初めまして。株式会社メイツ システム開発チームでテックリードをしている後藤と申します。
早速なのですが、なんと今年(2023年)の6月22,23日に開催された『AWS Dev Day 2023 Tokyo』で、私後藤が登壇させて頂きました!
中々ない貴重な機会ですので、今回はそのお話を書きたいと思います。(諸事情でこの記事を書き出すのに開催から3ヶ月も経ってしまったのですが・・・)
まず、『AWS Dev Day 2023 Tokyo』とは何かというお話です。我々メイツのシステムのクラウドインフラには「AWS (Amazon Web Services)」というクラウドサービスを使用しております。そして『AWS Dev Day 2023 Tokyo』というのは、「アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社」が公式で開催しているAWSに関するカンファレンスイベントの一つになります。
年に1回の日本最大級の大型イベントで、かつ、いくつかあるAWS公式イベントのうち最も開発者にフォーカスしたイベントです。そのため、ビジネス(経営・マネージャー)寄りのロールの人よりもまさにエンジニアに向けた内容であり、我々エンジニアにとってお祭りのようなイベントになります。
さらにどれだけ大型イベントかというと、毎年数千人の参加者が集まるという凄さの規模なんです!2days開催という点も、他のイベントと比べてとても規模が大きいと感じますね。
そんな今回私が登壇したAWS Dev Dayですが、登壇するためには「CfP (Call for Proposals)」という、「こんな内容で発表したいです」というような応募をして、審査が通った(=採択された)人のみが登壇者として参加できる仕組みとなっています。そして今回のAWS Dev DayのCfPの応募数ですが、何と去年より約100通も多い193通の応募がありました!その中でも採択されるのは30ちょっとという、約6倍という倍率の高さになりました。
採択のための審査はどんな基準なのかというと、イベントのコアメンバーの方の審査と、CfPへの投票数(「いいね」のようなリアクション数)が加味されるそうです。CfPは全体公開されていて誰でも投票できるようになっています。
そしてなんと、今年の193通の応募のうち、私のCfPへの投票数が「1位」という結果になりました!!!(これはめちゃくちゃ嬉しかったです・・・)
とまあ、こんな感じで無事採択されて登壇できることになったのですが、実は私は去年(2022年)のAWS Dev Day(AWS Dev Day 2022 Japan)でも採択いただき、登壇しています。めでたいことに、今年で2年連続の登壇となりました!
ただし去年はコロナ禍ということでオンライン配信のみでの開催でした。今年はオフライン(現地)開催ということで、大規模どころでは済まない規模感を直に味わえたので非常に良い経験になりました。
(どんな会場だったのかというとこんな感じです)
ちなみに技術的な話になるのですが、私のセッション(発表)タイトルは「AWS CDKで学ぶGoFデザインパターン〜IaCにもコード設計〜」というお話で登壇させて頂きました。
AWS CDK (AWS Cloud Development Kit)というのはInfrastructure as Code(IaC)と呼ばれる、インフラ(いわゆるサーバーなど)をソースコードで定義して自動構築する技術で、AWSで今一番アツい(※個人の感想です)サービスです。(メイツでも使用しています!)
また、AWS CDKはOSS(オープンソースソフトウェア)と呼ばれるもので、誰でもそのサービスのソースコードが見られて、自分でコードを書き換えて機能追加をしたりバグを直したりと、そのサービスの開発に参加できるという特徴があります。
それらを行うことを「コントリビュート」というのですが、そんな私も実はAWS CDKの機能追加をしたりバグを直したりなど、AWS CDKにコントリビュートさせて頂いていたりもしています(憧れのコントリビューターというやつです!)。
AWS CDKの大ファンである私は、CDKの話になると止まらなくなってしまうのでイベントの話に戻ります。。。(よくプライベートでも技術イベントで登壇しCDKのネタで発表することが多いのですが、毎度早口で語ってしまいます。。。)
今年の私の発表内容は、そんなAWS CDKというサービスを使用して、「GoFデザインパターン」というプログラミング言語のコード設計の手法を学ぼうという内容でした。現代の最新のサービスであるAWS CDKに、30年ほど前からあるGoFデザインパターンという、今までにあまりない新しい切り口でちょっとニッチでマニアックな内容がまたご投票・採択に繋がったのではないかと思っております(自画自賛)。
ということで、『AWS Dev Day 2023 Tokyo』で無事登壇できました!
私は普段プライベートでエンジニアの技術系の勉強会・コミュニティイベントに参加し、このような登壇もよくさせて頂いているのですが、いつもとは規模のレベルや雰囲気が違うため緊張しました。。。このような大規模イベントで大勢の人を前にして技術の話をするというのは中々なく、エンジニアにとって大変貴重な経験をさせていただきました。
そして、メイツにも後を続く人が出てくれると嬉しいなあと思いながら、日々の業務やプライベートでの開発や勉強に勤しむ日々です。
長くなりましたが、お読み頂きありがとうございました!!