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福岡から京都に移住転職した採用広報が体験した京都のうわさのあれこれ

こんにちは、ものレボ採用広報担当です。

ものレボは京都に本社を構えるスタートアップ企業です。

京都は、誰しも一度は観光で訪れたり学生時代に住んでいたことがあったりと身近に感じる方が多い土地なのではないでしょうか。

しかし、半面、行ったことはあるけど、住む場所の候補になかなか上がりづらい土地が京都ではないかなと思います。理由は様々だと思いますが、その一つに「住むイメージが湧きづらい」ということがあるのかもしれません。

私は現在京都に住んでいますが、実は、生粋の京都人ではなく、数年前に福岡から京都に移住してきました。

この記事を読んでいる方の中には、京都への移住転職を視野に入れている方もいらっしゃるかもしれません。

ソトから見ていた京都とウチに来て感じる京都は確かに違うところもあり、この記事では京都移住を通して私が感じた「リアルな京都」をお届けしようと思います。

そして、少しでも京都に住むことを魅力的に感じて頂けますと幸いです。

さて、「京都」と聞くと皆さん何を思い浮かべますか?

私の友人調べでは、「神社仏閣」「和食」「本音と建前」「夏は暑くて、冬は寒すぎる」などの回答が出てきました。(私も移住前はほぼ同じようなものを思い浮かべていました。)

そして総じて皆が「観光で行くのは好きだが、住みづらそう」と言うのです。

京都は寒暖差が激しいって聞く。過ごしやすい気候のイメージが湧かないなぁ。
観光客として過ごす分にはちょうどよいけど、”ヨソもん”文化ってよく聞くし、住むのは違うかな。
京都=観光地。観光客が多くてどこも混んでいそう。移動もお店選びも大変なイメージ。

確かに、私も移住前は同じイメージを持っていましたし、住んでみてイメージ通りだと感じる部分もありました。しかし、この記事を読んでくださっている皆さんにお伝えしたいのは、「思っているよりも京都で暮らすってそんな悪いことじゃないよ」ってことなのです。

目次

・うわさ①夏は暑すぎて、冬は寒すぎる?
・うわさ②本音と建前を使い分ける”ヨソもん”文化は本当にある?
・うわさ③観光客が多くて住みづらい?

うわさ①夏は暑すぎて、冬は寒すぎる?

このイメージは、半分本当で半分違いました。

まず、京都の夏ですが、実は全国47都道府県のうち、猛暑日が最も多いのが京都だということはご存じでしたか?

全国47都道府県の猛暑日の平均日数は7.2日。

にもかかわらず、京都府の猛暑日日数ははなんとその倍以上の19.4日!そりゃ京都の夏は暑いと言われるわけですね。

※参考:気象庁 平年値の更新について ~平年値(統計期間1991〜2020年)を作成しました~

しかし、意外にも私自身、京都の夏が暑すぎて無理!となったことは今のところありません。京都よりも南の福岡出身だからでは?と思われそうですが、福岡の猛暑日日数は8.1日。京都の方が猛暑日が多いのです。

正直、体感気温だと京都よりも東京や大阪の方が暑いように感じます。

東京や大阪の街を歩いていると、ときおりむわっとビルやお店の室外機から熱を感じることがあります。暑さに耐えかねてビル内に避難したこともありました。

一方、私自身京都の街を歩いていてもそのような経験はなく、家からオフィスまでの通勤路は夏場も元気に歩いて出社しています。

京都は都会ではありますが、一方で自然も豊か。街中に植えられた街路樹がほどよく熱気を逃がしてくれているのかもしれないですね。

ただ、京都の日差しは強烈なので夏場は暑さよりも日差しと毎日戦っています。

京都の街中は碁盤の目状になっていて日差しをさえぎる建物がない通りも多いので、進む方向を間違えると強烈な朝日や西日に目をやられてしまうのです。

▲碁盤の目状で道が真っすぐな京都。直射日光に目がやられます🌞


そして、一方の冬ですが、実は京都だから特別寒いという事実はないそうです。

雪も降りますし、勿論私の故郷の福岡よりもずっとずっと寒いですが、京都よりも寒い土地は沢山あるように思います。

ただ、京都は底冷えするという言葉はよく耳にしますが、足元が冷える感覚は体感として確かにあります。

関東に住んでいたことのあるCOO曰く、京都の冬は膝下がとんでもなく冷えるとのことです。靴の中も寒く、底冷えを体感しています。

私自身も冬は分厚い靴下とひざ掛けが手放せないほど下半身の寒さ対策はしっかりするようになりました。

これは、京都の盆地の地形が関係あると言われています。山に囲まれた盆地では、冷気が地面近くに溜まっていきます。また、山にさえぎられて風があまり吹かないため、冷えた空気の逃げ場がなく、結果として地面がキンキンに冷えるという現象が起こるようです。

また、2023年1月には京都は大寒波に見舞われ、オフィス周辺には沢山の雪が積もりました。

▲はしゃぐ採用広報担当。この日積もった雪は、5年ぶりの15㎝だったそう。


京都出身のメンバー曰く、こんなに降るのは珍しいとのことだったので、京都=特別寒いということはなさそうです。

うわさ②本音と建前を使い分ける”ヨソもん”文化は本当にある?

移住前は、このイメージが強烈で、すこしだけ怖かったことを覚えています。

お茶漬け出されたら(※)どうしようとかいろいろと不安でした。
※京都でぶぶ漬け(お茶漬け)を勧められたら「早く帰れ」の意だと言われています。

ただ、そんな想像は全くの杞憂で、移住してきて実際に経験したことはありません。

言葉のイントネーションで、京都の人じゃないとバレる場面は非常に多いのですが、福岡から来たと分かった後も分け隔てなく接してくれます。

むしろ、嬉しそうに京都について教えてくれる姿の方が印象深いです。

勿論、忙しいお店で店員さんにやや冷ややかな態度を取られる場面に遭遇したこともありましたが、地元の福岡でも同じような経験はあるのでこれも京都特有のものではないと感じています。

もし、近しい文化があるとするならば、「一見さんお断り(※)」のお店が多いことかもしれません。実際、京都花街の祇園エリアには一見さんお断りのお店は多いです。
※一見さんお断り…紹介者がいないと入ることができない完全紹介制のお店。

▲京都花街の一つ八坂神社近くの祇園エリア。運が良ければ舞妓さんに会えるかもしれません✨


ただ、これは”ヨソもん”だから入れないというわけではなく、常連さんを大事にしているがゆえの文化だと思っています。

年中観光客が多い京都ではどのお店もいっぱいで早くから予約をしないとなかなかお目当てのお店に行くことができません。普段からお店に通っている常連さんに気持ちよく過ごしてもらうためには、一見さんお断りにせざるを得ないのではないかなと個人的には解釈しています。

うわさ③観光客が多くて住みづらい?

う~ん。正直このうわさはなんとも言い難いです。

確かに、観光地方面の道路はいつも混んでいる印象を受けます。京都は観光地に行くには電車よりもバスの方が便利というのもあってかバスは常に満員です。そして、観光地付近ではお店を探すにしてもどこも長蛇の列で、めちゃくちゃ便利というわけではないのかもしれません。ですから、観光地近くに住むと、人が多いという点で住みづらさを感じるとは思います。

▲観光地清水寺付近の道は人でぎっしり。


とはいえ、「観光地=人が多くて暮らしにくい」というのはどこも同じではないでしょうか。観光地付近を避けて住宅エリアに足を運べば、観光客の方を見つける方が難しいです。

京都だから人が多くて住みづらいというのは、案外違ったなと思っています。

なんとなく京都に抱いていた印象が、住んでみると意外とそうでもなくて拍子抜けしたというのが私の京都暮らしの感想です。

今回は、京都のうわさについて記事を書きましたが、次回は私が住んで良かったと感じる京都についての記事となります!

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