【KEIPE語録】インサイド・アウト ―新入社員が感じたKEIPEの挑戦の根幹 | KEIPE CULTURE
はじめまして、9月にKEIPEに入社した26卒 笹谷です!入社してさっそく「KEIPE語録シリーズ」を担当することになりました。KEIPE社員へのインタビューを通して私自身がKEIPEを深く理解...
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こんにちは!採用担当の笹谷です。
今回お話をお聞きするのは、代表取締役である赤池侑馬さんです。
KEIPEの存在意義を定義づける「いい人・いいリーダー・いい事業の循環」という言葉。
この言葉がどのように生まれ、KEIPEの経営哲学として根付いていったのか、その誕生秘話を深掘りします。
【はじめに】 KEIPEが目指す「いい人・いいリーダー・いい事業の循環」とは?
用語解説
【対談】“いい” ってなんだ
自社の幸せから、地域全体の幸せへ
活動の核心「関係性の問い直し」
人を育てる哲学 ー スキルより、OSをアップデートせよ
「いい」という言葉に込められた問い
KEIPEで得られる、本当の成長とは?
1. 自分の人生を選ぶ力 ―「自己決定力」
2. 多様な仲間と協働する力 ―「人間的な幅」と「業務改善スキル」
3. 困難を楽しむマインド ‐トラブルは「おいしい」
未来の仲間たちへ ― “いい” への問い。
もっとKEIPEを知りたい方へ
「いい人・いいリーダー・いい事業」は、単なるビジネスモデルではありません。
KEIPEの経営戦略そのものであり、私たちが目指す未来への「羅針盤」です。
私たちが掲げる「誰もがそこに居てい社会」を実現するためには何をすべきなのか。
代表の赤池を中心に、じっくり考えました。
Q:誰が社会を創っているのか
→ A:企業・事業
Q:では企業・事業を創っているのは誰なのか?
→ A:企業内のリーダー
Q:では企業内のリーダーとはどんな人なのか?
→ A:倫理観と実行力を持ち、肯定的な影響を与える大人
つまり、KEIPE目指す世界を実現するためには、「いい人」「いいリーダー」「いい事業」を創り出していく必要がある。
そんな答えにたどり着きました。
言い換えれば、私たちの事業は
「倫理観と実行力を持ち、肯定的な影響を与える大人を育む」こと
つまり「人」を育むことから始まります。
その人が「リーダー」となり、組織を変え、やがて「事業」をつくる。
そして、良い企業や良い大人が増えることで、地域・社会が変わる。
KEIPEだけでは成し得ないことでも、地域企業と手を取り、ともに歩む、
その先で「誰もがそこに居ていい社会」を実現し、「人」を育んでいく
この循環こそが、私たちの目指す姿です。
▼障害者就労継続支援A型事業
何らかの障がいによって現時点では一般企業などでの就労が困難な方を対象に、雇用契約を結んだうえで就労の機会を提供します。
就労を通じて一般企業などで働くために必要な知識やスキルの向上をサポートする障害福祉サービスです。
▼メンバー
KEIPEにおける障害者就労継続支援A型事業のサービス利用者のことを指します。
現在は全社員総活躍企業として、障がいの有無や雇用形態に関わらずKEIPEで働くすべての人がKEIPEの社員・仲間として活躍できる環境を目指しています。
呼び名も社員との区別をつけない取り組みも始めていますが、この記事では便宜上「メンバー」の呼称を使っています。
笹谷:
侑馬さん、本日はお忙しい中ありがとうございます!
この「いい人・いいリーダー・いい事業の循環」というKEIPEの根幹をつくっている言葉が、どのような経緯やストーリーがあって立てられたのか。
ぜひ深掘りさせてください!
侑馬:
こちらこそ、ありがとう!
この考え方を図として具体化するまでに、2年かかりました。
単なる小手先のスローガンではなく、まずそのグランドデザイン(根っこ)から深く考える必要があるんじゃないかと。
僕らが民間企業として、また地域企業として、地域に何が大事なのかを深く掘り下げた結果、この「いい人・いいリーダー・いい事業の循環」、コミュニティの思想哲学に行き着きました。
笹谷:
就活時や入社時に侑馬さんは「大人」という言葉を多用してこの循環を説明していたのが印象的です。
この考え方の背景にある「大人」って何ですか?
「大人」という表現をするのには、何か大切な理由があるんですか?
侑馬:
シンプルに定義すれば、「地域に住み、責任と自覚を持って生きている人々」です。
大切なのは、その人たちが「私たちが社会を作っているんだ」という気持ちを持つことだと思っています。
笹谷:
なるほど、まずは「自分自身が社会を創る大切な存在である」と認識することからはじまるってことですね…!
この循環の構想は、KEIPE設立後、活動する中で生まれたと聞きました。
設立当初は、どんなことを考えて運営していたんですか?
侑馬:
設立当初は、私も「どうすれば会社が続くか」「どうすれば社員に幸せを感じてもらえるか」ということばかりを考えていました。
もちろん、それは今でも考えています。
でも、活動を続けるうちに、
社員や自社が良くても、一歩外に出て地域が良くならなければ、
それは本当の「幸せ」とは言えないんじゃないか
という問いにぶつかりました。
自分の子どもがどんなに幸せな家庭で育っても、学校に行ったら不幸な人ばかりだったら、心から幸せを感じられるだろうか?と思ったんですよね。
それと同じで、自分だけが良ければいい、という社員になってほしくない。
隣の人が不幸だったり苦しんでいるその瞬間に、そこに対して何か働きかけができる社員でいてほしい。
この強い想いが原点です。
私たちの事業は、この向き合い方からスタートしました。
笹谷:
この理念を現場で実装する際に一番苦労したことは何ですか?
侑馬:
これは今も向き合い続けていることなんですが、これまで苦労したのは「身近な人と想いを共有すること」でした。
KEIPEをスタートした時、「支援する側とされる側」ではなく、線引きの無い世界を作ろうと思って、それをみんなに伝えたんです。
でも世間からは「そんな甘いことを言っても難しいでしょ」という否定的な声が多かったんですね。
それは、メンバー自身が、従来の「支援する側とされる側」という固定化された関係性に、長年縛られていたからだったんですね。その壁は思っていたより厚くて。
でもある時ふと思ったんです。
大事なのは、自分が自分の内側からくる価値観に従い、変化を起こしていくこと
そう考えることができた時から、少しずつ私のマインドが変わったように感じます。
「会社が悪い」「あいつが悪い」「世間の意識が変わらないのは、世間が悪い」と、誰かのせいにしてるだけでは改善や変化は起こらない。
社会を変えたいなら、まず自分が変わる必要がある。それに気づいて、自分から変わっていく「インサイドアウト」を実践することを決めました。
そして、実現したい社会は何なのかを、自分の価値観と照らし合わせて、問いを立て続け、「いい人・いいリーダー・いい事業の循環」を考えたんです。
何かを受け取る側(Taker)から、与える側(Giver)へ。
自分が変わることで相手に良い影響を与えていく。
そう覚悟を決めて行動し始めると、少しずつですが、周りのコアメンバー(幹部陣)たちから変化の波が起きたという実感がありました。
笹谷:
その対話や活動の中で、KEIPEの活動の核心だと思ったことは何かありますか?
侑馬:
実は最近、私たちが取り組んでいることの核心を突く、に辿りついた気がしています。
KEIPEの活動は、突き詰めると「関係性を問い直すこと」である
という仮説です。
これまであたりまえだと思われてきた、あらゆる関係性をアップデートしようと思ったんです。
私たちは、これらの既存の関係性を問い直し、新しい価値を生み出す実験をしています。
常に考えているのは、「100年後に地域や未来に残すべき関係性とは何か?」ということです。
KEIPEは、その問いに答えを出すのではなく、問い続け、実践し、社会と共に新しい関係性を創っていくために、社員みんなとたくさんの実験をしている真っ最中です。
笹谷:
社員の方々が「いい人・いいリーダー」へと成長していくために、KEIPEではどのようなことを大切にしているんですか?
侑馬:
前提として、「関係性を固定化させない」ことだね。
「あなたはこの部署でこの仕事をする人です」と役割を固定化する従来の関係そのものを、私たちは問い直したいと思っているんです。
その上で、人材育成を「幅」と「深さ」という2つの軸で考えています
▼幅(横軸):
深さ(縦軸):
笹谷:
では、そのOSの根幹となる「いい人」の「いい」って何ですか?
「いい」がいいことだとはわかりつつ、漠然としていて…(笑)
侑馬:
確かに抽象的だよね(笑)。
私たちは、「いい」に決まった正解があるとは考えていません。
それは「時代と共に変化する、永遠に問える大きな問い」そのものだと思うんです。
『今本当に”いい”と思えるものって何なの』という問いを社会に残したい
その想いを込めて、あえて抽象度の高い表現を残しながら、
「いい人・いいリーダー・いい事業」という言葉を使っています。
正解が分からない時代の中で、ただ答えを求めるのではなく、
自分が信じる 「いい」を実現する為に何ができるかという”問い”を持って仕事をする
これこそが、今後の仕事において非常に重要なことだと信じています。
笹谷:
ここまでの話を聞いたうえで、核心的な問いに触れたいと思います。
この「問い続ける組織」に身を置くことで、人はどんな大人へと成長していけるんですか?
侑馬:
KEIPEという環境だからこそ得られる、具体的な成長が3つあると考えています。
KEIPEでは、常に「君はどうしたいの?」と問われます。
正解がないことに向き合っているからこそ、誰かが正解教えてくれることはほとんどありません。
だからこそ、自分の人生を自ら問い、考え、選択していく「自己決定力」が徹底的に鍛えられます。
30歳、40歳と年齢を重ねた時に『自分の人生はこれで良かったんだろうか?』と
後悔する人になってほしくない
この強い想いが、私たちの人材育成の根っこです。
私たちの職場では、一般的には「就労困難」とされる方たちとも「仲間」として共に働いています。
そこでは「自分がどうしたいか」を考えつつ、
この人がどうしたら一緒に働けるだろうか
と、仲間が輝ける環境を深く考える必要があるんです。
この経験が、人としての器を大きく広げてくれます。
同時に、多様な人が働けるように業務フローを分解し、誰でもできる仕組みへと作り直していく過程で、自然と「非常に高い業務改善スキル」が身につきます。
これは、単なる効率化ではありません。
障がいのある人にとって何が難しいのかを見つけて、誰が見てもわかりやすい方法をつくることであり、AIなどの自動化システムでは代替できない本質的なスキルです。
何より、この力こそが「いい」を追求して、実際に形にするために必要不可欠な力だと思っています。
数々の困難や予期せぬトラブルに直面し、それを乗り越える経験だらけです。
今いる新卒の社員たちも、慣れない現場にいきなり飛び込み、右も左もわからない中、泥臭くもがいてきています。
だからこそ、「まずやってみよう」とか「うまくいかなかったから、次は○○してみよう」みたいにどんどんチャレンジして、どんどん前に進んでいくことができます。
たくさんの失敗もトラブルも、そのすべてがあなたを精神的に強くして、自信を与えてくれる存在だったりします。
これを積み重ねていくと、いつしか、トラブルすら成長の糧として「おいしい」と感じられるようになる。
そんな「インサイドアウトのマインドセット」が得られることも、KEIPEだからこそですね!
侑馬:
KEIPEは、正解がない問いに向き合っていることの方が多いです。
だからこそ、会社が正解を教えてくれるような組織ではないです。
社員ひとりひとりが、すでに社会で「いい」とされていることを問い直す。
そして常に変化する環境の中で自分たちが信じる “いい” を実現していく。
言い換えれば、「問い続ける組織」です。
私たちが求めるのは、
そんな人です。
答えのない問いに向き合うことは苦しいかもしれません。
しかし、常に変わりゆく環境だからこそ、みんなで問いを持って進んでいく。
これこそが、仕事の本当の醍醐味だと信じています。
だからぜひ、ここまで読んでくれているあなたの「いい」も聞いてみたいですし、一緒に探求していきたいです!
笹谷:
侑馬さん、ありがとうございます!
この記事を読んで、KEIPEの哲学に心が震えたあなた。
あなたは、誰かが作った物語の登場人物ではなく、自らの問いで未来を切り拓く「主人公」です。
その「いい」を実現するために、あなたはどんな問いをもって行動していきますか?
ぜひ面談を通してあなたの “いい” を聞かせてください。