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研究開発した技術の社会実装を実現したい

今村さんについて教えてください

LeapMindでは異常検知チームに所属しています。

学生時代は軽音サークルに所属していて、バンドをやったり、音響を調整するPAをしたりしていました。その関係で、音響に興味を持ち信号処理の研究室に入ったのですが、最終的には画像処理が専門分野になりました。
入社してからずっとフルリモートワークで、動かない・汗をかかないということがあるので銭湯でサウナに入ることにハマっています。ずっと机で仕事をしているので血行を良くしないとと思って(笑)

研究開発という仕事柄、色々考えてアイディアを出す必要もありますが、そんな時にサウナに入るとアイディアが浮かぶこともあります。普段は家の近くにある銭湯へ行っていますが、友人と一緒に新しくできたサウナに行ったりもします。

現在の仕事について教えてください

Efficieraを使って異常検知モデルをつくるチームに所属しています。

異常検知が必要な場面の多くは製造業の工場などの現場で、機材の設置スペースや電源、インターネット接続などに制限がある環境では導入できる設備が限られてしまいます。なので、そこでEfficieraを動かせるようにするということが大事なポイントかと思います。

もともとは、製造業を中心に工場の製品に含まれる異常検知を想定していましたが、現在は機械の故障検知、煙や火災の検知、監視カメラを活用した立ち入り禁止区域への侵入検知等、様々な場面で応用活用が期待されています。

開発は最新の論文の手法の実装や改良といった研究開発的な業務と、コードの最適化やテストによる品質向上などのプロダクト開発的な業務のどちらも行います。直近では、展示会などで弊社の異常検知モデルの性能をよりわかりやすくお伝えすることを目指したGUIアプリケーションの開発に取り組んでいます。

例えば、検査対象の正常品の画像だけで学習・異常検知ができることや、検知された異常箇所の特定ができることなど、本製品の特徴を視覚的にお伝えできるようになると思います。

開発の際には、エンジニアチーム内だけではなく、セールスやBizdevの方々とのコミュニケーションを緊密に取り合うことでより良い製品の開発を目指しています。特に、エンジニアチーム以外のメンバーからの提案やお客様からの要望で、開発時には想定していなかった場面での活用シーンが広がっているのを感じて刺激になっています。

入社してから現在までについて教えてください

2021年の春に入社して、1年半ほどが経過しました。入社時から異常検知モデルチームに所属していたので、異常検知モデルの開発がメイン業務ですが、他のモデルチームの研究開発に参加することもあり、日々新たな刺激を受けながら働くことが出来ています。

また、大学院生のころは一人で研究を進めることが多く、保守性や可読性が低い書き捨てのコードばかりを書いていたのですが、入社してからはチーム開発であることを意識してコーディングするようになりました。今では、製品の品質を意識した開発ができるようになったと思います。

そもそも、僕はチーム開発ツールの使い方も全然知らなくて、いわゆるGitHubも論文のソースコードを置いておく程度にしか活用できていませんでした。入社当初は、こうした開発ツールの使い方から社内インフラの技術のことまで分からないことだらけだったので、「何も知らないので、よろしくお願いします!!」と正直に伝えました。

ありがたいことに、当時の配属先Mgrが全部丁寧に教えてくださったので、研修期間中には開発に支障ない程度には知識をつけることができました。また、実際に開発を行う際は、プルリクエストごとにコードレビューが必要なシステムになっていて、僕のコードについてのフィードバックを日常的にいただけるような環境になっています。こうした社内環境が、僕のチーム開発のスキルアップに繋がったように思います。

出来なかった技術の社会実装-LeapMindへの3つの入社理由

入社のきっかけは、2019年にLeapMindのサマーインターンへ参加したことでした。

1番の決め手は、優秀な社員の方が多くいることです。

サマーインターンでは異常検知手法に関する研究開発に取り組んだのですが、そのときに考案した手法が当時の最先端の性能であることがわかり、インターン期間を1週間延長させてもらって成果を論文として発表しようということになりました。

その時、社員の方から論文指導をしていただいたのですが、それが僕にとっては良い意味で衝撃的な体験でした。いわゆるテクニカルライティングを教わったのですが、これによって論文は見違えるほど良くなりました。今でも、その当時の初稿を持っています(笑)。

当時、社内ドキュメントを含めたアウトプットの質を高めていこうという動きがあったようで、そうした意識を持つ上司の方や先輩のいる環境だと成長も出来るし素敵だと思いました。

この論文の件がきっかけで、LeapMindであれば研究開発をしながら成果のアウトプットをすることも出来るんじゃないかなと思いました。(※研究チームはありますが、現在はEfficieraの開発に全員でコミットしています)


2つ目はコミュニケーションです。今はフルフレックス・フルリモートの環境ですが、当時僕がインターンをしていた時はコロナが流行する前だったので全員出社していました。

同じフロアにエンジニアやセールス、バックオフィスの方がいて、学生ながら凄くフラットな環境だなと思っていました。実際、CEOの松田さんがLeapMindをフラットな組織にしたくてそうしたフロア設計にしていたようです。

インターン中は、執務室と隣接するフリースペースで作業しながら、そこへ出入りする社員に片っ端から話しかけに行っていたので、当時の社員全員と話すことができたと思います。僕にとっては、そんな環境が魅力的で雰囲気もすごく良かった印象でした。入社後は、フルリモートワークのためお互いの状況が当時よりもわかりづらくはありますが、エンジニア同士はもちろんのこと、セールスやBizDevの方とのMTGを通してコミュニケーションをすることができています。

CEOやCTOとの距離も近いなと思います。会社の方針に関して質問や意見があった場合は、1on1も実施してくださいますし。コミュニケーションの時間をつくって僕に向き合ってもらう機会があります。CTOは率先して技術開発をしていますし、そういう点で技術者的にも刺激になる職場で、まとまりの良さを感じています。

実は、コミュニケーションに関しては良い話ばかりではなくて不安もありました。

僕は、新卒からフルリモートワークで社会人生活がスタートしたので、毎日出社するような働き方をした事がないんですよね。入社してから最初の数ヶ月は実家のある福岡から勤務していましたし・・。

そのなかで、どういう風に仕事を進めていくかという点では苦労しました。

入社当初は、まだ顔を合わせたことがないメンバーと連絡を取るのは少し勇気がいりましたし、社内スラックに設けられている公開質問チャンネルも、初歩的すぎる質問だと思われないかと思うとなかなか利用できませんでした。その点、インターンの時からお世話になっていたMgrが毎日1on1を実施してくださり、他のメンバーとの橋渡しや質問への対応をしてくれたので、本当に凄く助かりました。

今となってはリモートワークにも慣れ、必要最低限のコミュニケーションで仕事を円滑に進めることができるようになりました。

ただ、そうなると僕がインターンの時に感じた魅力の一つであるLeapMindのコミュニケーションを通した活気のあるカルチャーが薄れてしまいそうで、今は自分から社内へコミュニケーションの機会を提供したり、社内イベントの運営に参加させて頂いています。

入社して挑戦できたことは?

入社してまだ1年弱ですが、プロジェクトのリードも任せて頂いています。

入社直後は、チームMgrのリードのもとで研究開発を担当し、製品開発の大枠を掴みました。

マイナーアップデート版の開発を実施する際には、プロジェクトのマネジメントを経験させてほしいとMgrに相談し、開発の承認を得るところから、要件定義、スケジュール策定、実装、テスト、リリースにいたるまで僕がリードを経験させて頂きました。

とはいえ、アップデートに関するベースのアイデアはMgrのお力を多分にお借りしたので、次回はより抽象度の高い仕事のリードに挑戦してみたいです。

このように、入社から早い段階で実際の製品開発にかかわるプロジェクトを任せて頂けるのもスタートアップの良い所かなと思います。

また、日頃から、セールスやBizDevの方を通じてお客様の希望(どういう機能が必要でどういうニーズがあるのか)を把握することができています。

たとえば、開発側からすると面白いと思えるような最新の技術が実はお客様にはそれほど求められていなかったり、逆に古典的な技術や意外な機能が必要とされていたりするんです。

開発チームの中だけに閉じずにビジネス側からお客様の声をきくのは開発への刺激にもなるし、本当に必要なものを提供できるように、お客様の存在は意識し続けたいと思います。


今村さんの今後のビジョン

お客さんに使ってもらえる製品を作りたい-LeapMindでやりたいこと

僕が入社を決めた理由は、お客さんに使ってもらえる製品を作りたかったからです。今、僕が考えているよりもLeapMindという会社はより強く「誰が使うのか」を考えている会社です。

例えば、〈この機能って、技術的には面白いけど実際は必要かな?必要ないよね〉とか、実際にお客様が何に困っているのか、お客様のニーズを常に考え続けることを意識して仕事をしています。

今は技術開発や組織作りなど、色々なことに挑戦させてもらっています。

異常検知モデルは、まだまだ向上の余地がありアップデート出来ると思っていますし、研究と開発を繋げていきたい想いも、もちろんあります。

製品が世の中に届いて、会社が今の数倍ほど大きくなった暁には、よりチャレンジングな研究を行う専門のチームを発足できたらなと思っています。世の中にインパクトを与えられる技術の研究を行いながら、その社会実装にも取り組むことが出来たら素敵だなと思っています。

LeapMindは常に新しい技術を生み出し、それを社会に還元していくことが出来る会社だと思ってるので。

インターンメンターや取り組みを教えてください

きっかけは、インターン生のメンターとなったことでした。入社1年目からメンターをさせてもらえたこともスタートアップの良いところの一つかもしれませんね(笑)。

メンターをしていたインターン生との雑談の中で、せっかくのインターンだから、他のチームのエンジニアや他の職種の方ともコミュニケーションの機会が欲しいですよね、という話になって、インターン生と社員との雑談の場として「CoffeeBreak」という時間を設ける企画をしました。
今では、全社員が自由に参加していただけるオンラインコミュニケーションの機会になっていて、社内での認知度も上がっていると思います!

HackDays・LeapMindCulture

LeapMindのカルチャーの1つであるHackDysは2018年頃から実施しています。

歴代の運営社員がいて、今は僕がバトンをもらって運営しています。

HackDaysは、インターンの時に発表会に参加する機会があって「すごく面白そう!」と思った記憶があります。通常業務を一定期間ストップして、好きな開発をして良いというのは、エンジニアドリブンな会社だなと思います。

普段から技術に触れていると、「業務には関係ないけどいつか作ってみたい、試してみたい」というようなアイディアが浮かぶことがあるのですが、やはり業務に関係ないものに時間を割くことはなかなか難しいです。HackDaysではそれぞれが作りたいものを好きなように作ることができるので、日頃のアイディアを実現するとてもいい機会になっていると思っています。また、HackDaysを通して、「普段はこういう業務役割の人だけど、実はこんなこともできるんだ!」みたいなことを沢山知ることもできるので、運営するのも楽しいです。また、チームを組んでプロジェクトに取り組む方々もいたりして、新たなコミュニケーションが生まれる機会にもなっていると思います。

これまでのHackDaysでは、例えば、機械学習に関する知識を遊びながら学べるカードゲームを作ったり、空調の自動制御装置や、話し手の声で音声翻訳をする開発機能を作っている社員の方もいました。

必要があるかないかは関係なく、<自分的に作ったら面白そう、誰の邪魔もなくつくれる場>という機会でLeapMindで働くエンジニアにとっては素敵な場だと思っています。

最後に一言

Efficieraを機軸に新しい技術を取り入れて、今までにないデバイスを世の中に広めるというミッションに取り組み続ける会社であることが理想だと思っていますし、そうなるように僕も頑張りたいと思います!

LeapMindに少しでもご興味を持たれましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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