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新入社員が聞いてみました!【代表取締役社長 秋山由香ってどんな人?】

Playceは代表取締役である秋山が、いまから約13年前の2007年9月に立ち上げた会社です。新卒で編集プロダクションに入社、出版社を経てフリーになり、会社を設立したという秋山は、いったいどのようなきっかけで、編集者やコピーライターを目指すことに決めたのでしょうか? 努力したこと、失敗したこと、若手のうちにやっておくとよいこととは……? 

今回は三好からバトンを引き継ぎ、新卒ライターの久保がインタビュー。新卒目線、若手目線で、気になることをぐいぐい質問しました!

久保:僕がPlayceに配属されてからもう4か月も経つんですね……。あっという間の毎日で、初めて出勤した日のことが遠い思い出のようです。

秋山:初日はめちゃくちゃ緊張していたようですが(笑)、今はすっかり慣れたみたいですね! 嬉しいです!!

久保:はい! 先輩たちにサポートしてもらいながらではありますが、取材に行くことや原稿を書く機会が増えてきて、少しだけ成長したような気がしています。

秋山:それは心強い。今日はよろしくお願いいたします!

書き続けていたことが今の仕事につながった

久保:まず、秋山さんがライターになるまでの話を聞かせてください! そもそも「書くこと」に興味を持つようになったのはいつ頃なのでしょうか? どんなことがきっかけでしたか?

秋山:幼稚園の年長さんの頃、一緒に住んでいた祖母とお手紙交換を始めたことがきっかけです。その日の出来事や感想、質問などをメモ帳に書いて持って行くと、早ければ数時間後、遅くとも次の日にはお返事を届けてくれました。ごくごく簡単な短文しか書けませんでしたが、それでもお返事をもらえることが嬉しくて……。お習字の先生をしていた祖母のきれいな文字を眺めるだけでもワクワクしたことを覚えています。それで、毎日、欠かさずにお手紙を書くようになりました。

「書くことへの興味」と「将来の夢」がなんとなくつながったのは、小学校1年生のときのことです。国語の授業で作った拙い詩を、なぜか担任の先生が猛烈に褒めてくださって。私の母に向かって「彼女は国語や文章に関して独特のセンスを持っている。これを大切に育てることで、将来の道が拓けるかもしれない」というようなことを言っていたのですよね。それを聞いて、ぼんやりとですが、「国語が自分の未来をつくるのだなあ」というような意識を持つようになりました。

久保:小さい頃から、国語や文章に触れて、意識する環境があったんですね。

秋山:まあ、国語以外の教科が壊滅的に苦手で、国語をよりどころにするしかなかったというのもあるのですが……(笑)。以来、日記を書いたり、小説を書いたり、クラスで行うお楽しみ会用の出し物脚本を書いたり、校外の友だちと文通したりと、なにかしら書くということは続けていたように思います。

それから小学6年生のときに学校の授業で取り組んだ「気になる職業の人に取材して新聞を作る」という課題もよく覚えています。自分で誰に取材するかを決めて、アポイントを取り、インタビューに行かなければならない、という、小学生にとってはまあまあハードな内容でした。「これは、文章に関する仕事をしている人に取材にいくしかあるまい!」と鼻息荒く対象者を探し始め、友だちのお父さんが作家であることを思い出して、即、交渉してインタビューへ。「作家さんって普段どんなことをしているんですか?」とか「アイデアはどうやって出すんですか?」といったことを質問し、「書く」という仕事の実態や苦労、「編集者」という職業の重要性を知って、改めて「作家か編集者になりたい!」と思うようになりました。

久保:そんな授業があったんですね……! それ以降は、ブレることなく一貫してこの業界を目指してきた、という感じなのでしょうか?

秋山:はい。国語の教師になりたいと思っていた時期もあり、実際に大学では教職課程を取っていたのですが、「国語、書く仕事、クリエイティブ」みたいなところから離れたことは一瞬もなかったように思います。中学生以降は、雑誌や新聞に投稿しまくったり、同人誌をつくって販売したり、TRPGのシナリオを書いてゲームマスターをやってみたり、演劇部に所属して脚本を書いてみたりと、書くだけじゃなく「書いて発信する」という動きをひっきりなしに行っていました。読書も大好きで、徹夜で本を濫読することも。学生時代に本当たくさんの素晴らしい本に出会いました。

いま振り返ると、たくさんの文章を書き続けてきたこと、書いたものを発信してフィードバックを得る経験を多くしていたことが、仕事に生きているのかなあと。また、よい本をたくさん読んで言葉や知識をインプットしてきたことも、とても貴重な糧になっていると感じています。

どんなことにも前向きに挑戦してきた新人時代

久保:新卒で編集プロダクションに入社し、その後出版社に転職したとのこと。駆け出しの頃はどんなお仕事をしていたのでしょうか?

秋山:編集プロダクションに勤めていたときは、主にゲーム攻略本の編集アシスタントをしていました。先輩のお手伝いをしながら、雑誌の欄外にある100文字ぐらいのミニコラムを100本ノック的に書かせていただいたり、数週間で攻略本200ページ分ぐらいの原稿を書くというなかなかハードなお仕事を任せていただいたり……。残業や徹夜も多く、決してラクではありませんでしたが、入社1年目の早い段階で同一フォーマットの原稿を大量に書くという経験ができ、とても大きな力になりました。なによりやりたいことをさせていただけていたので、楽しかったです。

出版社では、ファミリー向けPC雑誌の編集部で、主にゲーム系、Web系の企画を担当していました。編プロ時代はライター業務を行うことが多かったのですが、ぐっと企画編集業務を担うことが増え、ここで基礎的なディレクションスキルが身に付いたように思います。また、編プロで受注側、出版社で発注側の立場を経験することができて、両者の気持ちやジレンマのようなものがわかるようになったという収穫も。自分の顔出し連載コーナーを持たせていただいたり、好きなゲームやキャラクタターに関する特集企画を担当させていただいたりと、とても自由に、楽しく、仕事をさせていただきました。

久保:新人の頃ならではの不安とか、何か辛かったようなことってありましたか?

秋山:人や職場に恵まれていたこともあり、不安はあまりなかったかも。ただ、思うように書くことができず悩んだり、自分のキャパシティを見誤って仕事があふれてしまい周囲の人に大変なご迷惑をおかけしたり、ライターさんや漫画家さんに逃げられたり(!)と、小さな苦労やトラブルは、それはもう、たくさんありました。でもそれ以上に、つくることで自分の世界が広がっていくことが面白かったです。

20代のときに意識していたのが、やってみないかと言われた仕事には臆せず挑戦する、誘っていただいた飲み会には片っ端から参加するというふたつのこと。声をかけていただけるというのは、なにかしら芽がある、興味を持っていただけているということだと思い、いつも「できるできないを考えるより、やってみよう、行ってみよう!」と思っていました。久保くんを含む新人のみなさんにもどんどん経験を積んでほしい。いろいろな人、知識、出来事、価値観に出会う面白さを知ってほしいなあと思っています。

人生は自分のもの、やりたいことを実現できる会社選びをしてほしい

久保:今回はWantedlyに掲載するインタビューですので、採用に関するお話も聞かせてください! これから秋山さんはどんな人と一緒に働いていきたいですか?

秋山:「成長に対して貪欲で、書くことが好きな人」かな。新しいことに果敢に挑戦する人、つねに成長を求めて努力する人、困難なことに対して前向きに取り組める人、そういう人と一緒に、切磋琢磨しつつお仕事をしていけると嬉しいです。新卒の場合は、現在のスキルよりも人柄や意欲を重視し、中途の場合は、実務経験と協調性や主体性を重視して採用を行っています。「周りが何とかしてくれる」と考える受け身の方は、うちには合わないかも……。仕事のため、成長のために必要なサポートは全力で行いますが、いちばん大切なのは本人の意志。成長しようとする意欲と行動がなければ、いつまでたっても伸びることはできませんから!

久保:聞いていて背筋が伸びる思いです……。その他、応募を考えている人に向けてメッセージはありますか?

秋山:自分のやりたいことを大事にしてほしいなと思います。自分の人生は自分ためにあるものです。会社のための人生でも、他人のための人生でもありません。希望と意志を持って、前向きに、ぜひとも、やりたいことができる会社を選んでくださいね。人というのは目標に向かって突き進んでいるときに、最大限のパワーを発揮するもの。そういうパワーや輝きを持った人が、心を動かすコンテンツをつくっていくのだと私は思います。

久保:お話を聞いていて、改めて自分がどうしてライターを目指したのか、原点に立ち返ろうと思いました。自分の目標をしっかり見定めて、そこに向かって経験を積む。そして、いろんなもの、人と出会っていきたいと思います。

秋山:はい! 前回のインタビューを担当してくれた三好さん、久保くん、おふたりの成長が楽しみです。

久保:まだ知らないこともたくさんありますが、これからも色々学ばせてください! 今日はありがとうございました!

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