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仕事とプライベートを両立しながら、顧客価値を創造するリンクアンドモチベーションのエンジニア。彼らの根底にある理念とは?

※今回のインタビューは小林さん(写真中央右)、東山さん(写真中央左)に協力してもらいました。

技術とマネジメントを両立し、育児もこなすエンジニアリングマネージャー小林。入社半年を振り返る。 | 株式会社リンクアンドモチベーション
昨年2019年10月にキャリア採用で入社し、エンジニアリングマネージャーとして、主にモチベーションクラウドの開発に関わっています。転職の際は、いろいろな会社のお話を聞かせていただきましたが、その時に改めて、次に働く会社は、どんな業界の何の業務が面白いかな?と考えました。 その中で、社員のモチベーションなど 人に関することをコア技術としている ...
https://www.wantedly.com/companies/lmi/post_articles/219195
<小林さん>
株式会社リンクアンドモチベーション中途入社。エンジニアリングマネージャーとして、エンジニア採用や新機能開発を中心に担当。入社後、仕様を理解するために開発を主業務とするとともに、マネージャーとしてチームづくりや採用にも携わっている。プライベートでは、妻と子供(5歳)と3人暮らし。共働きのため家事に関しては妻と半々で分担しており、育児に関しては主に保育園の送迎と寝かしつけが小林さんの担当。


データエンジニアの東山が、リンクアンドモチベーションで子供の未来のためにグロースハッカーになるまでの軌跡 | 株式会社リンクアンドモチベーション
僕は2019年4月にリンクアンドモチベーションに入社しました。モチベーションクラウドの解約率ゼロを目標に、システムの利用状況からお客様の解約予測を行うモデルを構築しています。具体的には、サービスの価値が正しく届くように施策の提案などを行なっています。一般的なETL処理を行うデータエンジニアより役割は広く、各種データの統合から分析まで行なっております。 下記では、学生時代から振り返り ...
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<東山さん>
株式会社リンクアンドモチベーション中途入社。データエンジニアとして、サービス向上のための分析や分析基盤の構築などを担当。妻と息子2人(4才と2才)の4人家族。共働きのため家事に関しては妻と半々で分担しており、育児に関しては、朝ごはん作り、夜のお風呂入れ、寝かしつけ等が東山さんの担当。

自分の意思で仕事のスケジューリングが可能。積極的に家事や育児に参加ができる

_家庭を持つ東山さん、小林さんの働き方や家事・育児とのバランスについて教えてください。

東山:僕は9時から18時で勤務することが多いのですが、通勤に片道1時間半かかるため18時に終業しても帰宅するのは20時近くになってしまいます。そのため夕食は家族とは別々になることが多いです。家事と育児に関しては、朝ごはん、食器の片付け、ゴミ捨て、洗濯、風呂トイレ掃除、風呂入れ、寝かしつけ、などなど、その他諸々が僕の担当です(笑)

小林:僕は9時20分から18時20分で勤務することが多いです。家事や育児は半々くらいで分担しています。前職のときに育児休暇を取得していたのですが、子供の世話をするときに抱っこばかりしていたせいか今でも僕のほうが子供が寝やすく、寝かしつけは引き続き僕が担当しています(笑)

_東山さんも小林さんも、基本的に定時退社とのことですが、仕事状況により残業が発生してしまう場合もあると思いますが、そのあたりについて聞かせください。

東山:僕は、現時点では残業が少ないため育児や家事に参加できていると思います。前職でも比較的融通は効いていましたが、リンクアンドモチベーションでは自分の意思をはっきり伝えることにより、仕事と家庭の両立を実現できています。

また、リンクアンドモチベーションはフレックスタイム制が導入されており、コアタイムは11時-15時と定められていますが、良くも悪くも柔軟に対応できています。例えば、コアタイムでも外せない家庭の用事等がある場合は、業務を抜け出すことも出来ますし、逆にコアタイム以外の時間でも、自分の予定をスケジュール上ブロックしておかないと、ミーティングの予定が勝手に入ってきます(笑)

小林:僕の場合はリンクアンドモチベーションに入社して残業が増えました(笑)。管理職であるマネージャーだと、18時以降に組織関連のミーティングや研修が入ることがあります。また、入社して驚いたことですが、筋肉質な強い組織づくりを目指しているため、組織やメンバーのことにかなり時間を割きます。

非マネージャーの社員についても、他社よりは組織施策が多いと思います。組織施策の内容としては、他社でも実施されているような納会やキックオフもありますし、リンクアンドモチベーション特有なものとしては、360°評価の結果から自身の改善アクションを決める場(サーベイフィードバック)や各職位の研修等があります。

_小林さんは組織やマネジメントにかける時間が多い印象を受けましたが、開発時間とのバランスについてはどのようにお考えですか?

小林:一見、こんなにも組織施策に時間を割くぐらいなら、開発にかける時間を増やした方が良いのではと感じる方もいらっしゃると思いますが、リンクアンドモチベーションでは、『事業』と『組織』は企業の両輪であるという考え方があり、『組織』にもかなりの時間を割いています。

事業と同じくらい組織にもパワーをかけることにより、企業として成長するため、組織施策にも時間をかけることを惜しみません。一方、どれだけでも時間をかけて良いかというとそうではありません。リンクアンドモチベーションでは、残業時間を45時間以下と徹底しており、限られた時間内で最大の成果を出すことを目指しています。もちろん、45時間まで残業しなければならないというわけではなく、残業ゼロ時間の方もいます。残業時間は、人や時期によってもバラバラですね。

3ヶ月に1度、心身をメンテナンスする3連休が与えられる

_働き方のベースとなっている『リンクアンドモチベーション独自のワークカレンダー』について教えてください。

東山:リンクアンドモチベーションには独自のワークカレンダーがあり、3ヶ月に一度、期初にピットイン休暇という3連休(日・月・火)が与えられます。

ピットイン休暇の目的は、車のサーキットと同様に労働者にもメンテナンス期間を設けることにより心身共にリフレッシュし、次の3ヶ月のスタートダッシュを切れるようにするためです。ピットインの3連休やゴールデンウィークの中日を休日にしているため、月に1,2回の土曜日出社が発生します。

_土曜日出社ということは、家庭の都合と調整が必要になるのではないでしょうか?

小林:そうですね、土曜日出社については、家庭がある人は調整が必要なため、良し悪しがあるかもしれませんが、ミーティングがほとんど入らないことやデスクの周りに人が少ないことから、開発に集中できるためメリットも大きいと思います。また、3ヶ月に一度の会社全体の研修や社員全員が集まる総会は土曜に集中していることが多いことも、良い点だと思います。

東山:実際は土曜出社日に有給を取る方も多いですし、出社時間も人によってバラバラで、午後から数時間だけ働く人も多いです。僕の場合は、土曜日出社の際の育児については、以前妻が勤めてた会社が毎月2回土曜日出社があったため、土曜日出社が被る時は、子供を保育所に預けることで対応していました。

現在は、妻の仕事が個人事業主に変わったため、僕が土曜日出社の際は妻が子供を見てくれています。また、土曜日出社の際は、比較的融通が利くため、子供の保育園の送迎時間に合わせて出退社時間を調整する社員も多いですね。


リンクアンドモチベーションの社員に浸透している行動指針「リーダーシップスタイル」こそが、仕事と家庭の両立を支えている

_リンクアンドモチベーションに転職して、働き方に変化はありましたか?

小林:働き方については、仕事とプライベートのメリハリが出来ていると思います。前職では広告関係のシステムを開発していたため、トラフィックが増える週末や深夜帯のシステム停止は厳禁でしたので、帰宅後の対応や週末対応も発生していました。

現在、僕が開発に携わっているモチベーションクラウドは企業向けのサービスなので、週末や深夜帯のシステム稼働は少なく、平日の日中の利用が中心となります。週末や深夜も仕事のことを意識していた前職と比較すると、リンクアンドモチベーションに入社をしてからは、業務時間外対応は、ほとんど無くなり生活にメリハリがつきましたね。

東山:そうですね。僕も生活にメリハリがつきました。家庭の事情なども遠慮なく会社へ言えることが大きいかもしれません。リンクアンドモチベーションは、驚くほど風通しが良く、自分より役職が上位の人でも相手の意見や主張を一旦受け入れてくれる文化があります。

若手から経営陣まで社員の家庭環境の向上をサポートしてくれるのですが、それが浸透している理由は、リンクアンドモチベーションの行動指針であるリーダーシップスタイルが存在しているからだと思います。リーダシップスタイルというのは働く上で『法令順守≧健康管理≧家族関係≧組織人事≧顧客満足≧業績向上』を遵守しましょう、という行動指針のことです。


リンクアンドモチベーションの行動指針『リーダーシップスタイル』が記載されたカード

小林:リーダーシップスタイルが記載されたカードも配布されているため、社員自身が意識できており、それも浸透している一つの理由だと思います。

このリーダーシップスタイル『法令順守≧健康管理≧家族関係≧組織人事≧顧客満足≧業績向上』のポイントとしては、(>)ではなく(≧)であることです。

つまり、『法令順守≧健康管理≧家族関係≧組織人事≧顧客満足≧業績向上』の全てを成し遂げることを目指すことが前提であるけれども、どうしても『家族関係≧業績向上』のどちらかを選ばらないといけない場合には、不等号の大きい方(この場合は『家族関係』)を選択する、という考えになります。『どちらが優先か?』と考えがちだけれど、アンドで取りに行くことが大切だと考えています。

_全ての実現を目指し、アンドで取りにいくことが前提の行動指針なのですね。実際に現場でリーダーシップスタイルを使われている事例などを聞かせていただけますか?

小林:はい、具体例をあげると、法令遵守の観点から残業時間を45時間以内に収めるように勤務しているのですが、今月の残業時間が超過しそうであるため業務の申し送りをせずに帰ってしまった若手に「アンドで取りなさい」とフィードバックされたこともありました。

_それは、先ほど小林さんのお話にもありました「どちらが優先か考えてしまいがち」という事例ですね。

東山:行動指針を発信するだけでなく、体現するためにもリーダーシップスタイルと異なる言動を見つけた場合は、何がNGだったのかをその場でフィードバックします。他の事例をあげると、体調が優れない中、無理して出社している社員がいた場合、リーダーシップスタイルの考え方を伝えられ、休むように促されます。

開発責任者の柴戸自ら、率先して『しっかり休んで!、お大事に!』などの声をかけてくれるので、罪悪感なく休むことが出来ています。休んだ分、しっかりと成果で返そうと思う気持ちも芽生えますしね(笑)このようなことを繰り返すことにより、リーダーシップスタイルが浸透できていると自負しています。


ビジョンの実現を追求する『目的思考』のエンジニアこそが、リンクアンドモチベーションのエンジニア。技術はあくまで目的達成の手段と捉える

東山:リーダーシップスタイルはマズローの欲求段階説に基づいており、まずは安全欲求である『健康』や社会的欲求である『家庭』『組織人事』がベースにあり、その上に自己実現欲求が存在する形になります。

このリーダーシップスタイルが浸透できている理由は、開発責任者の柴戸をはじめとする経営陣やマネージャーが定期的にリーダーシップスタイルの考え方やその背景を発信してくれているためだと思います。

_『法令順守≧健康管理≧家族関係≧組織人事≧顧客満足≧業績向上』の中で、開発組織として特に意識をしている行動指針はありますか?

小林:リーダーシップスタイルの中でも『顧客満足≧業績向上』については、開発組織全体で意識が高いと感じています。普段から開発組織の中で「その開発は本当に意味があるのか?顧客の課題を解決できているのか?」というコミュニケーションが発生しています。アップセルのために特定のお客様向けのカスタマイズを安易には選択せず、多くのお客様にとって中長期的に『顧客満足』に繋がるか、を常に考え続けている組織だと自負しています。

東山:これまで僕が経験してきた企業のエンジニアはこういう技術使いたい!フロントエンドのスキルを伸ばしたい!といった人が多かったのですが、リンクアンドモチベーションのエンジニアは、顧客の課題は解決されるのか?、目的は達成できるのか?を考えるエンジニアが多いと思います。技術はあくまでも目的を達成するための手段であり、ツールであるという考えを持っているエンジニアが多いのだと思います。

小林:目的思考のエンジニアが多い理由は、しっかりとした「理念」が定められていて、それらを周囲へ発信していくという文化醸成ができていることが大きいと思います。「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」というコーポレートキャッチやミッション・バリューなどは、会長や経営陣・マネージャーから現場への情報の下ろし方ひとつにしても「現場はどう思っているか?」ということを常に意識しています。理念経営が浸透していることで、社員の目的が一致しており、結果的に目的思考のエンジニアが多いと僕は感じています。

_今後、開発組織を成長させるうえでどのような方にリンクアンドモチベーションへご入社いただきたいですか?

小林:はい、リンクアンドモチベーションは組織施策は充実していますが、まだまだエンジニア最適ではないと思っており、技術的な情報を共有する場や、HackDayなどの取組みもエンジニア組織に取り入れて行きたいと考えています。開発組織づくりをしつつも、技術レベルの底上げを一緒にやってくれる方にもご入社頂きたいですね。

東山:弊社の基幹技術であるモチベーションエンジニアリング(エンゲージメントを上げるための方法論)をテクノロジーと結びつけることで、より多くの組織がよくなっていくと信じています。それを信じてモチベーションエンジニアリング x テクノロジーをエンジニア主体で一緒に推進してくれる方に来て欲しいですね。また、エンジニアからそのような発信の場もこれから創っていけたら良いなと思っています。

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