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【インターン生インタビュー】新規事業部でweb3やメタバースの世界に入り込む

今回は、マネックスグループの新規事業部としても知られる、マネックスゼロ室のインターンに参加いただいた佐藤Nelson綾和さんにお話を伺いました。

佐藤さんはアメリカの大学に通ってますが、どのような経緯でアメリカに住むことになったんですか?

小学校から中学校の初めまでは日本でわんぱくな野球少年として毎日を過ごしていたのですが、中学2年生の時に父の仕事の関係でアメリカへ移り住むことになりました。アメリカに住むまでは私も日本、もっといえば愛知県という狭い世界しかみえていなかったのですが、アメリカに渡って世界の大きさを初めて感じました。世界中から集まった色々なバックグラウンドをもつ人たちと接するなかで、何ごとも世界の視点に立ってフラットに考えることの大切さを学びました。

大学ではどのようなことをしていますか?

大学では経営学を専攻しています。なかでも企業戦略を中心に学んでおり、ある企業の業績の良し悪しや、今後の予測などを分析しています。そういった分析をプレゼンする機会も多いのですが、私の周りは国際色豊かでストイックな学生ばかりで負けじと頑張っています。経営者の方と話す機会もあり、彼らの経験談や社会に対する想いを聞くなかで、自分もいつかはアメリカで自分の会社を立ち上げて世界を相手に勝負したいと考えるようになりました。

アメリカの大学に通いながら、なぜ今回のインターンシップに参加することを決めましたか?

まず自分の将来を考える上で日本の会社で働いてみたいという想いがありました。そしてコロナ禍で社会の方向性がどこか変わりそうだなと感じたときに、今回のインターンシップのテーマである「メタバース」と「web3」に強い関心をもつようになりました。2021年にはアメリカで暗号資産やNFTが一大ブームとなっていたので、私もその世界に足を踏み入れてみたいと考えていたところ、本件を知って参加することになりました。

どのような業務を担当していますか?

メタバースやweb3の領域で新規事業立ち上げに向けたリサーチ業務を主に担当しました。どちらの領域もブロックチェーン技術が関係しているため、まずは暗号資産のホワイトペーパーを読むなどして基礎知識を身につけました。それだけではなく今あるサービスを実際に触ってみたり、イベントに参加したり、業界の人の話を聞いたりすることでバスワードとしてしか見えていなかった世界に深く入り込みました。

今回のインターンシップではメタバースやweb3といった新しい分野がテーマでしたが、苦労したこと、やりがいを感じたことなどを教えてください。

どちらも金融とテクノロジーの専門的な知識が求められることに加え、関わる領域があまりに広いため、全体像を捉えることの難しさを感じました。情報の移り変わりも早いので、常に色々なところへアンテナを張り巡らせなければなりません。

しかし一方で、メタバースやweb3についてリサーチしながら、語られている未来に対して現状何が足りていないのかがみえてくるという面白さがありました。世界的に注目されている最先端のテーマなので、どの年代、どの業界の人に対しても会話のタネになるというメリットもあります。

今回のインターンを通して、佐藤さんが考えるweb3やメタバースの未来について教えてください。

まだまだ理解しきれていない部分はありますが、web3についてはブロックチェーンを基盤とするインターネットインフラが新しくできることによって、あらゆる価値の保存と交換がグローバルにできるようになる未来を想像しています。世界共通の価値をもつものがデジタル資産として流通するというのはブロックチェーンならではだと思います。暗号資産をグローバルに利用できる環境が整えば、将来的に通貨の換金が不要になるかもしれません。

一方、web3が世界をつなぐインターネットインフラだとするならば、メタバースはその上に作られる、世界中の人が集まる場所であると考えています。しかし、メタバースについてはリサーチを進めるなかでハードウェアの面でもソフトウェアの面でも課題が多いことがわかりました。たとえば、マリオをいろんなゲームで横断的に使えるなど、既存のゲームではできない体験を実現できれば、メタバースの普及が進むのではないでしょうか。

マネックスゼロ室はどのような環境、雰囲気ですか?

新規事業部だからかもしれませんが、上場証券会社というイメージとは違ったユニークな環境、雰囲気でした。やることが全て決まっているわけではないので何ごとも自分で考えて行動しなければならない大変さはありましたが、自主的に取り組むことで何でも挑戦できる面白さがありました。週次で社員の方と議論する場も用意されており、疑問点もすぐに解消することができました。何よりゼロ室は松本社長直下の部署なので、会社として次にどこを向いているのかを考えながら仕事することができました。

今回のインターンシップでは同年代の仲間も一緒に参加していました。刺激を受けたことはありますか?

色々な個性をもった優秀な人たちがいましたね。そのなかで自分はリサーチがあまり得意ではないことがわかったのですが、変に格好つけず仲間の見解を聞くことを大事にしました。インターンだけのLINEグループを立ち上げて、みんなで情報共有しながらどの情報がホットなのかを議論しました。自分が所属したメタバースチームとは別に暗号資産価格分析チームもあったので、広い視野でweb3の世界を捉えることができました。日本の学生は海外と比べられることも多いですが、尊敬できる人は国籍関係ないということを改めて感じました。

今回のインターンシップで得た経験を今後どのように活かしていきたいですか?佐藤さんの夢もお聞かせください。

今回のインターンシップを通じて、メタバースやweb3といった世界最先端の領域だからこそ色々な人にチャンスがあるということを学びました。どの領域で自分が挑戦するかは決まっていませんが、「MONEYのYを一歩進める」というマネックスのDNAを引き継いで未来を想像しながら、ゆくゆくは自分で起業して世界を相手に戦いたいです。そしてこれは言霊として私が繰り返し口にしていることですが、「日本人でも世界を変えられる」ということをキャリアのなかで示したいと考えています。

これからインターンシップへの参加を検討している人に一言お願いします。

貴重な学生時代の時間を使ってどこかのインターンシップへ参加するなら体験価値を最大にできる場所を選んだ方がいいと思います。その意味でゼロ室は、自ら学び考える姿勢は求められますが、金融の未来を見据えながら色々な知識を身につけることができます。新しいことに取り組んでいるからこそ、日本という視点にとらわれず、常にグローバル目線でどう社会が変わっていくのかを想像することが大事です。ぜひインターンシップのなかで新しいビジネスを生み出してください。

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