今週の柄本 ~本質を捕(とら)まえる~
今週の柄本とは、Makip代表の柄本真吾が週一で書く「カジュアル社内報」です。
社員に向け、その週に柄本が考えていたあれこれを発信しています。
本質というものは、得てして捕まえづらいものです。
上辺だけの議論に終始してしまうことも多いですし、本当の回答に近づけないことが多い。ただ、それでは問題を解決することはできません。本質がなんなのか?を常に意識しておく必要があります。
今面白い本を読んでいて、マイケル・サンデル教授の本です。
【実力も運のうち 能力主義は正義か?】
なかなか面白いですし、感じるところがあります。
そもそも人が高い地位を得ていたり、高い収入を得ていることに対し、多くの人は自分の実力だと思いがちです。自分を肯定する意味でも、そう思いたいんですね。ただ、本当にそうなのか?と。
僕なんかもそうです。
たまたまネットをやっている会社に入って、ネットの仕事はこれっぽっちもしていませんでしたがw、生意気に仕事をしていたらネット側に引きずりこまれ、そこからネットの中にズッポリ浸かって今がある、というわけなので、全然先見の明があったわけではありませんw
そして、よく言われていることですが、学力の高い大学に行っている家庭の収入は平均よりもだいぶ上です。つまり、生まれた時点である程度どのレベルの大学に行けるかどうかというのは決まっていると言っても過言ではないんです。
これって、実力ではなく運ですよね。そして皆さんご存知の通り、良い大学の良い学部を出た人が良い職に就き良い暮らしをする。
つまり勝ち組はずっと勝ち続けるというのがもう統計的に出てしまっています。
我が社はこの通例を逆手に取り、学歴にこだわらず採用することによって、優秀な人材を集めていますが、学歴に囚われてしまっていると、なかなかこれはできないのかもしれませんね。
本質的に、何をもって【優秀】と定義するのか?
言語能力とか読み書きとか、要約とか、もちろん学力と連動する能力というのもあります。ただどれも今やChat GPTがやってくれちゃいますけどね。
そして、会社が求めているポジションは何なのか?何をやって欲しいのか?
そのための能力をどう定義するのか?
ここら辺が本質です。
我が社でも人を採用するのに、ボヤッとしかイメージできずに採用をしに行く場合などは、うまくいかないケースが多いです。一方で、どんなことをして欲しくて、どんな役割を任せたいのか?がバシッと決まっていると、良い方と巡り合え、そして活躍いただいているケースが多いかなと思います。
特に我が社においては「大人の組織」や「white-collar」など概念的にファジーなことを求めることが多いので、まずここらへんのイメージが合うかどうか?というのがとても大事です。
入って来られる方が勝手なイメージで定義していないかどうか?ですね。ここを間違えている人は、会社が進みたい方向を間違えて入ってきますので、なかなか活躍ができません。そこがすり合った上で初めて役割を果たすことができ、活躍できるんだと思います。