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生成AI最前線:「生成AIプロダクトを“届ける”ってどれだけ難しいの?」– 全社勉強会レポート Vol.1
はじめに
オフィスのラウンジスペースで始まった全社勉強会。
Lightblueでは、毎週水曜日のランチタイムに、社内のナレッジをシェアするカジュアルな勉強会を実施しており、今回は記念すべき1回目です!
参考:「背景を知る」がカルチャーに。社内勉強会、はじめました
記念すべき第1回は、執行役員の川俣が登壇。
取り上げたのは「生成AIプロダクトをどう届けるか?」という話。
・生成AIプロダクトという、世の中にまだ浸透していないものを、どうやって広めていくのか
・技術の進歩をどうやってキャッチアップしているのか
・顧客のリアルな声をどうやって組織全体に反映しているのか
そんなテーマで、現場のリアルを聞いてみたいという声から、今回の勉強会がスタートしました。
「ハンバーガー片手に、全社勉強会」
1. 生成AIプロダクトは“いいモノ”だけじゃ伝わらない
今回の講師は、執行役員兼営業部長の川俣さん。
彼は前職で全社導入のERPの営業として活躍していた実績があり、
既存のプロダクトを売るプロフェッショナルです。
そんな彼が強調したのは、「まだ知られていない技術を届ける難しさ」でした。
普通のプロダクトであれば、DXチームや管理部が導入を決めれば、自然と現場に浸透していきます。
しかし、生成AIプロダクトとなると、現場が「本当にAIに任せて大丈夫?」と不安を拭いきれない。
川俣さんいわく、「製品説明をいくら丁寧にしても、それだけじゃ導入は進まない」。
お客様にとっては、単なるツールを増やす以上に「社内で新しいプロジェクトを動かす」くらいのインパクトを伴うからだそうです。
現実には、経営層や現場リーダーなど、多くのステークホルダーを説得する必要があり、ひとつでも納得が得られないと前に進まない。
「“いいモノ”を伝えるだけでは足りない」
お客様の経営の意思決定に関わるような重要なお仕事であるという実感が、弊社の営業部には浸透しています。
2. 売って終わりじゃない、導入後の動きがすべてを決める
では、どうやって導入までこぎつけるのか。
具体的なエピソードがたくさん語られました。
その中で印象的だったのが、「導入後もけっこう深く入り込んでるんですよ」という話。
ある製造業の事例では、導入自体は順調に契約まで進んだのに、その後現場での活用が思うように進まなかったそうです。
そこで川俣さん自身が中心になってクライアントの担当者と二人三脚で社内研修を企画し、徹底的に“使い方”をレクチャー。
「まずは小さな成功体験を作ってもらうことが大事」
実際に短い期間で成果を出せた担当者が増えていくと、組織全体への広がりが一気に加速したとのこと。
売って終わりではなく、“最後まで面倒を見る”というのが営業のスタンスだと川俣さんは強調していました。
3. 現場での気づきは、チームで回す
勉強会の中盤では、成功・失敗事例の共有や、開発チームとの連携について語られました。
例えば、導入後のクライアントから「画面遷移がわかりづらい」というフィードバックを営業が受け取ったら、すぐに開発側と連携してUI改善につなげる。
チーム内に留めずにエンジニアやデザイナーにも伝えることで、製品そのものがどんどん良くなっていく。
「営業で得た情報は、会社にとっての財産」
誰よりも現場の意見を聞いている営業だからこそ、説得力を持って開発陣を巻き込んでいく姿勢が重要なのだと、理解させられました。
社内勉強会という場で共有することで、他部署も“自分ごと”として改善に動きやすくなる。
そのような弊社の一体感こそ、我々の強みなのだと一層気持ちが引き締まり、
よりよいプロダクトを届けたいという思いが増しました。
4. 当日の会話と、勉強会で見えたこと
発表後はエンジニアやBizDevのメンバーから質問が飛び交い、「AIの精度がイマイチなとき、どう説明する?」とか、「ユーザー教育はどのタイミングでやってる?」とか、かなり具体的な話になりました。
川俣さんの答えには、実際にお客様とやり取りしたエピソードがたくさん詰まっていて、「こんな事例、もっと早く知っておきたかった!」と興味津々の様子。
あるエンジニアは、「作る側としては機能を洗練させるだけでなく、現場が初期ハードルを超えやすい設計も必要だと改めて思いました」と感想を述べていました。
やりとりを聞いていた他の参加者も「この会話に自分も混ざりたい!」と感じたようで、勉強会終了後も小グループに分かれて盛り上がっていたのが印象的です。
5. 次回予告
今後は、開発・生成AIプロダクトマネージャー・キャリアなど、テーマを変えて更なるトピックを準備しています。
生成AIならではのチャレンジングな環境が気になる方は、ぜひ今後のレポートもチェックしてみてください。
Lightblueには「同じ会社で働いていても、ここまで視点が違うんだ!」という化学反応が起きる場があふれています。
それが伝われば嬉しいです。
6. あとがき
Lightblueでは、生成AIというまだまだ新しい領域を扱っています。
だからこそ、「単に売るだけ」ではなく「お客様と一緒に進める」営業スタイルが根づきやすいのかもしれません。
今回の勉強会は、普段あまり関わりのない部署の人たちが、営業の現場感をリアルに知る貴重な機会でした。
今後も毎週開催→翌日のレポート発信を続けていきますので、「こんな会社と一緒に成長してみたいかも」と思った方はぜひフォローやエントリーをお待ちしています!