PIAZZAのローカルプロモーション部で、大手不動産会社などをクライアントに企画営業などを担当する山崎さん。
「自分は地域コミュニティに恵まれていた」と語る山崎さんに、ご自身の地元のお話や高齢化する地域社会への想いをお聞きしました。
※この記事はPIAZZA公式noteからの転載になります。公式noteはこちら!
目次
生まれ育った川崎で、街づくりに関わる
物理的に人が減っていく街で、どう支え合うのか
今の課題はシニア層の利活用
生まれ育った川崎で、街づくりに関わる
ーー早速ですが、自己紹介をお願いします!
はじめまして!山﨑青(やまざき せい)と申します。
出身も現在の住まいも川崎市で、子ども3人と奥さんの5人家族です。
ーーずっと川崎にお住まいなんですね!川崎の街はいかがですか?
幼い頃から川崎の街に住んでいますが、特に最近の川崎市全体の街の変化・発展には驚いています。
今では新しい住民も多く、特にファミリー層などが多く住んでいて活気もあり、プラスな印象があります。
学生時代は今では考えられないくらい、少し恐いイメージもありましたので(苦笑)、とても住みやすくなっている街の変化に誇らしくも感じます。
幼少期や学生時代は、そんな川崎でスポーツを主にやっていましたね。
小学生時代は少年野球やスイミング、中学時代はサッカーと分かりやすいスポーツをやっていました。(決して上手くはないですが。。笑)
高校時代は地元や学校の友達といつも遊んでいたので、今思うとずっと地元のコミュニティを中心に生活してきたんだなぁと改めて実感します。
ーー今も川崎市内のまちづくりに関わっていますよね。川崎の街に対する山崎さんの愛が普段からよく伝わってきます!
そうそう。PIAZZAは地域のコミュニティと常に触れ合っていて、街について考える機会が多いですが、まさか自分がずっと住んできた街と仕事で関わるようになるとは思ってもみませんでした。
自分ごと化できるし、とても面白いですね。
写真)武蔵小杉(川崎市中原区)にある「イベントスペース KOSUGI 1」
山崎さんが担当するPIAZZA運営施設
物理的に人が減っていく街で、どう支え合うのか
ーーずっと川崎に暮らしていて、何か地域コミュニティの課題みたいなものを感じていたのでしょうか?
個人的なところで言うと、自分は地域のコミュニティに非常に恵まれているのかなと感じます。
出身も今の住まいも川崎なので、学生時代から親や親戚も含めた地元とのコミュニティとすぐ触れ合うことできています。
子宝にも恵まれて、子ども3人が通う学校や園、地域の習い事などそれぞれの学年の親同士のコミュニティにも参加しやすい環境です。
隣近所も同じような子育て世帯も多く、子どもたちと一緒に地元のお祭りに参加したり、地域のハロウィンイベントやお正月の「どんど焼き」に参加したりなど、コミュニケーション機会も多い方だと思います。
3児のパパとして、地域との交流を深めている山崎さん
ーーお子さん同士の繋がりから生まれる地域コミュニティがあるのは大事ですね。孤育てにならないためにも。
川崎に居て感じるのは、街の発展によってファミリー世帯を中心とした人口が増えて、地域コミュニティも活性しやすい街なんだと思います。
でも、少子高齢化の日本では全ての街が活性しやすい訳でもなく、個人主義や都市化の進展により地域コミュニティ自体は弱体化・孤立化していると思うし、地域社会のつながり自体はやっぱり薄れていますよね。
特に顕著に現れているのが、若者が離れてしまった(都市以外の)地域や街全体の高齢化です。
高齢者の孤独や介護の問題が日本全体で深刻化していて、以前の職場(※マーケティング系の会社)で取材させていただいた医療現場や介護現場でも、死活問題であることがまざまざと伝わってきました。
2030年には看取る場所が見つからない「看取り難民」が47万人と想定されていたり、2025年には5人に1人が75歳以上の後期高齢者になると予想されていたり、介護する側も高齢者になる老老介護などの問題が逼迫しています。
ーー「看取り難民」という言葉、初めて聞きました。
大きな総合病院は超高齢化社会に対してのリソースが無いので、数年前から日本全体で地域医療が推進されています。
おかげで訪問事業者数は増えて、利用者も3倍まで増えているようですが、肝心の医療人材・介護人材の方は都市化が進展しているので、地方は特に若者人口が減り、ケアする人材も減り、高齢者だけが増加するという悪循環に陥っていってしまっています。
そもそも協力できる人、支え合える人が物理的に地域から減っているこの大きな問題を、少しでもPIAZZAが介在することで、解決に繋がると良いなと思っているんです。
今の課題はシニア層の利活用
ーー超高齢化社会に向けて、PIAZZAという会社で何ができると考えていますか?
まずPIAZZAは、メイン事業として地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を提供しています。
これは地域住民が日常生活で必要とする情報(イベント情報、地域のおすすめスポット、地域ニュース・開店情報など)が入手できるアプリとしてその価値を高めていると思っています。
でもそれだけではないのがPIAZZAの面白いところで、各エリアで地域事業者の方とも連携して、リアルでの賑わい創出のご支援もさせていただいています。
そこからアプリとの相関関係を構築していたり、街のイベント情報を生成AIで読み取るチラシDX(チラデジ)にも取り組んでいたり。
デジタル×リアルの融合を実直に推進しているんです。
ーー「実直に」が大事なポイントですね!
そうそう(笑)
それができる珍しい会社なんじゃないかなと個人的には思っていますね。
現状、ファミリー世帯ではそういったデジタルとリアルを融合させた実績ができてきていますが、今後の課題としては、それ以上に母数が多いシニア層への浸透です。
ーーピアッザのユーザーさんの年齢割合をみると、ここ数年で多世代になりつつあります。コアユーザーさんの中には70歳以上の方もいらっしゃるのでそういう方々に使っていただきたいですよね。
シニア世代の方々にもっと使っていただけることで、サービスとしても、会社規模としても成長できるはずです。
シニア世代の方にも「ピアッザ」を広げていきたい
そうしてシニア層への実績ができてくると、超高齢化国家の日本をベンチマークしている諸外国への展開可能性もあると思っています。
ーー課題先進国の日本だからこそ、挑戦できることがまだまだありそうですね。
PIAZZAという会社で何ができるか?を1人で考えていると、発展的にいくつも想像ができるんですよね。
だから、いろんなバックボーンや価値観をもつ人がPIAZZAに集まって、それぞれの視点で挑戦してみて、課題解決に繋がると良いですよね。
個人としても会社としても、成長できる機会は多いと思うので、伸びしろしかないです!