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当事者意識の差問題に、少し触れてみよう

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当事者意識の差問題に、少し触れてみよう|平野哲也:オンリーストーリー代表|note
仕事してると、よく 『当事者意識を持て!』 みたいな話ってでるかなーと思ってて。 例えばありがちなのが、経営者が、もっと当事者意識もてい!てなって、社員側が、いやそこまで社員に求めても無理やろ みたいな構図で。 そこに対して、最近は経営者でも、 『そもそも当事者意識持ててもらえてないのって経営の責任だよねー。』 とか、そういう主張があったりなかったり。。 ...
https://note.com/onlystory_hirano/n/n8b7a2baf529c?fbclid=IwAR0pg2zl7qg9hKINO_1omvvc-wzKdKUwwGmnq30p7W4obhpPbvhKJQvT2cI



仕事してると、よく

『当事者意識を持て!』

みたいな話ってでるかなーと思ってて。

例えばありがちなのが、経営者が、もっと当事者意識もてい!
てなって、
社員側が、いやそこまで社員に求めても無理やろ

みたいな構図で。

そこに対して、最近は経営者でも、

『そもそも当事者意識持ててもらえてないのって経営の責任だよねー。』

とか、そういう主張があったりなかったり。。

で、ここに関しては立場や思想もあるから、一旦今回は直接的に触れず。

それよりも、『そうした差分がある中で、どうしたらうまくやっていけるか』にフォーカスした話を、少しできればなと思います。

目次

  1. それぞれが抱く感情の違い
  2. 皆どこかで当事者で、皆どこかで傍観者理論
  3. で、だからどうする
  4. とはいえ、当事者意識のレベル問題の話
  5. 船の大きさによって、乗る側とつくる側が変わる
  6. 最後に

それぞれが抱く感情の違い

前提、僕らの会社では、当事者と非当事者を、船をつくる側と乗る側みたいな表現をしてるので、ちょっとそういう表記を混ぜながら使っていきます。

まず、つくる側と乗る側では、相互に抱く感情が違うなーと思ってて。そこの理解大切だなと。

船を漕ぐ・つくる人が抱きやすいのは、『不安』だなと思ってて。

一方、船に乗る側のひとが抱きやすいのは、『不満』とかだったりするなーと。

これは実際の船に例えるとわかりやすいと思うのですが、自分が船のオールを持っていると

『右にいったら良いのか、左にいったら良いのか不安』

となるし。
一方、自分が乗る側だと

『なんで右に行くべきなのに、左に行くんだよ』

みたいな不満になりやすいと。
もちろん、『つくる側が不満をいうみたいなのもあるじゃないか』という声もあるかもですが、大切なのは、一次想起の感情が何かで。

実は不安だから、”なんでわかってくれないんだよ!”的に不満に言っているパターン多く、深掘ると不安なケースって多いのかなーと。

皆どこかで当事者で、皆どこかで傍観者理論

で、ここからが本題なのですが、基本的にそうして分かり合うのが難しい中で、差がある中で、じゃあどうしているのか?

それは企業でいうと、研修かもしれないし、1on1かもしれないし、合宿かもしれないし、仕組みづくりかもだし、役割を与えることかもしれないし。

その上で、色々な方法論が世の中にたくさんある中で、
本記事では違うアプローチを一つ紹介できればなーとおもうのですが。

それは、『皆どこがで当事者で、皆どこがで傍観者』ということで。

それは例えば

・ある人は仕事では傍観者目線強いが、家庭では当事者意識高かったり、・またある人は自分の趣味のコミュニティでは、当事者意識高かったり。・ある人は介護で当事者意識高かったり。

みたいなね。

で、こんなこというと、『いや、俺は今何も当事者意識高くないよ』という人もいるかとおもいますが、それも時系列を変えると見え方変わってくると思ってて。

例えば、高校の時の部活の時は結構高かったなーとかね。

人生単位での、当事者意識パワーの総量みたいなのがあり、それが分配されているようなイメージですかね。


で、じゃあどうしたら良いかという時に、一つ良いなと思うのは、自分が逆の立場の時で例えてあげると良いなと思ってて。

例えば、

リモート会議をしていて、自分が乗る側で『会議に出てるなら意見や反応しよう』と言われているが、特に反応できてない状況

みたいな時を例にとりましょうか。


これを、別の自分がつくる側の時に、一番モヤっとする事例に置き換えたりすると良いと思ってて。

例えば、

自分がご飯をつくった時に、相手が美味しいとも、うんともすんとも言わないで食べてる時。

とか。
ちょっとイラっとしたりする人もいるんじゃないかなと思ってて。

そうすると

「自分がリモートで全然反応しない感じって、ひょっとしたら自分がご飯作った時に、全く反応してくれないのと同じような気持ちになるのかな」

みたいに、自分ごとに近い感じでイメージできるのかなと。

*もちろん『会議で反応しないのと、食事で反応しないのは、ちょっと違う問題じゃないか』みたいな意見もあるかもですが、

あくまでも例えの一つとして、自分が一番響くこと、納得しやすいものと照らし合わせてあげると良いということが伝わってもらえたらなと。

で、だからどうする

その上で次のステップは、下記1,2のどちらかだなと思ってて。
例えば先ほどの例で言うと、

1,自分が乗る側の時に、つくる側の人に反応、応援する2,自分がつくる側の時に、乗る側の人の無反応を許容する

このどちらかの選択をすると良いのかなと思ってて。

例えば先ほどの例でいうと、
1『自分もつくる側のシーンの時反応求めるから、なら自分も逆の時反応してあげないとな』とか。

2『自分も乗る側のシーンの時反応できてないから、相手が反応しないのを許容してあげないとな』

みたいな感じです。

"自分は、乗る側の時に反応しないけど、いざつくる側の時は反応を求める"

みたいなのは、自分は良いけど相手は嫌だみたいな、わがままの極みジャイアン的になり、原理的にはバランスとれてなかったりするのかもなと。

ここで大切なのは、

自分がつくる(乗る)側でできていないことは、その場で出るのでなく、別の自分が乗る(つくる)側のシーンで出てくる。と捉えることで。

仕事のことが家庭ででるかもしれないし、逆かもしれんし、
自分が顧客の時の対応が、自分が売る側の時にでるかもしれんしね。

そう考えると、少なくとも僕の場合、少しだけ尊重したり、改善したりできたりしました。

とはいえ、当事者意識のレベル問題の話

とはいえこう話すと思い浮かぶのが
『いや、自分はわりと性格的に常につくる側でいる』
『あの人は、わりと性格的に常に乗る側でいる』

"だから、そもそも生まれ持った性格問題があるのではないか"ということで。

これに関して、僕の考えを先に伝えると、
人によってそのベースとなる度合いの差はあると思います。

ただ全員が白黒で0か100で分かれているわけではなく、比率の話かなと思ってて。

自分はどちらかというと、6:4でつくる側寄り、4:6で乗る側寄り。

みたいなね。

そのうえでもちろん、世の中に3%くらいだけ、この原理の外側の人もいます。常につくってる人とか、常に乗っている人とか。

ただ、それは外れ値なので、そこを例に挙げて全体に当てはめるのは、結構マクロで見るとむずいかなと思ったり。

船の大きさによって、乗る側とつくる側が変わる

もう一つあるのが、船の大きさ次第で乗る側とつくる側が変わるよなということで。

例えば一つ象徴的な話できればなと思うのですが。
以前、経営者をたくさん集めての会議があって。

*経営者=世の中から見たら当事者意識ある人たち
みたいなイメージあるかなと思って例に出してます。

当事者意識もって皆が進めているかと思いきや、その場では誰も意外と反応しなかったし、周りの動きを伺ってたんですね。

なので経営者の場合も、どこにでも当事者意識があるのではなく、

#自分の会社に対しては
当事者意識がある

みたいなケースって多いと思ってて。

実際、その集まりに対しては当事者意識がないとか、
例えば僕で言うと「オンリーストーリー」という会社にはつくる側になるけど、日本という船に対しては乗る側になるとか。

度合いの差で、マクロで見たら皆どこがで乗る側だし、どこかからしたらつくる側であることは多いんだなと思ってます。

最後に

最後に、一つ言えるのは、度合いの差はあれど、

全人類が当事者意識の差分問題で悩んでいる

ということで。

それはつくる側でも、乗る側でも悩む。
そして、皆どこかではつくる側で、どこかでは乗る側だったりして悩むわけです。

だから、今悩んでいるのはあなただけではないです。
かくいう僕も、今までも、今も、これからもずっとそうなので、自戒を込めて。

だから、今日少し差分でイラッとしたら時に、
この記事が少しでも救いになれましたら、幸いです^_^

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