こんにちは、マイネット採用担当です!
弊社の社員や仕事内容を知って頂くため、若手社員インタビューを行ないました!
連載企画で5名のインタビューを行なっていきます!!今回は第四弾!デザイナーの西田さん。新卒入社1年目の西田さんにマイネットでデザイナーとして働く魅力について語ってもらいました。
是非、ご覧ください!
◆どんな学生時代を送っていましたか?
大学から大学院と美大で日本画を専攻していました。
大学時代は全く就職を考えておらず、画家を目指していました。日本画のグループ展参加、京橋で個展開催、上野公募展への出展、学芸員の資格取得、美術館での実習などに取り組んでいました。また、ミュージカルのフライヤー制作を依頼されたり、制作アートイベントにパフォーマーとして参加したりしていました。
一般的に作家として活動するとなると、ギャラリーに展示し自分のファンを増やして、画家になることを目標にします。その予備軍となるような人が美大にはたくさんいます。私もその道に進むと思っていたので、描いては発表して、描いては発表して…という学生生活を送っていました。
◆いつから就職しようと思ったのですか?
就活をしようと思ったのは、大学院に進学してからです。
大学時代は気付かなかったのですが、進学し、深く学んでいくうちに「描く」ことへの違和感を抱くようになり、心機一転で方向転換をし就職を決意しました。
それからは就職を視野に、1年間インターンとしてWeb記事の執筆を行ない、積極的に企業の説明会にも参加するようになりました。実際に説明会に行くようになり、話を聞いてみると、これまで抱えていた違和感の正体がわかりました。
それは「デザインにはゴールがあって、アートにはない」ということです。
アートは、「意思を表現するもの」であり、信念を貫ける人が大成すると思います。なぜなら、「作品を否定される=人格を否定される」と捉えてしまうため、なかなか曲げることができないからです。誰に何を言われても、自分の目指すものを追求し没頭することが最も大事であり、生涯かけて表現するのがアートです。
一方で、デザインは違います。
デザインは、「目的を表現するもの」であり、ユーザーにとって良いものを作ることが仕事です。他人の意見に耳を傾け、修正を重ねていく中で最適解を見つけ、表現します。つまり、ゴールに向かって試行錯誤しながら進めていく仕事がデザインなんです。
私には、ずっとやってきたアートよりもデザインの思考性の方が合っている、と気付いてからは、絵画ではなく「デザイン」を仕事にしたいと思いました。
—方向転換をして大変だった点は、どういったところですか?
私は絵画系の出身なのでデッサンの基礎力はありますが、Photoshop・Illustratorといったデジタルツールの使用経験やデザイン経験がなかったことで苦労しました。
就活中は見よう見まねでもなんとかデジタルで作品を制作して、やる気が伝われば!という心境でした。
不足する部分は、インターンでWebライターとして記事を書いていた経験、その記事や考え方でアピールしたのを覚えています。
◆マイネットを知ったきっかけはなんですか?
ポートフォリオ展示会という就活イベントに参加し、マイネットを知りました。
その後「会社訪問にきませんか?」と声をかけていただき、そのまま選考に進みました。また、会社説明会などで話したマイネットの社員は、ロジカルな方が多く、それがかなり好印象でした。数値やデータを大切にしている会社であることを知って納得しました。
絵画世界の感覚的な価値観の中で苦しんでいたので、そのロジカルな部分の心地よさに非常に惹かれて選考を受けました。
◆マイネットに入社を決めた理由を教えてください!
2点あります。
1つ目は、「扱っているタイトル数が多い」ことです。
未経験だった私にとって、これからデザイナーとして成長できる環境が多いことが魅力的でした。ひとつの世界観に固執せず様々なタイプのものを作りたいという希望があったので「マイネットしかない!」と思いました。
2つ目は、「ロジカルな考え方」です。
研修では、考え方の基礎を教えていただき、あまりロジカルに考えることがない絵画の世界にいた私は「納得の連続」でした。これまでのモヤモヤした気持ちも解消されていきました。マイネットにはしっかりこの文化が根付いていて、言っていること・やっていることがリンクしていると感じたので、みんなで同じ方向を向いて仕事をしている実感があります。
◆入社してからこれまでに関わったお仕事と、現在の業務について教えてください。
2~3月は入社前インターンに参加し、4月に入社してからは2ヶ月の新卒研修がありました。6月に仮配属、9月から『刻のイシュタリア(※注1)』のプロジェクトにUIデザイナーとして本配属されました。
現在の業務はイシュタリアのプロジェクトでバナーやガチャ画像、イベント画像、SNS画像などの作成、カード化作業などを行なっています。
ー具体的には、どんな作業をしているのですか?
イラストレーターさんが描いたキャラクターイラストや、プランナーさんから届く仕様書をベースに、それぞれ目的に合わせた画像を作成していきます。
アイコン画像を作成する時はキャラクターの顔部分だけを小さな枠に収めますが、逆にガチャをひくページの画像は全身を大きく使用してキャラクターがより魅力的に見せられるような構図にする、といったようにゲーム内に必要な形に合わせて各素材やテキストを編集していきます。
また、仕様書に夏祭りっぽく!と依頼があると頭の中に具体的なイメージが湧きやすいですが、例えば2月に「如月セット」を出します!のように、抽象的で実態の無いものにイメージをつけないといけない場合もあります。正直、全く頭にイメージが湧かない時もあります。(笑)そういう依頼にあてはまるデザインを作るのは難しく、困った時はデザインチームの方々とアイデアを出しの作戦会議の打ち合わせをします
ー仕事をしていて、どんな時が楽しい瞬間ですか?
プランナーさんとデザインのイメージをすり合わせていくことは、難しい作業ですが私はこの仕事をしているときが一番楽しいです。プランナーさんの頭の中にあるイメージを目に見えるものにしていくのが、私たちデザイナーの仕事です。チームで作品を作っていると実感できます。
ー普段はどれくらいの量の画像を作成しているんですか?
1キャラクターにつき進化前後の差分も合わせて50個くらい必要な画像素材があり、1週間で5~6体のキャラクターをリリースします。
※注1:マイネットが運営するゲームタイトルの1つ。
◆マイネットで仕事をするうえで「やりがいを感じる時」や「壁に直面していると感じる時」はどんな時ですか?
作った素材が次の週にユーザーさんの目に届き、即反応があることが非常に面白いです。
例えば、私が作った画像を、ユーザーさんがスクリーンショットで撮ってくださって、それをもとにSNSで会話されているのを見かけると嬉しくなりますね。現在毎週更新があるソーシャルゲームの運営を担当していますので、そういった場面はよくあります。また、自由度の高い素材制作時に自分のアイディアを盛り込んだ画像を作成して、それが喜んでもらえるとなお嬉しいです。
逆に苦しかったのは、デジタルツールに関して私は初歩の初歩からスタートだったことです。
和紙に墨と筆で絵を描くことに時間を費やしてきた学生時代だったので、何が分からないのかも分からないような状態で、先輩社員の方々にたくさん教えていただきました。
今ではデジタルツールへの苦手意識はほぼなくなり、先輩方には本当に感謝しています。
◆今後のキャリアプランやこの会社で実現したいことは何ですか?
まずUIデザイナーとして一人前になりたいです!
色々なパターンのデザインに対応できるスキルを蓄えていきたいですし、必要な素材を使って最適なものを作れるスキルを身につけていきたいです。現状は、絵画からデザインへ180°C方向転換を実践中なので、その大変さを楽しんでいきたいです。ゆくゆくはもっと積極的に、携わるゲームをデザイン面から盛り上げていければ嬉しいです。
そのためにも今は基礎の時間も大事にしていきたいです!
◆これまでの新卒インタビュー
新卒採用で募集しているポジションごとに、先輩インタビューを掲載しています!就職活動から入社後に実際にやってきた業務の中身に迫っています!興味のある職種をぜひご覧くださいませ。