Webコンサルティング事業部で長期インターンを行っている森行範です。 今回は、8/19~21、9/2~4の2度開催された短期サマーインターンシップ "MIILION DOLLAR BOOTCAMP 2016" についてご紹介します。
インターンの具体的な内容はなかなか公開されないことが多く、「どのようなコンテンツだったのだろう」と疑問を抱くことも多いと思います。ぜひお読みください。
MIILION DOLLAR BOOTCAMPとは
MIILION DOLLAR BOOTCAMP (MDB) とは、ナイルが実施している短期ジョブ型のインターンイベントです。2013年から毎年実施されており、今年で4回目になります。
MDBには以下の3つの特徴があります。
①100億規模のビジネスをたった3日で作ること
MDBで参加者に課されるミッションは、「3年後に100億規模の事業価値を持つようなビジネスプランを2泊3日で完成させること」です。事業領域の選定から課題特定、戦略立案、競合分析までを僅か3日間で行うために、いかに効率的に実のある議論を進めていくか、という点が重要になります。
またMDBの特筆すべき点として、実際に3年分の予測PLを作成します。「一見良さそうだが、地に足がついていない非現実的なプラン」で進めたチームはこの段階で挫折することになるなど、本質的なビジネスプランの提案が求められます。
②投資家として活躍する審査員の前でフラットに評価されること
MDBの審査結果は、審査員である投資家が判断した評価額で順位が決まります。今年の審査員を務められたのは、弊社代表に加え、LINE株式会社 元CEOの森川氏、クックパッド株式会社 元CFOの成松氏、日本ベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長の奥原氏といった実際に投資やビジネスの最前線に関わっている方々でした。
審査員の方々には、「実際にそのビジネスプランが自身のところへ持ち込まれたらどのような評価をするか」という観点でフィードバックや評価額の決定をしていただきました。展望のありそうな領域を選んだチームに対しても、「そのプランは誰が発案したのか。本当にその領域でビジネスをやり切りたいという強い思いはあるのか」といった点にまでフィードバックをされるなど、単なる学生の提案扱いはしていない点が印象的でした。
③メンター役の社員が深くコミットすること
一般的なジョブ型のインターンでは、メンター役の社員は助言と評価に徹し、場合によってはたまにしか議論を見に来ないパターンも多いでしょう。MDBでは、メンター、サブメンター役の2名の社員は常に議論に参加し、学生と同様に「チームの一員」として動きます。具体的には、チームに欠けている要素に合わせて議論のディレクションを行い、更にはアイデア出し、資料作成などを行うこともあります。
このような社員側の参加姿勢の結果、学生は議論から資料作成まであらゆる面で社員以上のバリューを出そうと全力で取り組み、深い成長に繋がるのです。
具体的なコンテンツ
MDBの各コンテンツを紹介していきます。
オリエンテーション
最初に3日間の流れや課題の説明が行われました。参加者の皆さんは緊張した面持ちで聞いていました。
事前課題発表
円滑に議論を進められるように、参加者には事前課題として任意の市場についてリサーチをして来てもらいました。このリサーチ結果を発表し、投票の結果選ばれた上位の参加者のプランを基に議論を行うことになります。
参加者内では和やかな空気が流れつつも、これから始まる議論に向かい徐々に緊張感が高まっているようでした。
セミナー
参加者の知識を平準化するために、「ビジネスプラン」と「ファイナンス」のセミナーを弊社コンサルタントと取締役より行いました。
議論開始
議論が始まり、皆真剣に取り組んでいます。最初は順調でも詰まり出すチーム、当初の事業領域から大きく転換するチーム、意見が分かれ全く進まないチームなど、各々課題を抱えつつも乗り越えていきます。
中間発表
2日目には中間発表が行われました。その時点までのアウトプットの発表に対し、不足している観点の提示や軌道修正のアドバイスといったフィードバックが行われました。
最終発表
3日間の激しい議論の成果を審査員にぶつけました。評価額が0円から数億円とチームにより結果は分かれましたが、どのチームにも真剣な努力が見られるという審査員のお言葉がありました。
参加者の声
実際に参加された学生の声を抜粋してお伝えします。
「学生以上にコミットしてくださったメンターに本当に感謝しています。学生3人の議論がまとまらない時や堂々巡りをして、イライラなさっても仕方ないのに、黙って見守ってくださったり、そっと方向性を示してくださったりして純粋にうれしかった。」 (早稲田大学 Nさん)
「実際に会社を経営する方々からのフィードバックから、社会に対してどのような問題意識を持たれていて、どのような課題を持たれているのかを学べてよかったです。」 (お茶の水女子大学大学院 Nさん)
「かなり楽しいワークで来年も参加したいです。むしろ、もう一回初日からやり直したいです。熱意がひしひしと伝わってきました。」 ( 京都大学大学院 Kさん)
「自分では考え付かない発想に出会えて勉強になりました。ストレスなくワークできたのもメンター・仲間に恵まれたからだと思います。ありがとうございました。」 (東京大学大学院 Iさん)
まとめ
長期インターン生はMDBに運営サポートという形で関わりましたが、3日間を通して参加者の方が自身の課題に気づき、乗り越えていく様を目の当たりにし、とても刺激的でした。
今回のインターンは、ただ新規事業の作り方を学ぶだけではなく、本気の議論を通して自身の視座を高め、今後伸ばすべき点を知ることができたものであったと思います。
今回参加された皆さんが、課題や強みなど、何か少しでも得たものがあれば我々としても嬉しく感じます。
また、このMDBを皮切りに18卒採用が始まりました!
ご興味のある方は、弊社の代表が登壇する説明会へお越しください。 9月27日より週1で実施予定です。 まずは話だけ聞きたいという方も歓迎です。 (日程、応募方法詳細は下記リンクより)
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長期インターンもまだまだ募集中です。コンサルタントとして専門性を得てみたい18,19卒の方はぜひご応募ください。
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※ナイルの長期インターンで得られるものについてはこちらの記事をご覧ください。
1年間の長期インターンで変化したこと https://www.wantedly.com/companies/nyle/post_articles/32814
"コンサルタント"としての長期インターンで得られる成長とは https://www.wantedly.com/companies/nyle/post_articles/30893