「ハマオカポケットパーク」、通称「ハマポケ」は、鹿児島県日置市湯之元のシャッター商店街や空き家だらけの温泉街で、KOBIRAが運営する、”利用料完全無料のシェアカフェ”です。
そんなハマポケがこの2023年7月、2周年の節目を迎え、その節目に合わせて「ハマポケ2周年祭」が開催されました。なんとこのイベント、日ごろ出店してくださっている出店者さんたちが自発的に企画し、運営したものなのです!
今回は、そんな”ハマポケ2周年祭”が7/22~7/23の2日間にわたって開催された模様や、祭りを盛り上げてくれた主催者の方にお話を伺った様子をお届けします。
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ハマポケは地域と外をつなげる街の番台がコンセプト
鹿児島県日置市湯之元は、かつては温泉街として栄えていましたが、今では空き家が多く立ち並ぶ地域。
地域の人々が集まるスペースが少なくなっていたこともあり、"地域のハブとなるような場所を"という要望がありました。そんな背景もあり生まれたのが、このハマポケ。「地域と外をつなげる街の番台」をコンセプトに、2020年11月、民営公園「ハマオカポケットパーク」が開設され、2021年7月、同じ場所にテイクアウト専門のシェアカフェがオープンしました。
この場所は、小平社長の祖父母がかつて営んでいた「ハマオカ衣料品店」という店舗の跡地で、街の人たちからも親しまれてきた場所です。
地元の飲食店が新商品の試作販売を行ったり、修行中の方が新たな挑戦の場として利用したりできるよう、出店者の方には完全無料で利用していただいています。
オープンしてからの1年でのべ合計200回以上、50社を超える事業者が出店。地域外からも出店していただき、湯之元の中と外が繋がる場所として機能するようになりました。
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ハマポケ2周年祭開始!
そうしてオープンから2周年を迎えた2023年7月。
出店者さんの発案で、土曜、日曜の2日間にわたり2周年祭が開かれました!
初日開始前に、サプライズで記念の鉢植え
天気予報では雨の心配もありましたが、なんとか持ちこたえてくれて迎えた初日。イベント開始前にはなんと出店者の方々から、記念の鉢植えをいただきました!
出店舗は2日間で13店舗!
計13もの事業者に出店していただいた今回の2周年祭。
両日とも、朝の10時から夜の20時まで、地元の方だけではなくインスタグラムなどでの告知を見た地域外の方も来られて大いに盛り上がりました。
出店さんを一部紹介します(^^)/
”tubu-ichigo”さん
イチゴ農家のタルト屋さん。甘酸っぱいイチゴを使ったタルトが絶品。
”MANA COFFEE”さん。
自家焙煎されたアイスコーヒーやカフェオーレなど。
16時以降はコーヒーカクテルやビールなどのアルコールも🍺
外にはキッチンカーも
”082LABO(オヤツラボ)”さん
フルーツサンド、おかずサンド、レモネードやフルーツソーダといった暑い夏にぴったりのドリンクメニューなど。水色のキッチンカーが爽やか!
”OZE TAIYAKI”さん
全て手づくりこだわりのたい焼き。冷たい鹿児島茶が最高のお供!
夜市で子供も大人も
夕方からは夜市も開催。
スーパーボールすくいやヨーヨー釣りなどのブースが設けられ、子供たちがどこからともなく続々と集合。より賑やかさを増していきます。
キーボードでのジャズの生演奏を聴きながら、大人はアルコール片手に乾杯!地元の人や地域外の人が、思い思いの場所で交流を楽しんだ夜となりました。
小平社長も夜市の傍らで晩酌🍺
なぜ2周年祭を?
さて、「ハマポケ2周年祭」の盛り上がりの中、今回のイベントの”言い出しっぺ”「カフェ光」の川畑さんにお話を伺うことができました!
「カフェ光」の川畑 光智江さん(左)と「tubu-ichigo」の川畑 直樹さん。
お二人は義理のごきょうだいとのこと!
──(人事組織部 門田)はじめまして、今日はよろしくお願いします。
「ハマポケ2周年祭」盛り上がってますね!
よろしくお願いします!
はい、朝からたくさんの方に来ていただいて、とってもありがたいです(^^)/
──では、まずハマポケに出店し始めたきっかけを教えてください!
実は、私の同級生がKOBIRAの社員で、その縁で紹介してもらいました。
経営して5年になる実店舗もあるので、現在ハマポケに出店しているのは月に2~3回程度と決して多くはありませんが、ハマポケのインスタアカウントでの告知を見て来店してくださるなど多くの新しいお客さんに出会うことができています。
また、近所の方でリピーターになってくださる方がとても多いんです。飲食店がこの近くにあまりないということもありますが、私がお弁当やお惣菜を出しているのでご近所の年配の方が良く来てくれますね。「次は、いつ出るの?」と聞いてもらえることがとても嬉しいです。
美味しそうなお惣菜がずらり!
──今日も、唐揚げや焼きそばなどを出されていてとっても美味しそうですね!これまでハマポケに出店されてきた中で、嬉しかったことはありますか?
やっぱり同年代で飲食をしている方々との横のつながりが本当に増えました。皆さん、ここがなければ出会わなかったような方ばかりで。コロナの影響で苦しんでいた時期に、こうした新しいつながりを持てたことは、本当にありがたかったですね。
また、ハマポケは出店者側とお客さんの距離がとても近いので、来てくれた方と目を合わせて会話できるのが良いですね。私がお喋り好きということもありますが、お客さんもいろんな話をしてくれるんです。
「こういうのを次は持ってきて」とか、「こんなおかずが食べたい」とか意見をその場でもらうこともあります。
例えば、「私は肉が食べられないから」というお客さんには、「じゃあ次は肉と魚、どちらも選べるようにしようか」と考えるなんてこともあるんですよ。
──なるほど。そういったお喋りを楽しみに、リピーターになる地元のお客さんも多いんでしょうね。今回、川畑さんがこの2周年祭の”言い出しっぺ”とのことですが、なぜイベントを開催しようと思ったのですか?
はい、実は言い出しっぺは私も含めて5名なんです。ハマポケが2周年を迎えるということで「そういえばこれまで、イベントみたいなものはしてこなかったな」と。自分たちのお店でも、周年祭を祝うイベントを実施しているので、その経験を活かしてハマポケでも何か盛り上げられることができないかと思い、ここでつながった方々に話をしました。
企画したはいいものの、出店舗が集まらなかったらどうしようと内心ヒヤヒヤしていたんです。ただ、皆さん「ぜひ2周年祭に出店したい!」と快く連絡をくださって、とても感謝しています。
今回初めて、ハマポケに対してお礼ができたと思っているので、今後も出店者さんたちと繋がりながら、こういったことを今後も続けていければと思っています。
──お話を聞かせていただき、ありがとうございました!
「ハマポケ」は、単なるシェアカフェに留まらず、地域内外の人々が集まり、新しいつながりや交流を生み出す「街の番台」として多くの方々に利用していただいています。
さらに来年2024年初旬には、ハマポケの向かいにKOBIRAの新本社が移転予定。
湯之元を舞台に”世界に誇れるウェルビーイングタウン”を創る取り組みが始動します!