1
/
5

【社員インタビュー 】日本語を通して大好きなインドネシアの教育に貢献する

プロフィール

インドネシア生まれ、インドネシア育ち。日本への強い関心から、インドネシア教育大学で日本語教育を専攻し、大学3年次に文部科学省の奨学金プログラムで群馬大学に1年間交換留学。インドネシア教育大学から主席で卒業した後、ASEAN HOUSEへ新卒入社。キャリアアドバイザーの経験を経て、現在はインドネシア・バンドンにて講師としてLPK(日本語学校)運営に奮闘中。

ーーASEAN HOUSEにjoinした理由は?

ゼロからLPK(日本語学校)を立ち上げるというASEAN HOUSEの求人を見てとても魅力を感じました。 新卒で自分でゼロから何かを作り上げるという機会は他では得られない貴重な経験だと感じ、とても興味を持ちました。

また、他のLPKでは主にインドネシア語を使うことが多い中、日本語が必須であるASEAN HOUSEで働くという環境はこれまで学んできた日本語を活かして働くことができますし、日本語を通して大好きなインドネシアの教育に貢献することもできます。
私にとってこれ以上ない最適な場所だと考えました。

質の高い教育を提供することで私が教える生徒たちが日本へ行き、貴重な知識を持ち帰ることでインドネシアの発展や教育がより高度なものになるようサポートできればと思っています!

ーーそもそもどうして日本に興味を持ったんですか?

①日本を好きになるきっかけ

中学生の頃、姉に勧められたアニメで日本のことを知りました。
偶然にも、私の周りにはアニメや日本文化が好きな人がたくさんいました。
アニメを見れば見るほど日本に対する興味や魅力が増していき、「いつか日本に行きたい」と漠然とした夢を持ちました。(ちなみに、特に「鬼滅の刃」が大好きです!)

②日本語を勉強することに決めた

その後、日本語をより深く知りたいと思い高校では3年間日本語学を専攻、大学では約4年間日本語教育を専攻しました。

気づけば私は「絶対に奨学金で日本に留学してやるんだ!」という夢を胸に、大学最後の1年間は私にとって最も苦労した期間でした。
特に2020年の新型コロナウィルスは、日本留学の実現に向けた大きな障害でした。
なぜなら、コロナの影響でしばらくは海外への入国が制限され、奨学金の選考に合格してもオンライン学習が主になる可能性がありました。

しかし、その時点で悩んでも問題は解決しません。
だからこそ、どうなるかわからない状況でも全力で取り組むことに専念しました。

そして努力の甲斐もあり、日本の文科省の奨学金の選考で無事合格し、1年間の群馬大学への留学が決まりました!

③群馬大学で留学

いよいよ群馬大学で、1年間の交換留学が始まりました。
初めての海外、初めて家族と離れること、いろんな「初めて」で正直不安でした。

しかし、それと同時に日本ではどんないいことが待っているのだろうというという期待感も込み上げてきました。私が日本に到着した際、群馬大学の担当の方がとても丁寧に対応してくださり、空港では目的地まで車を用意して出迎えてくれました。

そこで初めて、日本人の「おもてなし」のサービスにおける親しみやすさに強く感動しました。

群馬大学では交換留学生に、チューター制度というものが設けられます。
これは交換留学生が一人の日本人学生から勉強のサポートをしてもらう制度です。
チューターの日菜子ちゃんは、のんびりしていて、優しく明るい人で、仲良くなれた初めての日本人です。最初、日本人は閉鎖的だと思っていたのですが、日菜子ちゃんのおかげで他の日本人にも遠慮せずに質問したり話したりすることができるようになりました。

彼女は日本語の勉強仲間だけではなく、私が日本のことをもっと知れるようにとプリクラを一緒に撮って日本の若者の文化を教えてくれたり、同年代の日本人にもっと溶け込めるように若者言葉を教えてくれたり、群馬県周辺の観光スポットに行ったり。

日菜子ちゃんには本当に感謝しています。

そしてこれらの素晴らしい経験を自分だけではなく、もっと多くのインドネシアの若者にも私と同じように経験をしてほしいと思うようになりました。 
そこからインドネシアで日本の実体験を伝えられる教師になる決意を固め、

自分の知識で、日本に行きたいという夢を持っているインドネシアの若者をサポートし、モチベーションを高めたいと思うようになりました。


④日本でアルバイト

留学中、暇な時間を過ごすために日本のファーストフード店でアルバイトをしました。インドネシアでは仕事が少ないので、学生がアルバイトをすることは不可能です。
それに対して日本では多くの学生が高校からアルバイトを始め、若いうちから働くことに慣れているので成長も早くうらやましく感じました。

アルバイト中、私の周りにはいい人がたくさんいました。
最初の仕事は1週間でたくさんのメニューを覚えなければならずとても大変でした。
しかし、他のスタッフからのサポートのおかげですぐに覚えることができ、高い評価をいただくことができました。

ある日、他のスタッフに大きな声で「暇な時間があったら話をする場合じゃない!」と叱られました。
インドネシアでは暇な時があればお話をしたり、スマホをいじったりすることが当たり前だったので驚きました。

仕事とは簡単なものではなく、責任が伴うものだということを初めて教えられました。

そして、「私は仕事ができる、あの方に認められるように」と心の中に宣言しました。
時間が経ち、私を叱った人が「ペビちゃんがいないと私が困ります」と言って、私の能力を認めてくれました。
これから日本で働くインドネシアの若者たちには、
周囲から「指摘」を受けることをさらなる発展への第一歩として前向きに捉え続けてほしい。

ラストインの時にもみんなたくさんプレゼントを用意してくれて、送別会を開いてくれました。

私の中でますます日本のことが好きになりました!

ーーASEAN HOUSEでの仕事の内容・やりがいは?

以前はASEAN HOUSEで10ヶ月間、キャリアアドバイザーとして求人情報の紹介や、SNSを通じてインドネシア人を募集し、特定技能ビザで仕事を探しているインドネシア人を探し、案内する仕事をしていました。
キャリアアドバイザーの仕事をしていて一番やりがいを感じたことは、
様々なバックグラウンドを持った新しい人たちと出会えること、また、自分が支援した候補者が無事に内定をもらってその人の新しい道やチャンスを広げられる手助けをできたことです。

現在、私はASEAN HOUSEが新しく運営する日本語学校「LPK ASEAN HOUSE」で日本語教師として働いています。
ASEAN HOUSEの日本語学校で教えている間、私は多くの新しい人々に出会いました。
生徒たちはバックグラウンドも年齢層も異なり、私よりずっと年上のかたもいて、
正直「若い女性教師の話をちゃんと聞いてくれるのか?」という不安がありました。
けれども、実際に教えてみて私の考えや不安の気持ちは間違っていました。
年下だからと年齢が理由で私の話を軽くみることはなく、先生への尊敬の気持ちを持って接してくれました。
また、“先生、いろいろなことを教えてくださってありがとうございました。本当にこの学校で勉強できて先生に教えてもらえてよかったです“と言ってくれた生徒もいて、とても感動したのを覚えています。

卒業してもずっと覚えていてくれるような、信頼できる先生でありたいと思っています。この学校を通して、インドネシアにいる様々な可能性を秘めた若者を、語学、知識、スキルの面で日本で働けるように0から教育することは新たな挑戦でワクワクしています。

ーーASEAN HOUSEで成し遂げたいことは?

ASEAN HOUSEで成し遂げたいことは、できるだけ多くのインドネシアの若者を教育支援を通じて助け、彼らが望み夢見る未来への選択肢と機会を増やしていくことです。
適切な教育と機会、そして今のインドネシアの若い世代の能力や可能性で自分自身の未来を、そしてインドネシアの未来をより良いものに変えることができると思います。

教育が国を作れると信じています。

また、より多くの学生が日本へ出稼ぎに行きインドネシアで活かせる貴重な知識をもたらし、将来インドネシアが発展するためのより良い人材になってほしい。
日本へ働きに行く学生が増えることで、多くの日本人が東南アジア、特にインドネシアを意識するようになることを願っています。

ーー未来のメンバーへ一言

ASEAN HOUSEには、インドネシア、ミャンマー、ベトナムなど様々な国のメンバーが在籍しており、文化的多様性と寛容性の高い会社です。日本における労働力不足問題の解決だけでなく、東南アジアにおける人材育成の進展に伴う就職難という社会問題の解決にも直面しています。

東南アジア人の就職難などの問題や社会的課題の解決に関心のある方、また東南アジアの文化や教育に関心のある方など、共に働ける日を心待ちにしています!


Invitation from 株式会社LivCo(旧ASEAN HOUSE)
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社LivCo(旧ASEAN HOUSE)'s job postings
15 Likes
15 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Pebi Kartika's Story
Let Pebi Kartika's company know you're interested in their content