関根 翔子(Shoko Sekine)
SNS Performance Marketing部 コミュニケーションプランナー
新卒でマインドフリーへ入社。
SNS運用ディレクター、新規事業プロデューサーを経て、
現在はSNSコミュニケーションのプランニングに従事。
ーまずは、社会人としてのスタートについて教えてください。どんな経緯でこの業界に入られたんでしょうか?
私は2016年に新卒でマインドフリーに入社しました。最初の仕事は、クライアントのSNS運用を担当するディレクターとして、主に投稿計画の立案や進行管理、分析改善提案をしていました。インフラ系企業やBtoB商材、飲料メーカーなど、非常に幅広い業界を担当していました。SNSマーケティングの基礎を実践的に学び、どんな業界でも通用する知識を身につけることができました。入社から4年目までは、たくさんの業界とクライアントに触れ、SNS運用の多様性とその影響力を実感しました。
ーその後、新規事業チームのプロデューサーに異動されたんですね。最初はどんな感じでしたか?
5年目に新規事業チームのプロデューサーになったんですが、最初は本当に不安だらけでした。自分以外は全員5年以上年上の先輩たち。圧倒的に経験値が足りなくて、「わからないことがわからない」状態だったんです。これまでやってきたSNS運用のディレクションとはスケールも視点も全く違う業務に取り組むことになり、なかなかこれといったアウトプットもできず、プレッシャーで押しつぶされそうになりました。そんな時、代表のダニエルさんから「できると思ってプロデューサーに任命したんじゃなくて、できるようになってほしいと思って任命したんだよ」と言われたんです。その言葉に励まされ、失敗を恐れずチャレンジしていこうと決意を新たにしました。
ーその言葉で心が軽くなったんですね。それからの心境の変化について教えてください。
そうですね。代表の言葉で「失敗=ダメなこと」という呪縛から解放されました。それからは、どんどんチャレンジして失敗しながら少しずつ成功の種を見つけていく、というスタンスに変わりました。事業開発について学びながら、社内外の人々と交流してインプットしたり、新しいサービスに関する知識を深めたりしていくうちに、今の「チャムスタ」や「TikQ」の前進につながるサービス開発を推進することができました。その過程は本当に試行錯誤の連続で、最初の頃の不安や疑問が今では大きな学びになっています。
ーそんな試行錯誤を通じてどんな発見や学びがあったのでしょうか?
新規事業開発を進めていく中で、自分の興味が、営業的な目標達成や事業をリリースすることではなく、「コミュニケーションを通じて世の中にポジティブな影響を波及させること、その仕組みを作ること」だと気づいたんです。SNSのトレンドがすごいスピードで変わっていく中で、ユーザーの興味がどこから生まれるのか、企業の発信したいことがユーザーにどう伝わるのか、SNSでムーブメントを起こすためにはどんな条件がトリガーになるのか、といったことを深く考えるようになりました。データを分析して、理想の状態を目指してコミュニケーションを設計することが、今では大きな喜びとなっています。その経験をもとに、8年目からは今のコミュニケーションプランナーの仕事に就き、とても充実しています。
(実際のコミュニケーション戦略の一部)
ーコミュニケーションプランナーの仕事の中で裁量の大きさを感じた瞬間もあったのでしょうか?
はい、一番大きく裁量を感じたのは、化粧品メーカーの口コミ分析を行った時です。どういう切り口や手法で分析すればクライアントが知りたいことを可視化できるかを全くゼロから考えなければならなかったんです。社内にも類似した案件やノウハウがなく、ネットで調べても答えが見つからない。そんな状況の中で、根拠となるデータをいろんな視点で分析し、ロジックを自分で構築していきました。結果として、それまでの分析では見えていなかったバズの仕組みや再現性に必要な条件を発見することができ、「ここまで専門性高くアウトプットしていただけてとても頼りになります」とクライアントに言ってもらえた時は、本当に嬉しかったです。このように、やったことがないことでもすべて任せてもらえる環境で裁量を持って動けることは、すごくやりがいを感じます。
(実際の口コミ分析の一部)
ー自分の裁量で大きな成果を上げた瞬間ですね。現在の具体的な仕事内容についても教えてください。
現在、私は大手化粧品メーカーのSNS運用を担当しています。先ほどお話したような、自然発生したバズのデータを詳細に解析し、そのバズが起こる条件やシチュエーションを明らかにしています。その上で、バズを再現性のある形にするためのコミュニケーション手法を設計し、クライアントの発信戦略に落とし込む活動を行っています。
また、生活用品メーカーのX(旧Twitter)運用では、ブランドイメージをX上で醸成することを目標に掲げています。ユーザーが意識変容を起こすようなコミュニケーションのトリガーを設計し、それを具体的なコンテンツに落とし込むほか、X上に存在する特定の「界隈」へ的確にアプローチする広告戦略も立案しています。こうした仕事は、日々変わるSNSのトレンドやユーザーの動きを敏感に察知しながら、戦略を練り上げることが求められます。
(実際のコミュニケーション戦略の一部)
ー最後に、これからマインドフリーで働こうとしている方々に向けて、メッセージをお願いします。
変化の速いデジタルマーケティングの現場で、リアルな仕事に全力で挑み続ける環境が待っています。成長したいという意欲がある方、チャレンジし続ける姿勢を持っている方にはぴったりの場所です。ぜひ一緒に、新しい価値を創り出していきましょう!