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why do we do that?創業4期目で業界トップとなった人材紹介事業の話

エムスリーキャリアでは2009年に創業以来、医師・薬剤師を対象としたキャリアサービスを展開しています。創業4期目に業界内でトップシェアを獲得し、現在も順調に成長拡大を続けている当社の基幹事業である人材紹介。

今回は、その事業の背景や私たちが実際に取り組んでいることをお話します。

目次

  • なぜ私たちは、医師・薬剤師の人材紹介を続けるのか

  • 一人ひとりのキャリアに真摯に向き合うことが、大きな課題を解決する

  • 私たちにしかできない「ベストな提案」とは?

なぜ私たちは、医師・薬剤師の人材紹介を続けるのか

日本には現在、医師が約34万人、薬剤師が約32万人いるといわれています。(※令和2年12月時点)

みなさんも、きっと今まで医療機関・薬局やドラックストアでそうした人たちが働いているのを見たことがあるのではないでしょうか。

そんな身近な医師・薬剤師を取り巻く問題を、3つお話できればと思います。

1.地域偏在

このグラフは、10万人あたりの医師・薬剤師の数を表したものです。

明治維新から戦前にかけて、西日本に多くの医学校・医学部が設立された名残から、病院や医師の数は「西高東低(西に多く、東に少ない)」と言われています。

実際、人口比で最も多い徳島県と最も少ない埼玉県の格差は約2倍になっています。

薬剤師に関しても同様の傾向がみられており、徳島県や東京都のように薬剤師が過剰になっている地域もあれば、沖縄県や福井県のように不足している地域もあります。

日本の国民皆保険制度は、「誰でもどこでも平等な医療を受けることができる」ことを前提につくられた制度です。ただこのグラフの通り、現状はそうとも言い切れません。

どの地域でも安定して医療を供給できるように、人材の最適配置を進める必要があります。

2.医師の過重労働問題

日本の国民皆保険制度は、保険証があればどの医療機関でも受診することができ、誰でも医療サービスを受けられる仕組みです。

そうした制度もあり、国民1人あたりの受診回数は諸外国と比較しても数倍になっています。

ただ、医師の数は限られており、先程お伝えしたように不足している地域も多くあります。

結果として、日本では医師1人あたりの負担が大きくなっています。

ちなみに・・・病院で働く勤務医の約4割の人が年960時間(月80時間)超、約1割の人が年間1860時間を超える時間外・休日労働をしているといわれています。

一人ひとりの命と向き合うプレッシャーの大きな仕事を日々こなしている医師にとって、その業務負荷を減らすことは急務となっています。

3.薬剤師の求められる役割の変化

みなさんは「薬剤師」と聞いて、どのような印象を持っていますか?

「薬を処方してくれる人」でしょうか?確かに正しいのですが、実はそれだけではありません。

この図は、厚生労働省の資料を参考にしたものです。国は医療政策の中でも薬局・薬剤師の在り方を定めていて、一般的にみなさんがイメージする「処方箋を受け取って、正しく処方し、患者さんが正しく服薬できるようにする」だけでなく、特にここ数年の間で様々な役割を期待されるようになりました。

  • 病気の予防や健康サポートに貢献する
  • 高度な専門性を要するニーズへも対応できるようになる
  • ICTを活用して、患者さんの処方情報を把握する
  • 在宅医療や休日・夜間の医療に対応できるような体制をつくる
  • 医療機関(病院・クリニック)と連携を強化していく

薬剤師は、時代のニーズによってこれだけ変化を迫られています。

つまり、キャリア形成においても「市場や地域の状況」「医療政策の動向」「今後の国の方針」など複雑且つ膨大な情報が必要になってきます。

日々忙しく働いている薬剤師が、それらを自分自身で情報収集しながら転職活動・キャリアの棚卸しをしていくことはハードルが高く、一人ひとりに対して伴走するキャリアコンサルタントのニーズは増えています。

今回は3つを取り上げましたが、その他にも医療の「人・組織」を取り巻く課題はたくさんあります。

※医療業界全体の現状・課題についてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

こうした諸問題を解決していくためには、適材適所への人材配置を支援する役割、一人ひとりのキャリア形成をサポートするコンサルタントの存在が必要となっています。

一人ひとりのキャリアに真摯に向き合うことが、大きな課題を解決する

医師・薬剤師は専門職であるため、いきなりその総数を増やして人手不足を解消することは難しいです。ただ、それぞれの人たちが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境をつくっていくことで、1歩ずつその課題を解決することは可能だと考えています。

だからこそ私たちは医師・薬剤師の一人ひとりのキャリアに向き合い、ベストな環境を提案し続けています。

私たちにしかできない「ベストな提案」とは?

私たちエムスリーキャリアの人材紹介は、このような特徴があります。

1.一気通貫で求職者・法人がWIN-WINのマッチングを

私たちは、1人のコンサルタントが働き手を必要とする法人と求職者の両方を担当し、キャリアの面談からマッチングまでの業務を完遂する「一気通貫型」のスタイルをとっています。

コンサルタントが両者とコミュニケーションを密に取ることで、細かなニーズやニュアンスを十分に理解することができ、お互いにとってベストな選択肢を提案することができています。

またコンサルタント1人あたりの担当数についても、医師の場合は月7~10名、薬剤師の場合も月10~20名に絞っています。一人ひとりの求職者に対してしっかりと向き合う時間を割けるので、心の機微にも丁寧に寄り添うことができています。そうすることで、求職者にとって、転職という自身の価値観やキャリア観が変わる大事なタイミングにおいて「悩んだ時にまず相談しよう」と思ってもらえる存在となっています。

2.すべてのエリア・雇用形態に対応

エムスリーキャリアは転職の支援はもちろん、定期アルバイト・スポットアルバイトや派遣雇用など多様な働き方のニーズに対応をしています。一人ひとり違う働き方の希望・医療機関や企業の採用ニーズを最大限汲み取った提案が可能です。

また、当社は一拠点(本社)で全国すべてのエリアを対応しています。それぞれのエリア担当のコンサルタントが、同じ拠点で常に情報共有をしながら仕事をしているため、通常では採用に苦戦する地方での採用決定をスピーディーに生み出すことも可能にしています。

エリアを超えた「最適配置」を叶えられる仕組みです。

3.過去の実績・データに基づく確実性の高い提案

エムスリー株式会社が運営する医療従事者専用サイト、「m3.com」には日本の医師の9割以上、日本の薬剤師の7割以上が登録しています。

そのグループシナジーを活かし、2009年から当社は全国で豊富な紹介の実績をつくっています。そうした多数の紹介実績から得られる知見、また膨大に蓄積された過去データを活用することで、より確実性の高い提案ができています。 

4.経営支援・オンボーディングサービスなどによる「働きやすい環境づくり」

当社は、求職者にとっての「転職」・医療機関や企業にとっての「採用」の場面だけに関わっているわけではありません。例えば、転職をした人がいち早く組織に馴染めるようなオンボーディングのサービスを提供したり、収益改善のコンサルティングを通して、病院が健全に、且つ安心して患者さんに医療を提供できる環境づくりをサポートしたりしています。

そうすることで、転職の支援をした人が「長く働き続けられる」環境づくりに携わることも当社ならではの特徴です。


いかがでしたでしょうか?

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※記事内容は2023年10月時点のものです




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