福岡から京都に移住転職した採用広報が体験した京都のうわさのあれこれ | ものレボ Blog
こんにちは、ものレボ採用広報担当です。 ものレボは京都に本社を構えるスタートアップ企業です。 京都は、誰しも一度は観光で訪れたり学生時代に住んでいたことがあったりと身近に感じる方が多い土地なのではないでしょうか。 ...
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こんにちは、ものレボ採用広報担当です。
ものレボは京都に本社を構えるスタートアップ企業です。
京都以外の関西圏から通うメンバーもいますが、その多くが京都へUIターンや移住してきたメンバーです。
何を隠そう採用広報担当の私も、数年前に故郷の福岡から京都に移住してきました。
今回は、もともと京都に縁もゆかりもなかった人間が京都に移住してきて感じた”京都暮らしの良さ”について綴ってみようと思います。
この記事を読んでいる方の中には、京都への移住転職を視野に入れている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事を通して、少しでも京都移住に魅力を感じて頂けますと幸いです。
▼前回の記事はこちら
京都に移住して最も変わった点と言えば、季節を楽しむようになったところです。
季節なんて別に京都でなくても体感できるやんと思ったそこのあなた。
京都の魅力は、わざわざ季節を感じにいかなくても、日常の中で自然と季節を体感できるところにあります。
京都には自然が多く、街中には街路樹が並び、山も近いのでどの方向に目をやっても季節ごとに色を変える木々を見ることができます。
春は、桜が鮮やかで美しく、夏は新緑が生い茂り、秋は見事に色づいた紅葉を、冬は雪が積もった山々を見ることができます。
木々の変化から、季節の移り変わりを体感し、楽しめるようになったのは、京都に移住してきてからでした。
▲京都で撮影された春夏秋冬の絶景たち。
福岡に住んでいた時にも自然を感じることはありましたが、ビルが立ち並ぶオフィス街で季節を楽しんだことは殆どありませんでした。
暑くなってきたな、寒くなってきたなという気温の変化から連想していたのは、もうそろそろ模様替えをしなければならないなぁという感情だったことを思い出します。
京都に来てからは、季節が移り変わることが楽しみで仕方がなく、毎週末どこかに散歩に出かけることが日課になっています。
京都には「三大祭」というものがあり、5月の葵祭、7月の祇園祭、10月の時代祭があります。中でも最も有名なお祭りは、7月の祇園祭です。
私が京都に移住してきたのは6月でその年はコロナで祇園祭が中止になり、非常に残念な気持ちになったことを覚えています。
日本だけではなく世界中から参加者が集まってくる祇園祭。2022年では、祭の参加者が一時約30万人(※)となり、東京都豊島区の人口とほぼ同じ人数が同時刻に祭に参加していたことになります。
※京都新聞調べ
祇園祭というと、京都の都市部が一斉に歩行者天国となり、大きな鉾(山車(だし)のこと)と出店が並ぶ光景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
▲京都のメイン通り四条通の真ん中にそびえたつ鉾。両脇には出店が連なる。
しかし、祇園祭は数日間のお祭りではなく1ヵ月かけて行うお祭りだということを皆さまご存じでしたか?
歩行者天国になるのは、1ヵ月の祭期間のうちのわずか3日間だけ。7/1から祇園祭は始まっているのです。
7月に入ると道路につぎつぎと鉾が立ち始めます。えいさえいさと人間が手作業で組み立てていく鉾には圧倒されます。
▲街のあちこちで大きな鉾が人の手によって組み立てられていきます。
しかし、最初にこの光景を見たときには正直戸惑いました。交通量の多いメイン道路の一部をわざわざ封鎖してまで大きな鉾を立てていたからです。交通の便よりも行事を優先する姿に驚いたことを覚えています。
夕方になるとお囃子が街中に響き渡ります。仕事からの帰り道、お囃子を聞くと、祇園祭がいよいよ始まるのだと毎日わくわくしていました。
京都の街の中心街が歩行者天国になる宵祭(前夜祭)の後は、大きな鉾が京都の狭い通りを練り歩く山鉾巡業を見ることができます。
お祭が始まるまでのワクワク感、そして当日の高揚感、お祭りが終わった後の寂しさ。すべてを感じることができるのは、京都に住んでいる人の特権なのかもしれません。
京都の代名詞、鴨川は、観光客として訪れていた時の見方と移住してからの見方が大きく変わりました。
観光客として訪れていた鴨川は、人が多くにぎやかな非日常な場所という印象でした。
カップルたちが等間隔に川岸に座り、コンビニで買った缶チューハイを片手に路上ミュージシャンの音楽に耳を傾ける。日中の京都観光で疲れた体を休めるべく、川岸で休憩するのが京都観光の楽しみでした。
また、夏には、鴨川沿いのレストランが川床というテラス席を設置するので、川床で風を感じながらご飯を食べることに一種の憧れを抱いていました。
一方、京都移住後は、非日常なにぎわった場所から日常に溶け込んだ安らぎ空間へと変わりました。
繁華街横の鴨川は、観光客で賑わい移住前と変わらない印象ですが、上流や下流の方に一歩足を踏み入れるととたんに静かになり、純粋に川の音と風景を楽しむ空間になりました。
▲鴨川沿いが通勤路という方に憧れてしまうほど毎日足を運びたい場所。
今までランニング=ダイエット(苦行)だと思い、家に引きこもってばかりいましたが、過ごしやすい季節の鴨川ランが楽しみになりました。
ふと故郷の福岡が恋しくなる時もありますが、京都で暮らす毎日はとても楽しいです。
観光地だった京都を住まいの京都に変えてみることをこれを期に一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
ものレボはそんな魅力的な京都に本社を構える中小製造業向けSaaSを提供しているベンチャー企業です。
積極採用中ですので、京都で働くことを検討される際には、是非当社の求人を一度見てみてください。