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コーポレートサイトリニューアルの裏側を語る!制作メンバー座談会

企画~デザインまでをすべて社内メンバーが一丸となって検討を進め、約7年ぶりにリニューアルをしたmedibaのコーポレートサイト。前回の記事では主にリニューアルの背景についてお伝えしましたが、今回は実際に制作に携わったコーポレートサイトリニューアルプロジェクトのメンバーに集まってもらい、制作時の想いや裏側について話していただきました。

【コーポレートサイトリニューアル制作メンバー】
初鹿野さとみ/プロジェクトマネージャー
左海敦大/ディレクター兼データアナリスト
板谷藍子/エンジニア
山口奈那/デザイナー
渡邊かほり/エディター

―今回の制作メンバーがどのように集められたのか教えてください。

(写真:初鹿野さとみ/プロジェクトマネージャー)

初鹿野:私自身はリニューアル以前のコーポレートサイトの運用に携わっていたため、今回のリニューアルでもプロジェクトマネージャー(以下PM)として、主体となって動くことになりました。他のメンバーに関しては、社内公募で入っていただき、板谷さんはいの一番に手を挙げてくれましたし、左海さんのように普段とは異なる業務を担ってくれた方もいて、みなさんの積極性にとても感謝しています。

そのようにして集まった16人ほどのチームでしたが、今日はそれぞれの職能を代表してこちらの5名が集まっています。

―制作を外部委託することもできたと思いますが、内製にした理由は?

初鹿野:実は2年前にもコーポレートサイトリニューアルの話が出ていたのですが、その時はたち消えになってしまって。ただ、新居さんが社長に就任した際に、全社員と1on1をされたじゃないですか。

その時に、コーポレートサイトのリニューアルに携わりたいという声があったというのを聞いて、サイトリニューアルを再開して、かつ内製で進めることにしました。サイトのコンセプトも制作メンバーで策定し、結果として社員の気持ちや想い、medibaらしさを反映できたと思います。

―左海さんは普段とは異なる業務を担っていたんですね。

(写真左:左海敦大/ディレクター兼データアナリスト)

左海:普段はデータアナリスト(以下DA)として働いていますが、今回のプロジェクトではディレクターとDAを兼務しました。ディレクターとしては、主にタスクの進行管理や課題を明確化し、解決へ向けて舵を切るような業務を行ない、サイトリニューアル後はDAとしてサイトのアクセス数やKPIのログをとる作業をしていました。

ディレクションは初めての経験でしたので、さまざまな職種のメンバーをディレクションするのは難しかったですね。

初鹿野:ディレクション業務は、普段ディレクターをやっている方に頼もうと考えていたのですが、左海さんはやる気があって自ら名乗り出てくれたので、会社としても新しい業務で視野を広げてもらおうという話になりました。

わからないことがあればなんでも臆さず質問をしてくれる姿勢は、サポートを行う私としてもありがたかったですし、それこそが未経験でも最後まで完遂できた理由だと思います。また、KPIを立てる際にはDAとしての知見を発揮して主となって動いてくれました。

左海:普段DAをやっているとログの部分にしか関わらないので、サイトがどういうふうに作られて、リリースまでどういう手順を踏むのかという一連の流れを経験できたのは良かったです。それができたことによって、今後はDAの業務をやる上で全体の流れを意識して動けそうだと思っています。

―渡邊さんも普段のエディター業務とは違いますよね。

(写真左:渡邊かほり/エディター)

渡邊:私はエディターの中のディレクションに加えて、medibaの事業キャッチコピーや各コンテンツのリード文といったサイト内のテキスト作成を行いました。普段の業務では、これまでau Webポータルのニュース編成などを担当しておりライティングの経験はなかったのですが、新しい経験ができたらいいなと思い、このプロジェクトに参加しました。

―事業キャッチコピーがどのようなプロセスで作られたのか教えてください。

渡邊:キャッチコピーに関しては、プロジェクトの中で新しく作ることが決まっていて、その中で新居さんの意向も反映しながら、エディターチームで50案ほど作成しました。それらを新居さんとのミーティングでご意見をいただき、ブラッシュアップを重ねて4案にまで絞ったんです。

最終的にはプロジェクト以外の人にもアンケートを取り、「課題解決の先に。ユーザーのそばに。」というキャッチコピーに決定しました。

―今回得た経験を今後も活かせそうですか?

渡邊:今年の4月から担当のプロダクトや仕事が変わってディレクション業務がメインになってきたので、生かしていければいいなと思っています。キャッチコピー作りはなおのこと、そもそもエディター業務のライティングもディレクションも経験したことがなかったので、こういった機会に経験させてもらったのはすごく大きかったですね。

あとは、普段あまり接点のない方たちと一緒に取り組めたので、横の繋がりができて嬉しかったです。

―板谷さんは旧コーポレートサイトにも携わっていた?

(写真:板谷藍子/エンジニア)

板谷:作っていたわけじゃないんですけど、必要な時にサポートに入っていました。なのでその辺のセオリーを知っている人がいた方がいいんじゃないかと思い参加しました。主な役割としては、エンジニアのディレクションと方向性決め、ツール選定ですね。

今回コーポレートサイトの運用にエンジニアの工数をずっと割けないというのがあり、うちのエンジニアにもだいぶ悪かったなと思ってはいるんですけど、エンジニアネイティブなものを作っちゃったら運用が回らないなと思っていたんですよ。

なので、どれだけエンジニア側が工数をかけず、見栄えのいいものができるかっていう落としどころを探ったという感じですね。

―ノーコードツールのSTUDIOを採用したのは、そういった事情もあったんですね。

板谷:旧コーポレートサイトで採用されていたWordPressは、ホスティング系ではよく使われているものの、メンテナンスが大変なんですよ。運用にエンジニアの工数があまり避けないmedibaとしては、今回はWordPressの採用は見送りたいねという話を初鹿野さんともしていて、その中でさまざまなサービスを比較した上で出てきたのがSTUDIOでした。

ちょうど今脂が乗り始めているというか、いろんな会社が採用し始めていることもあるし、良くも悪くもできることが絞られているので安全上の欠陥が起こりにくいんです。コーポレートサイトという、mediba独自のサイトでエンジニアもデザイナーもノーコードの知見を貯められたのは良かったと思いますよ。

―そういった中で、デザイン方針はどう決めたんですか?

(写真:山口奈那/デザイナー)

山口:まず他社と比較してmedibaのポジショニングをどうするかを決め、medibaらしさとは何かを探るためにムードボードを作成し、デザインを複数パターン作成しました。そして、そのデザインを基に「medibaらしさとは」を調査する社内アンケートを実施したんです。

その結果、ブランドカラーが強く出ていて、「HAPPY」をイメージできる表現が共感される傾向にあり、5G分野や3D分野など新しい挑戦への期待も感じられました。そのため、デザイン方針は「ヒトの”温かさ、やわらかさ”などを大事に、+Happyが溢れる社会を創る”先進性、挑戦”も表現。」というものになりました。

―横に流れていくメインビジュアルが目を引きますよね。

山口:medibaはスマホアプリやWebを軸にしたIT企業であり、老若男女さまざまなヒトに寄り添う企業であることを表現するため、人々がスマホなどのデジタルプロダクトと関わり合っているゆるやかに幸福な社会をメインビジュアルで表現しています。

また、これまでのコーポレートサイトには使われていなかった黄緑色を使用することで、アンケート結果から分かった社員が持つ先進性や挑戦への期待も表現しました。medibaらしいやわらかさやシンプルさを持つメインビジュアルになったのではないかと思っています。

実はスマートフォンサイズでしかまだデザインができていないので、今後PC向けデザインの作成を予定しています。どんどんブラッシュアップしていくので、たまにサイトをのぞいてもらえると嬉しいですね。

―プロジェクトを終え、PMとしていかがでしたか?

初鹿野:私自身PMは初めての経験だったので、PM研修を受けてからこのプロジェクトに臨みました。なので、その研修内容を忠実に再現する形でやってみようと進めていたのですが、なかなか順調にはいかないことも多くて……。みなさんがいてくださったからここまでたどり着くことができたので、とても感謝しています。

社内で内製化した分苦労も多かったですが、内製化したからこそ、“medibaらしさ”を存分に取り入れたコーポレートサイトに仕上げることができたのではと思っております。

今後もどんどんブラッシュアップしていく予定なので、これからの変化もぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。

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