ホラクラシー組織をはじめてみたけど、なんだかうまくいっていないような感じがする人も多いのかもしれないです。
そこで今回はホラクラシー組織はどんな組織なのかを、__「ホラクラシー組織はフラットな組織ではない?」__というテーマで解説していきます。
ホラクラシー組織はフラットな組織ではない?
ホラクラシー組織はフラットな組織というふうに表現することはあったりします。ですが、これは半分正解で半分不正解、と言えます。
__誰もが組織の中の意思決定に参加することができる__という点では、ホラクラシー組織はフラットに平等にその権利を持っています。
ホラクラシー組織は自由でみんなハッピーな組織なのか
方向性を決める人は必要
サークルやロールが方向性を決定したり、優先順位を決めたりする役割はリードリンクやセクレタリ、ファシリテーターという取りまとめを行うロールがあります。
もし全員が真の意味でフラットになると、組織の中での責任の所在が曖昧になるでしょう。
そういう状況を避けるためにホラクラシー組織ではリードリンクが中心になって方向性を決めることが必要になってきます。
ホラクラシー組織の管理するためのルール
ホラクラシー組織のルールの1つが「コト」に人を割り当てるというルールです。
これを説明するために対比として従来的な、一般的な企業でも多く取り入れられているヒエラルキー組織について考えてみます。
ヒエラルキー組織の場合は、人に「コト」を割り当てる、任せることが多いです。
これの問題点としては、その人がより大きな裁量を得るためには昇進や周りから認められる評価が必要になることです。
一方、ホラクラシー組織では「コト」ありきでものごとは進みます。
そこにおける情報や裁量というのははじめから与えられる前提として組織運営がされていきます。
【ホラクラシー組織】ローレーションシップの重要性
ホラクラシー組織は会社のエラい人に頼らない
ピラミッド組織は偉い人、役職が上の人がより多くの、より重要な情報を持つような組織の構造になっています。
なので、大きな意思決定にはより偉い人でなければなりません。
一方、ホラクラシー組織では、基本的にどんな情報もオープンにされ、意思決定はそのことに関わる人(ロール)によってされます。
また、そのように自由に意思決定される代わりにその分の責任も追います。
ホラクラシー組織とヒエラルキー組織の共通点
逆に共通点は、ピラミッド組織でもホラクラシー組織でも意思決定したあとのアクションは必ず誰かがやらなければならない点です。
責任の所在がピラミッド組織であれ、ホラクラシー組織であれ誰かがその責任を持っています。
そして、そのために誰かが行動しなければなりません。
エラくない人でもその作業をする場合もありますし、エラくない人が意思決定することができる。これがホラクラシー組織の良いところだと思います。
逆にプライドが許さない、みたいな人にとってはホラクラシー組織は馴染むのに時間がかかるものなのかもしれません。
ホラクラシー組織は誰でも意思決定に参加することができる
ホラクラシー組織において、平等な部分は__「誰もが意思決定に参加することができる」__です。
こんな感じで、カラビナテクノロジーもホラクラシー組織を試行錯誤しながら、組織づくりをやっている最中です。なので、しっかりとホラクラシー組織の運営ができているとも限りません。
ただ、組織として現状をより良くするという気持ちがこういうときには大事なのだと思います。
ホラクラシー組織になって、会社はどう変わったのか?
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