起業家やスタートアップと聞いて、世間の人々はどんなオフィスを想像するでしょうか。
東京なら渋谷や六本木のガラス張りの高層ビル。
大阪ならグランフロントや梅田のハイグレードなオフィスビル。
無機質で洗練された白いデスクが並び、最新のモニターが光り、フリースペースでコーヒーを飲みながらスマートに働く。
そんな光景かもしれません。
確かに、それは成功の象徴であり、多くのビジネスパーソンが憧れる働き方です。
しかし、株式会社勝継屋(かつぐや)は、その定石に真っ向から背を向けました。
僕たちは、2030年までに全国230社の地方企業と伴走し、1兆円の経済を動かす「野武士集団」です。
経営者の懐刀として泥臭い現場に飛び込む僕たちが、創業の地として選んだのは、高層ビル群から少し外れた、大阪・中崎町の路地裏でした。
2025年3月31日、僕たちの原点となる最初のオフィスが完成しました。 テーマは、スマートなIT空間の対極にある「和」です。
今日は、無機質なオフィスでパソコンの画面ばかりを見つめ、「自分の仕事には体温がない」と虚無感を抱えている人へ。
僕たちがなぜ、あえて泥臭い「和」の空間を創り、そこから日本を最高潮(クライマックス)に導こうとしているのか。
僕たちの「戦う拠点」に込めた、狂気じみたこだわりと覚悟についてお話しします。
1. 効率と洗練だけでは、地方の社長の心は開かない
コンサルティング会社やITベンチャーのオフィスが、なぜあんなにも白くて透明で、無機質なのか。
それは「効率」と「論理」を重んじているからです。
ノイズを排除し、ロジカルに数字を追い求めるためには、あの冷たい空間が最適なのでしょう。
しかし、僕たち勝継屋が相手にしているのは、数字やロジックだけでは絶対に動かない地方企業です。
何代も続く老舗の当主や、現場で油まみれになってきた町工場の社長。
彼らは、東京や大阪の立派な会議室に呼ばれ、ピカピカのモニターで「御社の課題は〜」と横文字のプレゼンをされても、心の底からは納得しません。
「お前たちに、俺の背負っている歴史や、この泥臭い現場の痛みがわかるのか」と、本能的に心のシャッターを下ろしてしまうのです。
だからこそ、僕たちの拠点(アジト)には、相手の緊張を解きほぐし、理屈ではなく「感情」で繋がるための仕掛けが必要でした。
木目を活かした重厚なデスク、い草の香りが漂う小上がり、古い柱の傷。 僕たちが中崎町に創った「和」の空間は、どこか懐かしく、そして血の通った温もりを持っています。
それは、僕たちが地方の現場で見てきた「古き良き日本の風景」そのものです。
この空間に地方の社長を招き入れた瞬間、彼らの表情はフッと和らぎます。
ガラス張りの会議室では決して出てこない、「実は現場の若手が育たなくて夜も眠れないんだ」「先代の残した借金が重くてな……」という、経営者の孤独で生々しい本音が、この「和」の空間ではポロポロとこぼれ落ちてくるのです。
2. 過去を壊すのではなく、過去を「武器」にする街
大阪の中心部でありながら、中崎町というエリアは非常に特異な空気を放っています。
戦火を逃れた古い長屋や昭和のレトロな街並みがそのまま残っており、そこへ感度の高い若手クリエイターや起業家たちが集まり、古い建物をリノベーションして新しい文化を発信している。
「古い歴史」と「新しい熱狂」が、カオスのように入り混じる街。
僕たちがこの街を選んだのは、偶然ではありません。
この中崎町の姿こそが、僕たち勝継屋が手掛ける「地方企業の変革」の理想の姿だからです。
地方の企業には、何十年、何百年と受け継がれてきた素晴らしい技術や歴史があります。
しかし、多くの企業が「古いものは時代遅れだ」と勘違いし、東京の真似事をして自らの個性を消してしまったり、逆に古いやり方に固執して身動きが取れなくなったりしています。
僕たちの仕事は、彼らの歴史(過去)を否定し、スクラップ&ビルドすることではありません。
彼らが大切に守ってきた「魂」の部分だけを抽出し、そこに現代のマーケティングや組織論という「新しい風」を吹き込むこと。
つまり、過去を重荷にするのではなく、世界で戦うための最強の「武器」へと翻訳し直すことです。
古い長屋を壊してビルを建てるのではなく、長屋の魅力を最大限に活かして新しい熱狂を生み出している中崎町。
この街の空気を毎日肌で感じながら働くことで、勝継屋の野武士たちは「歴史と革新の融合」というコンサルティングの真髄を、無意識のうちに身体に叩き込んでいるのです。
3. パソコンを閉じ、車座になって酒を酌み交わす「陣幕」
勝継屋のオフィスは、ただの「仕事場」ではありません。
これから全国へ打って出る野武士たちが、策を練り、刀を研ぎ、時には傷を癒すための「陣幕」です。
ここでは、スマートに定時で帰り、個人のタスクだけをこなすような働き方は存在しません。
もちろん、AIを駆使して作業を爆速で終わらせる技術は持っていますが、それはあくまで「人間同士が泥臭くぶつかり合う時間」を捻出するためです。
夜になれば、オフィスの小上がりに車座になって座り、酒を酌み交わしながら、クライアントの未来について本気の激論が始まります。
「社長のあの発言、裏にはもっと深い孤独があるはずだ」 「今の提案じゃ、現場の職人たちのプライドを守れない。全部やり直しだ」
時には声を荒らげ、時にはクライアントの痛みに寄り添って涙を流す。
パソコンの画面とにらめっこしているだけでは絶対に生まれない、圧倒的な体温と手触り感を持った議論が、この「和」の空間には毎日渦巻いています。
僕たちは、この場所から「日本を、もう一度クライマックスへ導く」という途方もないビジョンに挑みます。
綺麗事や横文字の戦略で日本が変わるなら、とうの昔に変わっているはずです。
日本を変えるのは、泥まみれになりながらも、本気で誰かの人生を背負い、体温の乗った言葉で人を動かすことのできる「人間の執念」だけだと、僕は信じています。
4. 綺麗なオフィスに飽きた、本物の「野武士」たちへ
無機質な高層ビルのオフィスで、自分が「誰のために働いているのか」わからなくなっている人。
洗練された空間の中で、自分の心がどんどん冷たく、体温を失っていくような感覚に陥っている人。
スマートな働き方や、整えられた環境は、確かに快適かもしれません。
しかし、その快適さと引き換えに、あなたは「自分の手で生々しい現実を動かす」という、ビジネスにおける最高の熱狂を手放してしまっていませんか。
「もう、表面的な仕事はやり尽くした」 「次は、人間の感情のど真ん中に飛び込み、歴史と未来を紡ぐような、圧倒的に手触り感のある仕事がしたい」
その渇望を持っているなら、勝継屋という陣幕に足を運んでみませんか。
僕たちはまだ、創業期の未完成な会社です。
だからこそ、ここにはあなたの実力を試すための「無限の余白」と、共に命を燃やせる「熱狂的な仲間」がいます。
中崎町の古い路地裏に佇む、木の匂いがするオフィス。
ここで、綺麗に整えられた志望動機や、横文字のアピールは一切不要です。
ただ、あなたがこれまでのキャリアで感じてきた違和感や、これから自分の命(時間)を使って成し遂げたい野望を、むき出しの言葉で僕にぶつけてください。
自分の人生の手綱を握り、本気で世の中をひっくり返そうと企む、覚悟を持った野武士と出会えることを、心から楽しみにしています。
[👉 中崎町の「和の拠点」で、泥臭く本質的な仕事をしたい方、まずはカジュアルにお話ししましょう!]
【勝継屋の創業の想いと、拠点に込めたこだわりを知るために】 勝継屋がなぜこの場所からスタートしたのか。僕たちがどんな想いで地方企業と向き合っているのか。さらに深く知りたい方は、ぜひこちらのブログやnoteも覗いてみてください。
・[【ブログ】勝継屋、創業しました。何もない僕らが描く未来。(2025/03/31) ※今回の記事の原点です] ・【note】トゥモローゲートという最高の会社を辞めてまで、僕が独立して「勝継屋」を立ち上げた理由。・【note】「東京が世界の入口?いや、世界に最も近いのは“地方”だった」──僕が地方に賭ける理由・【note】「地方だから無理」と言った瞬間、未来は閉じる。「地方だからできる」を証明し続ける。
#オフィス開設 #創業報告 #中崎町 #地方創生 #プロフェッショナル #勝継屋 #野武士集団 #組織づくり #キャリアの悩み #スタートアップ