入りました。5年ほどSEとして働きました。ただSEとして日々の業務に取り組むうちに、どうしてもモノ作りをしたい気持ちが強くなり、未経験でも開発に携わらせてもらえる会社を探していたんです。ワールド情報も未経験で開発業務ができる会社だったので候補に入っていました。
ー当時いくつか候補の会社があるなかで、最終的にワールド情報を選ばれたのですね。
はい。今振り返ると、当時選んだ決め手は「一体感」だったかもしれないです。他の会社の面談も受けて、最終選考まで進んだところもありましたが、ワールド情報は社内の雰囲気が当時からとても良かったんですよ。社員の一体感がとても強くて「この一体感は他の会社にはない良さだ」と感じたことを、今でも鮮明に覚えています。社長や副社長のやわらかい人柄も魅力的でした。
ー料理人からIT業界、そして開発職へと転職されて、実際に働いてみていかがでしたか?
1年目は、とにかくがむしゃらに働きましたね。業務に遅れてはいけないという気持ちが特に強かったです。30代前半で初めて開発業務に携わるということは、新卒で開発の仕事をする人より8年以上ブランクがあるんです。このブランクはかなり大きいと思ったので、当時から意識しながら仕事に取り組みました。入社2年目からは少しずつ仕事に慣れてきて、次第に周りも見えるようになりました。
ー現在課長職に就かれていますが、入社後の8年間はどのように過ごされたのでしょうか?
入社当初は、受発注システムや営業支援システムの社内開発に2年半ほど携わっていました。その後、社外に出て開発をおこなってみたいと思い、3年目の途中で自ら常駐業務の希望を出したんです。常駐業務で最初におこなったのが生保向けのペーパーレスシステムの開発でした。次に別の現場で人材管理パッケージの開発をおこない、現在の常駐先に移って脆弱性情報の管理システムを開発しています。さらに、常駐している期間は、社内プロジェクトへの立候補や社内で利用するシステムなどを提案して社内開発も続けていました。
ー常駐先でスキルアップが必要になった時、どのように習得されましたか?
自分で実践しながら学んでいきました。正直本を買って読むよりも、まず自分で何か開発をするのが一番早いと思います。本は文法の並びをテキストで説明しているだけなので、実際にその文法がどういう意味になるのかは実装して動かすまでわからないんですよね。トライアンドエラーを繰り返すのが習得への近道だと思います。基本的な文法を知っておくことは必要ですが、それだけだと自分で使えないので、まずはやってみることが大事ですね。それに、うまくいったときの達成感も違いますよ。
ーモチベーションにも深く関わってきそうですね。上野さんがこれまでの業務で、大変だったと感じたことがあれば教えてください。
開発業務に就いて間もない頃は、やはり慣れていないので大変でしたね。年数を重ねて開発業務には慣れてきましたが、それでも仕事を円滑に進めるための他人とのコミュニケーションは今も大変です。さまざまな現場を経験して、何年経っても大事だと感じるのは他人と丁寧なコミュニケーションをとることに尽きるなと思います。例えば後輩の立場からしてみると、上司がどうしてほしいのかを細かく伝えてくれないと正直わからないと思うんですよね。そういう場合はテキストコミュニケーションだけではなく、電話で伝えたり、絵を描いたりしてイメージで認識をあわせる方法が必要です。
ー上野さんがコミュニケーションで意識されていることは具体的に何でしょうか?
例えば、自分もメンバーもそれぞれ、実現したいことや相手にしてほしいことがあります。それを相手に伝えたものの、自分が思ったとおりに完成されていなかったり、方向性がずれていたり、認識の齟齬が起こったりするんですよね。人に伝えるコミュニケーションは難しいと感じています。さらにフルリモートワークになってしまったので、余計にコミュニケーションが難しくなりましたね。私個人としては、できるだけ主語と目的は明確にして相手に伝えるように意識しています。
ー意識して伝えるのは大事ですよね。常駐先で働くのに不安や孤独を感じることはありますか?
現在はフルリモートになったこともあり、自室でパソコンと一日中睨めっこする状態なので孤独を感じますね。解消方法としては自分からアクションを起こすことですね。自分からチャットに開発情報などの発信をするようにしています。いろんな人から反応やコメントをもらえると嬉しいですね(笑)。また常駐先のチーム内でも、朝会での雑談を日課にすることを心がけています。
ー自らアクションを起こして、ご自身のテンションやメンバーとの繋がりをつくるのは素敵ですね。転職経験のある上野さんですが、これまでの経験から現在の会社の強みや良さはどのようなところだと思いますか?
やはり一体感の強さは、他社にはない良さなのかなと思いますね。それに、今までは自分が歯車の一部という感覚で働いていましたが、ワールド情報に入社してからは自分も歯車の外側にある箱を大きくしていける感覚が強いです。実際に、会社がどのように大きくなっていくのかを自分の目で見れる会社であることが強みだと思います。
ー会社が大きくなる過程を伴走できると、見えてくるものが全然違いますよね。一体感は会社単位で感じるのでしょうか?
そうですね。一体感があるのは開発組織の中だけではなく、弊社が大事にしている営業・サポート・開発の3事業連携に通じますね。その連携が雰囲気として一体感を生み出しているのではないかと思います。
ー3事業連携が一体感を生み出している要素は何だと考えていますか?
社員全員が、どうしたらお互い良くなるのかを真剣に考えていることが一番大きい要素だと思います。会社をより良くしたいという思いから仕事をしているので、お互いの関係性がとても良く、社内のやりとりで嫌な顔をしない社員が多いですね。単純に嫌だからとぶつかり続けていても、物事は何もうまくいかないと思います。弊社では、3事業間で建設的な話し合いができているように感じますね。
ー部署間の垣根を超えて、同じ空気感を持っているのだと感じました。最後に上野さんの今後の展望を教えてください。
私の展望は二つあります。まず一つ目は、現在の課長職からステップアップして部長職に就くことです。直近のキャリアとして、開発部を管理しながら開発業務もおこないたいですね。もう一つは、モバイルアプリの開発案件に携わることです。実はこれまで携わってきた開発案件のほとんどがWebシステムなんです。
今では日々さまざまなモバイルアプリが登場しているので、私もモバイルアプリの開発をしたい気持ちが強くなっています。その思いになったきっかけといえるのが、社内開発した位置情報共有アプリ「chidori」です。実は「chidori」は、私が初めて作ったアプリでもあります。社内でプロジェクトチームを立ち上げて、有志で参加したいメンバーを募って完成したアプリです。なかでも私はプロジェクトリーダーをさせていただきました。やはり自分で作った最初のアプリなので愛着がありますね。「chidori」をバージョンアップして他のサービスと連携できるかを模索したり、「chidori」に関連したサービスで売り上げをつくれたりしないかと考えております。
(開発に携わった「chidori」メンバーと写真撮影したときの様子)
編集者のひとこと
今回は、未経験から開発職になり、客先常駐型で働いている2人のお話にお話を伺いました。
改めてインタビューの様子を振り返ると、ワールド情報への第一印象・入社の決め手の一つとして「人柄」「一体感」といった雰囲気に触れていることがわかります!客先常駐型となれば物理的に離れたところで働くことになるため、「その印象を感じられなくなってしまうのでは?」と思いましたが、それは勝手な思いこみだと気づきました。
取材内容からは、リモート下でも心地良いコミュニケーションがおこなわれ、人間関係も良好な様子が伺えます。
常駐先での働き方や働く社員の声が気になる方がいれば、ぜひ2人の取材内容をご覧ください。
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