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自己分析やってみました #2 ~「本当の自分」がわかる心理学~ ”子供の頃の自分を紐解く”

こんにちは。小林です。

前回に引き続き、読んでくれている方々、ありがとうございます。

今回は、『「本当の自分」がわかる心理学』という書籍を読んで自己分析を実施した結果を紹介していこうと思います。

私、個人の経歴などは前回の記事に記載しておりますので、気になる方はこちらも読んでみてください。

 ◆読んだ書籍の紹介

・書籍タイトル:『「本当の自分」がわかる心理学』
・価格:1900円
・所要時間:6時間
・概要:自分の行動原理を理解するもの。

◆書籍要約

本書籍の要約を簡単にまとめると、以下3点です。


1.「人の心とは「子どもの人格である部分(内なる子ども)」と「大人の人格である部分(大人の自分)」の2つで構成されている」
前者は、子ども時代に形成されたもの(無意識的な行動を司る部分)で、ネガティブな面(陰気な部分)とポジティブな面(陽気な部分)を持ちます。
一方で、もう一つの人格部分である「大人の自分」は合理的で理性的であるため、「内なる子ども」をコントロールする意識的な存在であるとしています。

※私たちの行動は、考えて選択されているように見えて、80%程度は無意識的に選択されている。

2.「基本的欲求は、結びつき欲求(他者との関わりへの欲求)、自由欲求(発見への欲求)、快感欲求、承認欲求の4つで構成される」

3.「ありのままの自分を受け入れることが大切」
他人が自分をどう思うかをコントロールすることは不可能なため、自分の行動の責任は自分にあることを認識することが大切だとしています。

◆実施した自己分析の紹介

本書籍にはワークシート的なものはなく、「幼少期の経験や習慣、形成された性格から根本の行動原理を探っていくもの」でした。 

とにかく、子供のころの経験が、今の自分を作り上げているというものでしたので、子供のころどんな環境で生活を送っていたのか振り返りを実施しました。

大きく以下3点にまとまりました。

⓵いろいろな人をとにかく観察していた

真ん中っ子なので、姉を見て怒られない術を学び、弟に対してはよく面倒を見ていました。

認知症の祖母を親が介護をしている姿を見ていたので、どうしたら親に迷惑が掛からないか子供ながらに考えていた記憶があり、姉のお下がりの洋服など文句を言わずに着ていました。両親は共働きで、祖母は認知症の影響により徘徊などもしていたため、姉と一緒に弟の面倒を見ながら、祖母が勝手にどこか行かないように見守るなどもしていました。

また、田舎育ちで若干の村八分(軽いいじめ)的なことを学童保育の70歳くらいのおばさん先生3人組にされたことがあり、嫌がらせなどを受けていました。それが波及して習い事の先生とかにも嫌がらせされました。(結局、理由はわかりませんが、「このような大人にだけはなりたくない」と低学年にして思ったことをよく覚えています笑)

あとは、父親に言われたエピソードで特によく覚えているのが、私が父に「アイス一口頂戴」といったときにすごく怒られたことです。ケチとかではなく、「お前が何気なく言った一言や、何気なく得ようとしたことが、実はものすごく相手を傷つけるかもしれない」と言われました。相手が何を大切にしていて、どう思っているかは、相手のことをよく観察した上で判断することが大事だなと強く思いました。

 

⓶家族との時間はあまりとれなかった(決して愛情がなかったという話をしているわけでありません)

先ほど述べましたが、両親は共働き、祖母の介護、また私がサッカー(部活ではなくクラブチーム)を習っていたため、家族との生活リズムが合わず、小学生以降は一人で過ごす時間が多かったです。(大学は上京したので、家族との時間はより減りました。)

特に食事などは、家族と一緒にご飯を食べた記憶はほとんどありません。所属していたサッカーチームでは食トレもあり、食事中に人と話すという行為をほとんどしていませんでした。そのため大学生や前職の職場では食事中は全く話さないため「もっと話して楽しく食事しよう」と指摘されたことがあります。

真ん中っ子あるあるだと思いますが、両親の目は必然的に上と(特に)下の兄弟に行きがちというのもあったと思います。

習い事や勉強などやりたいようにさせていただいたので、決してこの状況を卑下しているわけではなく両親には感謝しかありません。

 

③何をするにも、できない側からのスタート

私は早生まれ(3月後半かつ出産予定日より早く生まれた)のため、とにかく運動も勉強も下からのスタートでした。最初からうまくいったものはなかったです。

学校の授業は、勉強は特に小学校低学年、運動は中学校2年生くらいまでは下から数えたほうが早かったです。

ただ、負けず嫌いではあったので必死に勉強とサッカーの練習をした記憶があります。勉強に関しては姉を参考に、どのくらい勉強すると上位の成績になるのかを考えながら勉強していました。運動は参考にならないので、自分が納得するまで練習していました。

高校は、サッカーの強豪校に進学しました。そこでも当たり前ですが下からのスタートでした。部員数は100名を超えていたので、1学年で3チームでき、私は特に実績もなかったので1年次はCチームからのスタートでした。どうやったらレギュラーをとれるのか常に考えながら練習していました。

1時間くらいかけて通学しており、練習の時間も限られ、勉強もおろそかにできないので、無駄な練習にならないよう、すべての練習などに意味や目的を持って取り組んでいました(通学時間は、勉強に充てていました)。

高校時代のエピソードでよく覚えているのが、レギュラー奪取のための戦略です。

まずはポジションの絞り込みです。私は右利きですが、チーム内の9割が右利きのため競争率の低い左サイドを自分のポジションと決めました。

次に左足の練習方法です。どうすれば左足でうまくボールを蹴れるか考えた結果、空気を抜いたボールでのキック練習でした(空気が抜けていると、ボールを蹴りやすいため)。

結果、3年間かかりましたが、両足問題なくボールを扱える自分の強みを持つことができレギュラー奪取につながりました。

以上のような経験から、とにかくできないことをバカにしたり、けなしたりすることは大嫌いです。

最低限の努力は当然必要だと思いますが、知らないことやできないことを怒ったりしても意味がなく、「どうしたらできるようになるか」を考えることが好きです(「最低限」の定義も、人によって受け取り方が変わるので難しいですが)。


◆結果分析/考察

上記の自己分析を良い面と悪い面で簡単にまとめてみようと思います。

⓵いろいろな人をとにかく観察していた
【良い面】相手のことを考える
【悪い面】自分を表に出さない

⓶家族との時間はあまりとれなかった
【良い面】一人の時間は苦ではない
【悪い面】自分が優先されなくて当たり前と考える

③何をするにも、できない側からのスタート
【良い面】できるようになるためにどうするかをよく考える
【悪い面】他人のほうが優れていると思いがち

以上のような形でまとまりましたが、
本書籍でまさしく、自分と一致する性格パターンが出てきたので紹介します。「ハーモニー思考」というもので、特徴は以下2点です。

(1)自分よりも他人のほうが優れていると考え、決定権や資格は他者にあると思いやすい

(2)とにかく自分よりも他人に気を配るため、自分が何をしたいのか不明確になりやすい。

もう少し細かく記載すると・・・
他人を傷つけないようにしているが、本心では相手のことをそれほど大切に思っていない(自分が拒絶されることに不安を抱き、自分の欲求を抑え、相手の望み通りにしている)。

また「相手は自分の行動に感謝し、自分の欲求も感じ取ってくれる」と勝手に期待しているため、ハーモニー志向者は自分のことにあまりにも責任を持っていない。

とのことです。

占いのバーナム効果(曖昧な表現を自分固有のものと感じる現象)的な部分や、言い回しやこじつけで何とでも言える部分もあるため、参考程度ですが、自分の性格と最も合致しました。

ハーモニー思考の特徴は、自分の幼少期の体験とまさしく合致していることがわかります。

私は基本的に、何をするにも相手に合わせますが、どうしても苦手な人がいるときは、その人と接しないように徹底的に努力します。言葉にして伝わると判断した場合(稀)はしっかりと伝えます。私は、相手と自分を思って行動していたつもりですが、相手を大切に思っていないからこその行動のようです(本書籍にもそう書いてありました笑)。

また努力が報われるとは限らないと学生時代に強く感じる経験が多かったため、相手や自分に期待することは基本的にないです。しかしこれも自分や相手に責任を持っていないことの裏返しで、本当は期待したいけど、失望を恐れてそう思うようにしていると感じました。

 

ここでさらに前回記載した自分の事前の性格予想を確認すると、幼少期の経験と自分の事前の性格予想ⅱは一致していることがわかります。

・性格事前予想
ⅰ明確な根拠を元に行動する(⇔根拠なく物事進めることが苦手)
ⅱ他人の気持ちを汲み取るように努力する(⇔自分を表に出すことが苦手)

事前性格予想ⅰは、自分で考えて納得してから先に進むように心がけているつもりでしたが、本書籍を読んだ後だと、「誰かに賛同をもらう/大多数が賛同してくれるもの」がないと行動できない(ハーモニー思考⓵)と捉えることもできると思いました。

私は、他人に合わせる性格のため、言語化や議論(自分を表に出す作業)がとても苦手ですが、原因がよくわかりました。理解はしているつもりでしたが、「自分を表に出す、説明責任を果たす」という行為から、無意識に逃げていたと再認識しました。

※よく言えば、相手を優先しているが、悪く言えばただ逃げているだけ。

周りに気を配ることは自分の良さでもあるので、無理に変えようとは思いませんが、自分を表に出す訓練は少しずつしていこうと思いました。

本書籍ではもう少し詳しく、ハーモニー思考者やその他タイプの行動原理や対処法について詳しく記載されているため、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

◆まとめ

心理学寄りな話になってしまいましたが、

「人は考えて行動しているようで意外と考えていない(行動の8割くらいが無意識で選択されている)」ということは驚きでした。

最終的に無意識に選んだ結果と同じ結果になろうとも、一度立ち止まってよく考える(考えたつもりでも、大人の自分と向き合うことが大切)癖をつけることで自分が本当にやりたいことや、本当の課題が何のか見えてくるため、頭の片隅に入れながら行動しようと思います。

また、私個人としては嫌われることを恐れず、自分を表に出していくことで、より明確な自分の課題を発見できるきっかけになると思いました。(「言語化や議論が苦手」という抽象的な課題ではなく、苦手分野にチャレンジすることで、より課題を明確化していく)

同じような環境で育っても、経験したことの違いなどにより全く異なる考え方を持っている人もいると思います。本書籍では様々なタイプの考え方にも触れているので興味のある方はぜひ読んでみてください。

◆次回予告

次回は、「「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版ストレングスファインダー2.0」」を実施しようと思います。

更新予定は、12月末です!

※あくまで予定ですので、ほかにもっとよさそうなものがあれば変更する可能性あります!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

興味のある方は来月以降も継続して読んでくれると嬉しいです!!ではでは~


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