インタビュイー:清水 佑一(しみず・ゆういち) 受託開発から自社アプリの企画・開発まで幅広く経験し、現在はカヤックのエンジニアとして活躍。プライベートでは20年以上のキャリアを持つ「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」のベテランプレイヤー。
一見すると、まったく接点のない点と点。 個人開発アプリの企画から実装までを一人で完結させる高い技術力を持ち、現在は面白法人カヤックで安定したサービス運用を支えるエンジニア、清水佑一。 一方でプライベートでは、世界最古のトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」に20年以上情熱を注ぎ、社内の仲間と夜な夜な火花を散らしている。
「MTGの開発思想は、自分のモノづくりの基礎になっているんです」 そう語る彼の、限られたリソースで最大出力を出す「構築」の哲学とは?
中学時代から続く「カードの深淵」への旅
── まずはマジック:ザ・ギャザリング(MTG)にハマったきっかけを教えてください。
社会人としてのスタートはエンジニアでしたが、MTGとの出会いは中学生の時でした。周りの友達がやっていて、最初に1デッキ分と余ったカードを大量にもらったのが始まりです。 高校・大学・就職と、環境が変わるたびに中断した時期もありましたが、不思議とまた戻ってきてしまう。結局、もう20年以上付き合っていることになりますね。
── 20年以上も飽きない魅力とはどこにあるんでしょうか?
MTGは世界中の言語で発売されていて、カードさえあれば言葉が通じなくても世界中の人と対戦できるんです。イラストを見ればどのカードか分かりますから。そのスケールの大きさも魅力ですし、何よりカヤックに入社したとき、「社内にも熱いプレイヤーがいる」と気づけたのが大きかった。今では、ゲーム事業部のメンバーや退職して今でも仲良くしている卒業生たちとコミュニティを作って、対面でのコミュニケーションを楽しんでいます。
10万円のデッキに、知略で勝つ
── 対戦において、清水さんなりの「こだわり」はありますか?
僕は、そこまでお金をかけないデッキを使うことが多いんです。MTGの世界では、1枚で数万円、デッキ全体で20万円を超えるような高額デッキも珍しくありません。でも、そこを「いかに低予算で、強いデッキと渡り合えるか」を考えるのが面白い。 相手が力を発揮する前に素早く決着をつけるか、あるいは相手の動きを徹底的にコントロールするか。限られたリソースの中で、どうやって勝機を見出すかという「チューニング」の過程が、たまらなく好きなんです。
「低予算」という制約が生む、最高の最適化
── 清水さんのデッキ構築は、どこかエンジニアの設計思想に近いものを感じます。
そうかもしれません。高額カードを並べるのは、リソースが無限にある状態。でも現実の開発では「納期・予算・技術」という制約が必ずあります。 「持たざる状態」で、相手の嫌がることを徹底的に分析し、最小コストで最大の結果を出す。この工夫は、開発現場での最適化作業そのものです。制約を面白がり、それを突破するための「戦略」を楽しむ。それが僕のモノづくりの原点ですね。
「人格」と「作品」は連動する。センスを磨くということ
── 採用面接でも、そういった「裏側を見る目」を重視されるのでしょうか?
はい。僕は面接の前に、必ず候補者の方の作品をじっくり観るようにしています。その時の「あ、良さそうだな」という直感や感覚って、実際に話してみるとほぼ100%当たっているんですよね。 「人格」と「作品」は、実は密接に連動しています。その人が何を大切にし、どういうこだわりを持って作ったかは、細部にすべて現れるんです。
── クリエイターとして、その「精度」を上げるために必要なことは?
何よりも「いいものを多く知っていること」だと思います。僕自身、MTGの開発者が書いた記事や、他のクリエイターの思考プロセスが書かれた記事をよく読みます。「なぜこうなったのか」という裏付けを知ることで、自分の中のセンスが磨かれていく。 自分をアップデートし続けるために、常に質の高い情報に触れ、自分の「センスを磨く」ことを怠らない。そんな姿勢を大切にしています。
尖った「光るもの」がある人と働きたい
── 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
欠点がない人を探すのではなくて、どこか一箇所でも「圧倒的に尖ったもの」がある人です。たとえ少し「変人」だと言われるような人でも、モノづくりへの執着がある人なら大歓迎。 デッキ(スキル)を組んで終わりではなく、現場の状況に合わせて柔軟に自分をチューニングしていける人。そんな尖った個性を持つ方と一緒に、面白い戦略を練っていきたいですね!
そんな清水さんと面談してみたい方は、「面接官指名:清水」のメッセージ付きで、ぜひエントリーをしてみてください!
※エントリーいただきました際には、書類選考後、面談にご案内する合否の判断をさせていただきます。ご了承ください。
清水さん攻略法:「構造的な裏付けと、尖った個性を愛する人」
清水さんは、趣味のMTGでも開発でも「面白さの仕組み」という構造的な裏付けを大切にする人です。「人格と作品は連動する」と考える彼は、提出されたアウトプットからあなたの本質を見抜きます。
面接ではスキルの羅列ではなく、作品の細部に宿る「こだわり」や、センスを磨くために触れてきた「いいもの」について語ってください。周囲に理解されにくい「沼(熱中しているもの)」があるなら大歓迎。限られた条件で知略を尽くした「尖った個性」を、ありのままぶつけましょう。
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