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漫画家を尊敬する僕たちがあえて「漫画家のために」と言わない理由【9 Values: すべては漫画のために】

こんにちは。ナンバーナインの取締役CXO・小禄(ころく)です。

このストーリーでは、弊社が掲げる「9 Values 2.0」という5つの価値観について、その価値観とは何なのか、なぜその価値観が大切なのかを一つずつ解説した代表・小林のnoteを再編集して公開いたします。

本日お伝えする価値観は、「すべては漫画のために」

ナンバーナインがなぜこの価値観を大切にしているのか、ぜひご一読いただけますと幸いです。

"Because We Love Manga!"

前回に引き続きナンバーナインの価値観「ナインバリューズ2.0」についての話ですが、今日は「すべては漫画のために」について語りたいと思います。

これはスローガン的には「Because We Love Manga!」という感じです。

「Because We Love Manga!」

実はこれには元ネタがあります。

クエンティン・タランティーノという有名な映画監督がいます。映画撮影というのは、演技が一発で撮り終わることってほとんど無いみたいなんです。だから、何カットも撮ったりします。

何カットも撮っていくと役者さんはすごく嫌な顔をします。当然ですよね、できることなら一発で終わらせたいし。役者さんだけじゃなくて、カメラマンもみんな嫌なんです。カットの数を重ねると無駄に仕事が増えていくから。

だけど、タランティーノ監督は妥協せずに何度もカットを出すことで有名な映画監督らしいんです。

ただし、カットを出した時には必ずこう言うそうです。

『今のはオッケー! オッケーだけどもう一回。なぜなら……』とタランティーノが言うと、スタッフみんなで『Because we love making movies!(おれたちは映画を作るのが好きだから!)』と声を合わせる。
シネマトゥデイの記事より引用

それこそナンバーナインの価値観である「ベターではなくベストを目指す」に近いのですが、「もっと良いものを撮るために、もう一回やり直そうぜ!」「もうワンテイクやろうぜ!」という意味合いが込められているんです。

漫画家さんと僕らは対等で、上下はない。

「すべては漫画のために」も同じです。

「良いアイデアだね!でも漫画のために何ができるか、もっともっと考えていこうぜ!」って僕が言ったら、みんなで「(なぜなら)僕らは漫画が好きだから!」って返せる組織にしたいなって。

もちろん「すべては漫画のために」といっても、漫画家さんのわがままとかお願いを何でも聞くかっていうと、そういう事ではないです。「漫画家さんに収益の100%を全部還元していこう」「僕らはボランティアでやっていこう」とか、そういう事でもありません。

基本的には、漫画家さんと僕らは対等な立場で、どっちが上とか下とかではないと思っています。

ここらへんの話はこちらのnoteでも記載しています。
※ナインバリューズ2.0になる前の価値観について

そして、少なくとも僕らは「漫画が好きだ」という思いで集まって仕事をしているメンバーなので、まず何よりも漫画にとって何が大事なのかを考えていこうよっていうことです。

漫画の文化や歴史をリスペクトした上で、可能性をさらに広げていく

漫画の未来を考えていくと、マクロな視点で見なければいけない局面が必ず訪れるため、「そこを見ていても仕方ないよね」っていう部分が出くることもあります。

でも、僕らの価値観は「すべては漫画のために」であり、漫画をもっともっと良くしていくことに重きを置いています。

これはこの間のnoteでも書きましたが、ナンバーナインがいま目指していることは「漫画をもっと、解放する」ことです。

解放していくとは、漫画業界を変えていくのではなく、もっと広げていくということ。


既存の出版社さんを僕はめちゃくちゃ尊敬していて、僕の大好きな漫画も出版社さんのおかげで出版されています。出版社さんがいなければ、今の漫画業界は無いと思っています。

だからこそ、出版社さんが築き上げた文化や歴史をリスペクトして、それをもっともっと広げていきたい!!

それがナンバーナインの目指している「すべては漫画のために」という価値観です。

漫画をもっと、解放する。

そして漫画をもっと、広げていく。

今日もありがとうございました!

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