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外資証券からエンジニアへ。敢えて困難なキャリアを歩む理由
Photo by Sean Pollock on Unsplash
今日は大川さんのストーリーを紹介します。 大川さんは外資系証券会社で勤務した後、エンジニアにジョブチェンジして今に至ります。 外資系証券から開発にジョブチェンジした例は「相当少ない」と言います。そんな珍しいキャリアを歩んでいる大川さんのお話を紹介します。
外資金融でのファーストキャリア
大学院ではどのようなことを専攻していましたか?
大学院では、物理工学専攻というところで材料系の研究室に所属していました。最近では機械学習を取り入れたマテリアルインフォマティクスと呼ばれる領域が盛んに研究が行われており、私の研究室は材料合成を主に行う実験系の研究室でしたが、一部そのような要素を取り入れて実験を行っていました。
どういう経緯があって、外資系投資銀行を志望したんですか?
ある程度数学的なバックグラウンドを活かせる分野に行きたいと考え、トレーダーを志望していました。そのため証券会社を中心に受けており、一番最初にオファーが出た企業に決めました。
どのような業務に携わっていましたか?
基本的にはジュニアとしてSalesやAnalyticsのサポートを行っていました。外資系投資銀行では、大きくマーケット部門、投資銀行部門、リサーチ部門、及びバックオフィスという形に分かれています。私はマーケット部門に所属しており、マーケット部門では日々債券や株式市場を通じてマーケットメイキングや注文執行など投資家のサポートを行っています。
どのような部分に面白さがありましたか?
金融市場は非常にダイナミックなため、日々マーケットの変動を受けながら刺激的に働けるという部分が面白いかと思います。マーケット部門は、所謂外資系という雰囲気で様々なデスクで英語が飛び交っています。大きくセールスとトレーダーに分かれており、その中で更に金融プロダクト毎にチームが分かれています。トレーダーは金融市場に流動性を提供するため、自身でポジションを取ってPLを取りに行く人から、アルゴリズムを使ったトレーディングなど多岐に渡ります。セールスもクライアントが求めるニーズをいち早く察知して、最適な情報提供を行うことで、信頼関係を築きます。
マーケットの方は朝早くから株式市場や債券市場を常にウォッチして、市場の動向を注視し続けており、それぞれがプロフェッショナルの意識と相場観を持って働いているという印象が強いです。相場が大きく動いた時や、相場にインパクトのあるニュースが出た時などはフロアが非常に盛り上がることもあります。株式や債券などの金融市場が好きな人や、トレーダーやセールスとして成長していきたい方はマーケット部門で楽しく働けるのではないかと思います。
自身の興味を追求するため、エンジニアの道へ
転職を考えるようになったきっかけを教えてください。
新卒の就活時にも、エンジニアやデータサイエンティストは興味のある分野として見ていました。結果的に早く金融業界の内定が出て、自分としても印象の良かった企業を選びました。一方で、もともと考えていた数学的なバックグラウンドや、プログラミングを使って働きたいという点でフィット感に乏しかったため、転職を考えるようになりました。
金融は基本的には「自身で何かを生み出す」というよりは、既存の金融商品やプロダクトを通じて投資家やクライアントに何かしらの価値を生み出す、という仕事なので、人によってはやりがいを感じにくいこともあります。それよりも何かを自分で作り出したい・自分も事業をやりたいという方にとっては、事業会社の方が向いているかもしれません。
なぜ金融専門職からエンジニアへジョブチェンジしたんですか?
就活時にもエンジニアやデータサイエンスを見ていましたが、実際に金融の領域で働いてみて、エンジニアリングやデータサイエンスの領域の方が興味が持てると感じたため、ジョブチェンジすることに決めました。
なぜスタートアップ、中でもLightblueを選んだんですか?
転職活動時は大手やスタートアップなど拘りは特になく、一緒に働く人や成長出来る環境が整っているか、ということを軸に色々な企業を見ていました。その中で、Lightblueの1Dayインターンやオフィスにお伺いさせて頂いた際に、Lightblueの雰囲気や社員が楽しそうに働いているのを見て、ここでなら切磋琢磨しつつ、自身も成長しながら働けるだろうと感じました。特に、自分としては「みな良い人である」というのは非常に大きな理由の一つです。一緒に働く人でその会社の中身も決まると思いますので、社員の雰囲気は重視していました。
また、代表の園田も博士課程在学中であることも含め、「大学の研究室」に近い雰囲気であることが非常に魅力的に感じたため、Lightblueにジョインすることを決めました。この選択は間違ってなかったと働いてみて強く感じています。大学の研究室に近いというのは、技術的に深いことまで学べる環境が整っていること、また表面的な技術に甘んじることがないことなど、エンジニアとして成長する上で重要であると感じました。また、社長がゴリゴリの営業などではなく、経営者でありながら「研究者かつエンジニア」であるというのも自分としては好印象でした。
一方で、ビジネスサイドとエンジニアサイドの連携はうまく取れており、大学の研究室というと暗いイメージがある方もいるかもしれませんが、雰囲気は非常に明るいです
「大学の研究室に近い」という話は他の社員からも良く聞きますね。ちなみに外資金融からスタートアップに行く流れは周囲でありましたか?
最近では、外資金融からスタートアップのビジネスサイドに行く方はかなり増えてきていると感じています。一方で、エンジニアの転職はある程度経験が問われることも多いことから少ないと思いますし、周りには殆どいません。
非常に優秀なチームで、社会課題に挑戦する
現在はどのような業務に携わっていますか?
現在は、データ分析の案件やLightblueが強みとするHuman Sensing、また自社プロダクトの開発に携わらせて頂いています。データ分析業務では、様々な業種のデータを統計的に分析したり、案件によっては需要予測などを行っています。お客様のニーズを踏まえ、我々が提供できる技術やAIが出来ることを検討した上で、要件定義から実際の実装まで幅広い業務に取り組んでいます。既存の技術をそのまま適用するだけでは解決しない問題も多く、日々試行錯誤しながらお客様の問題解決のため取り組んでいます。
転職して驚いたことはありますか?
風通しが良く、意思決定が非常に早いことは入社して驚きました。エンジニアはコロナの影響もありほぼ完全リモートであり、基本的には自由な雰囲気です。結果は求められますが、アウトプットをしっかりしていれば評価されるというのは良い環境であると思います。また、社長の園田さんは博士課程在学中にも関わらず子育て、経営も同時に行っており、またエンジニアとしても非常に優秀で驚きました。
大川さんだから分かる、Lightblueの良さや強みについて教えてください。
基本的に、エンジニアが非常に優秀であり、技術的にも最新の論文の内容を実装してサービス・プロダクトとして提供出来るというのが強みかと感じます。エンジニアはみな技術が好きであり、社長も個人の成長にサポーティブであるため、成長出来る環境も整っていることもLightblueの魅力の一つです。
特に、転職する前はほとんど未経験だったので、何もコミットできないのではないかという不安が非常に強かったですが、エンジニアのサポート意識が非常に強く、もちろん自身で積極的に学んでいく姿勢は必須ですが、未経験でも学んでいけるというのはLightblueの良さだと思います。
今後、大川さんがチャレンジしたいことは何ですか?
まずは、周りの優秀なエンジニアにキャッチアップし、技術力を付けたいと強く感じています。その上で、様々な案件に携わり実務経験を積むことやプロダクトの開発を通じ、組織として、個人として大きく成長していけたらよいと感じています。
最後に、弊社に興味を持った方にメッセージをお願いします!
私は入社して3ヶ月と少しですが、代表の園田や周りのエンジニアやビジネスサイドの方々にサポート頂き日々成長を感じながら働くことが出来ています。 AIや分析という技術そのものに興味がある人や、またそれを使って様々な社会問題を解決していくことに興味がある人であれば、強いやりがいを持って働くことが出来ると思います。
入社して感じたことは、Lightblueは雰囲気の良い研究室のようだということです。優秀な方々と日々切磋琢磨して働くことが出来る環境は、弊社ならではと思っています。このような環境や技術に興味がある方は、ぜひご応募頂ければと思います。