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薬局業務“見える化”クラウド Musubi Insightとは?

はじめまして、Musubi Insightの開発ディレクターを務めています、松田と申します。カケハシが2020年7月にリリースした薬局業務“見える化”クラウド「Musubi Insight」についてご紹介します。

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目次

  1. Musubi Insightは薬局経営者と現場薬剤師の意思決定を支援するBIツール
  2. 3つの観点で分析されたデータが、ユーザー薬局の経営改善へ
  3. ユーザーに寄り添うサービス開発で、さらなる進化を

Musubi Insightは薬局経営者と現場薬剤師の意思決定を支援するBIツール

今回私たちがリリースしたMusubi Insightは、調剤薬局向けのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。開発の詳細はこちらをご参照ください。

調剤薬局向けにサービスを展開するカケハシでは、日々多くの薬局経営者や薬剤師の方々とコミュニケーションをとっています。そのなかで、調剤薬局経営におけるデータ活用の課題が見えてきました。経営や業務状況の定量化・可視化が他業界ほど一般化されておらず、“勘”や“感覚”といった個人の主観によるマネジメントが、意思決定の質のばらつきやスタッフへの説明の難しさにつながり、そのために発生する多大なコストが大きな経営課題となっているケースもあるようでした。

現場薬剤師の観点でも、「自分はどれだけ薬歴(薬局に義務づけられた、調剤や服薬指導の記録)を書いたか?」など、自身の業務を定量的に把握できていないケースもしばしば。そのため日々の業務活動の振り返りができなかったり、経営者に業務負荷や頑張りを適切に伝えられていない状況がありました。

こうした状況を改善すべく開発されたのが、薬局業務“見える化”クラウド「Musubi Insight」。薬局向けの業務システムであるMusubiのログデータや薬局収益のデータを可視化し、薬局経営者や現場薬剤師の意思決定や業務改善を支援するサービスです。


3つの観点で分析されたデータが、ユーザー薬局の経営改善へ

Musubi Insightは、「薬歴業務」「収益」「患者関係性」の3つの視点から薬局運営を見える化するサービスです。

「薬歴業務分析」では、Musubiを活用した薬剤師の薬歴記載行動について、記載枚数や記載時間などを可視化することにより分析を行うことができます。

すでにユーザーの活用事例も生まれており、Musubi Insightのデータを見ながら「薬歴記載に想定外の時間がかかっている。もっとMusubiの活用度を高めよう」と薬歴業務の改善に着手したり、「特定のスタッフに業務が偏っているので、頻繁にローテーションするように」と店舗運営の改善につなげたというような声を多数いただいています。

「収益系分析」では、薬局の全体収益やその内訳、処方箋単価を可視化することにより、分析を行うことができます。いままでは「日々どれくらい収益を上げているか?」を把握できていない薬局もあり、その数値がMusubi Insightで可視化されたことで危機感を覚え、経営改善に着手したというユーザーも。

「患者関係性分析」では、患者のリピート率や服用状況などを可視化することにより、分析を行うことができます。

いま調剤薬局の業界では、「対物業務から対人業務へ」のシフトチェンジが重要なテーマとなっています。薬機法の改正や厚労省によるガイドラインを通じて、薬中心の業務から患者中心の業務へと比重を移すことが強く求められているのです。言い換えると、薬局がより患者さんから愛される存在を目指し、変わっていく必要があるということ。

Musubi Insightは、その変化を後押しするためのサービスでもあります。実際にユーザー薬局の多くが、Musubi Insightによって可視化されたデータをもとに、さまざまな患者向け施策の効果検証に取り組んでおられるようです。

ユーザーに寄り添うサービス開発で、さらなる進化を

Musubi Insightは健全な薬局経営を行うためのBIツールであり、ユーザー薬局の行動を支援して課題解決を行うサービスです。今後もユーザーと深くコミュニケーションをとり、プロダクトの改善を通じて、薬局の課題解決に貢献していきたいと思います。

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