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#1【ノベルワークス設立秘話】悪しき日本のルールを壊すためにジャパニーズ「みかん」を作る!?社会課題解決のためサラリーマンから社長になったシステム屋の話

ノベルワークスの人と想いを伝えるシリーズ記事「ノベルハーツ(novel hearts)」

第一弾は、筋肉キャラでお馴染みの代表満村に「社会の不条理なルールを壊したい!」そんな想いで設立した会社の秘話を語ってくれました。

1、「あるべき正しい組織」を作って新しい常識を作る!?会社設立の背景

ーー会社設立の背景について伺いたいのですが、きっかけは何でしたか?ーー

満村:大学卒業後、大手企業でシステム屋として働いていましたが年を重ねるごとに社会や国のルールにしばられ不条理な仕組みがよく見えるようになり、組織で働く中で「もっとこうしたい!」という思いが塵も積もって爆発したことがきっかけでしたね。

真っ先に変えたかったのは「働く場所」が限定されてしまうこと。
場所や時間が限定されることで働きたいのに働けない人が一線を退いてしまう不条理を感じたことがありました。
私自身幼少の子供が体が弱く仕事を休まざるをえない時がありプロジェクトから外されたことがありました。その時に「働く場所を問わない仕組みが必要だ」と強く感じクラウドの技術に興味を持ったのが大きなきっかけです。
たぶんこの「働く場所と時間が一定であること」こそが”男女格差”を生み出す要因の一つだとも思いましたね。

働く人個人や企業、日本社会全体としてそれぞれに複雑な事情があり、これまで培われた文化や風土はなかなか変えることは難しい。でも変えなければ日本企業はいずれ欧米や中国の巨大資本に飲み込まれてしまう。いつか国そのものが乗っ取られてしまうんじゃないか。そんな危機感を抱き「時代に即した組織を作ろう」そしてその組織で働く仲間が新たに起業することで新しい概念を持った組織をどんどん増やし、”日本経済復興の一助になろう” そう考えて会社を設立しました。

設立当初はこんな大義を掲げて「いつか”ジャパニーズみかん”(アップルにかけて)になって世の中を変えるぞ」といつも思ってましたね。(笑)



2、システムの力で不条理な古のルールを破壊!日本の仕組みを再定義

ーー革新的な発明をしたAppleのように、これまでにないまったく新しい組織を作り出すという
熱い想いで設立されたんですね。
「もっと組織や社会をこうしたい!」と爆発した時のエピソードを聞かせてください。ーー

満村:会社を興してからは”働き方”だけでなく、いろいろな世の中の不条理が目に付くようになりました。(仕事がなかったのでネタを探していたので笑)

私はもともとシステム屋だったので無駄なことが大嫌いだったんですね。
そんなある日とある情報番組で「農家の跡継ぎがおらずどんどん廃業している」事実を知りました。
その理由の多くは「どんなに頑張って愛情を込めて作っても高く買って貰えない」農協の存在でした。
ICTの無い時代には、農協の存在は多くの生産者を救う大切な役割を果たしていましたが、今ではICTを
活用できる農家とできない農家に大きな格差を生み出す結果になってしまってるのです。

ICTを活用できる農家ではその価値がわかる消費者とダイレクトに繋がることができるのに、活用できない農家では農協の仕組みが消費者と農家のサプライチェーンを阻害するような状況になってしまっているんです。
誰でも容易に扱うことのできるシステムがあればICTの活用で出遅れた人達にも直接消費者と繋がれる
機会を作ってあげられる。戦後から変わらない古い仕組みから解放して自分の仕事に誇りを持って働いてもらえるんじゃないか。そのために最新のテクノロジーを駆使する組織を作り、変わらない古のルールを一つずつ破壊していかねばならない!

昔の優秀な先祖達が考えに考え抜いて素晴らしい仕組みを作ったけど、仕組みやルールに縛られすぎて
変化できないのが今の日本。
私たちの先祖が守り築き上げてきた国力は高度経済成長期から変わることなく、どんどん他国にその座を奪われている。アメリカ、中国、インドにも抜かれて待ったなしの状態です。

だから日本のそういう古の仕組みを破壊して、今の時代に則した”システムありき”の新しい仕組みを再定義したいと思っています。



3、武将に学び、先人の思いを引き継ぐ!前へと突き動かすものとは?!

ーー会話の中で昔の人をとても尊敬しているように感じたのですが、そのような考え方になったのはなぜだと思いますか?ーー

満村:まず、歴史が好きです。特に戦国時代の武将の生き様がかっこよくて武士道精神に大きな影響を
受けてますね。
戦後の復興に尽力したパワフルな私の祖父世代(明治・大正生まれ)くらいの人達はそのスピリッツを
持ち何もない焼け野原から欧米諸国に負けない現在の日本の礎を築きました。想像を超える努力で作り
あげた先人達を尊敬するとともに、その想いを引き継ぎ、これからの子供達に明るい未来を届けたい。

大義のために努力を惜しまず成し遂げようとする姿勢は私の美学になっているし、長く一緒に働いているノベルのメンバーもそれを感じ取ってくれてると思います。


4、公平に評価される世界へ!世にはびこる男女格差に直面した出来事

ーー少し話が戻りますが、働く上での”男女差”についても言及されてます。そのことについて考える
きっかけが何かあったんでしょうか?ーー

満村:そうですね、会社を設立したときには結婚していて、妻も働いていたんですが、子供を授かり産休に入ったことをきっかけに同期の男性社員との出世レースに差がついてしまったそうなんです。彼女は「男性に負けたくない!」とバリバリ働くワーカホリックな女性だったので少しばかりの産休でハンディを背負わせるなんてバカだなぁと思ってました。
まぁ”働く場所と働く時間”が評価基準になってれば致し方なしってところもありますけどね。
まぁまぁイケイケな大企業でも仕事に対する評価がアップデートされていないので、社会全体がそうなんだろうと。

国は国民総生産とか言ってるのに”男尊女卑”と勘違いされてしまうような基準から未だに抜け出せて
ないんです。おかしいですよね。
いまだに子育てや家事は女性の仕事とされて、社会での地位を向上する機会が奪われていると思うん
ですよね。もちろん望んでその選択をされる方も一定数いらっしゃいますが。

今は筋力や胆力にものを言わせて体を張って戦い家族を守ることが仕事の時代じゃありません(笑)
スマートにクレバーに知力を駆使して働く時代です。(体力と精神力も時には必要ですが)

ですので、ノベルワークスでは男女性別は関係なく対等に公平に機会を与えようと思いました。
世の中には同じように家事や子育てに追われて働きたくても働けない「眠れる優秀な人たち」が
たくさんいる。そんな人たちが働ける環境と公平に評価される仕組みがあれば、日本の労働力は簡単に倍になると思うんですよね。

実際に今一緒に働いてくれているバックオフィス統括のホリホリさんはまさにそうですね。子育て中でほぼリモートとたまーに出社で働いてくれてます。
入社時は「事務しかできないんです」と言っていたけど、毎年自主的に何か勉強して、今では法務・
経理・ISO・情報セキュリティ・内部統制までカバーしてくれていて本当にめっけもんでした(笑)

優秀で働きたいのに働くルールが古かったり仕組がなかったり。
誰にでも公平に機会が与えられ公平に評価される社会の実現のために、自社で検証・証明していきたいと思っています。



5、新たな常識をもつ組織!?ジャパニーズ「みかん」がここに!

ーー会社を作ってから「世の中を変えたい」と目標にしてきたことを達成できた部分はありますか?ーー

満村:今の社会のルールにおいては、自分が思い描いてきた組織像に限りなく近い「仕組み作り」ができたと思っています。
男女区別なく優秀な人が正当な評価や対価を得られる人事考課はもちろん、社員一人一人が組織の駒ではなく主役として働くことができる仕組みや風土ができたと思います。

そもそも自走する組織を作るには”経営者目線で働くことが大切”とか言われますが、実際経営してないんだからそんなこと無理でしょ(笑)
一人一人が主役になれる機会を用意し、その機会に何をするかも自分達で決めることができる。
そしてその機会をどんな成果につなげたかがダイレクトにチームに還元され、役割に応じて各個人に還元される。働き方ももちろんクラウドの活用でいつでもどこからでも働ける仕組みが整備されています。

悪しきルールを破壊し、古き良きルールは継承し、新しいルールを再定義する。
そうすることで働く人すべてが主役となり、大きく成長していける組織の基盤が作れたと思います。


ーー日本の経済成長や社会課題解決のために、まずノベルワークスという小さな組織の中で一つずつ企業課題を解決し”モデルケース”として提唱していこうするその考え方の根源は、先人に対する尊敬や感謝の想いがあることが伝わってきました。インタビュー前はシステムの専門用語など業界のお話がたくさん出てくるのかと思っていましたが、何かを作るには強い想いが必要なんですね。

MVVや経営者目線など「”こうあるべき”ビジネス志向」がいくつもうたわれていますが、一番大切なのは「成し遂げたいこと、楽しむこと、大事にしていること」がブレず、やり続けることだと感じました。

次回はノベルワークスの「サービスプランとそこに込められた想い」についてご紹介します!ーー


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