皆様こんにちは、新入社員の矢地です。 前回のウイングアーク1stの森脇匡紀さん 、MAGLABの武市 真拓さんに引き続き、M-SOLUTIONSの植草 学さんにもセミナーを開いていただきました!
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↑前回のブログも見てください!
植草さんの人となり
kintone業界でも老舗のSIerである植草さんを紹介します!
(ソフトバンクアカデミアは東大や米国のプリンストン大学より合格率が低いみたいです。)
植草さんのセミナーではSI(システムインテグレーター)とはどんなビジネスモデルなのか?またkintone SIとは何かについて知ることができるセミナーでした。
IT業界での就職を考える際、一度は耳にする「SI」ですが、今回はそのSIに関するブログを書きたいと思います。
内容
・SIのタイプを知る
SIとは、顧客からの依頼を受け、要件定義~運用保守に至るまでのソフトウェア開発をはじめとした情報システムを請け負うITサービスを指しています。
↑このようなウォーターフォール型という開発プロセスでシステムが構築されており、要件定義〜運用保守まですべて人が行うビジネス形態です。
SIにおける契約形態は大きく2つあります。それぞれの特徴を記載します。
1.SES(システムエンジニアリングサービス)
SESの特徴は、エンジニアとしてのスキル×時間によって報酬が決まることです。
過去の実績で単価がつけられ、働いた期間に対して報酬が発生する仕組みです。そのため完成物の作成時間により報酬の増減が変化します。
また、客先常駐という顧客の現場に常駐してシステム開発を行う契約形態が多いです。
2.請負開発
請負開発の特徴は、請負範囲を決め、納品することで報酬が決まることです。
SESとは異なり、働いた時間に関わらず完成物に対して報酬を受け取る仕組みです。完成物が大きいほど報酬も大きくなります。
しかし、上の画像のように要件定義から納品まで人が異なるため認識間違いを起こしやすく、要求が正しく表現できない場合があります。
私自身、顧客が求めているものは何かを理解し、実現できるシステムを作成できるように頑張りたいと思います!
・SIのビジネスモデルを知る
上記では、SES・請負開発の特徴について触れました。次は、それぞれの契約関係についてです。
1.プライム(プライムコントラクト)
プライムとは、元請け・一次受けのことを言い、顧客から案件を直接受注する契約関係を指します。
顧客と直接取引を行うため、コミュニケーション力と提案力が求められます。
2.サブコン(サブコントラクト)
サブコンとは、下請けと言い、元請企業から業務を受注する契約関係を指します。元請企業と取引を行うため、安定した受注が可能です。
プライムとサブコンの契約パターン
さらに元請け企業が、二次請け企業、三次請け企業と委託された業務を流れていく多重下請け構造が作られることもあります。
・kintoneSIの拡大
近年では、ノーコード・ローコードで開発する時代に変わりつつあります。より多くの時間を掛ければ良いものが作れる訳ではないということです。
この変化に伴ない、従来のビジネスモデルの時間単価ではなく、価値(ノウハウ)単価という価値に対してお金を払う新しいビジネスモデルに変化しています。
時間=価格❌
価値=価格⭕️
以上がSIのタイプ・ビジネスモデルの紹介です。
次に、SIの開発プロセス(最初の画像)を元にプロジェクトマネジメントについて記載したいと思います。プロジェクトとは独自のプロダクト・サービスを作るために実施される有期性の業務のことを指してます。
・プロジェクトマネジメントを知る
1.プロジェクトマネージャーとは?
プロジェクトに必要なすべて(人・時間・金額)の準備・調達を行い目標達成・遂行に責任を持つ人のことを言います。
プロジェクトマネージャーが管理する業務は主に
-要求事項の特定
-明確で達成可能な目標の確立
-品質・スコープ・タイム・コストなどのバランスを取る
-ステークホルダー(顧客、スポンサーなどの利害関係者)の関心と期待に対して仕様・計画・取り組み方法を適応させる
などがあげられます。しかし、一番大切なのがコミュニケーションをとることです。進捗はどのくらいなのか、作業が終わっているのかメンバーとの確認を欠かさず行うことが大切です。
2.スケジュール作成
マネジメントにおいて、スケジュール管理することは重要です。管理するためにWBS(Work Breakdown Structure)というスケジュールを作成するための大切な作業があります。
WBSとは、作業を分割し、プロジェクト計画を細分化したものです。
(画像:カレーライスを例に実際に細分化したものです。)
この作業がプロジェクト管理の基礎であり、スケジュール作成の素となります。この作業を管理しやすいところ(コスト・所用期間の見積ができる)まで細分化し、メンバーが目で見てわかりやすいように作成する必要があります。
複数のグループで作り方が異なるため自身では気づかない抜け漏れが気づけ、とても学びになりました!
コミュニケーション、スケジュール管理と大切な用語を述べましたが、プロジェクトを進めるにあたり重要なことは、
「笑顔」
です。
笑顔が生まれ「仕事=楽しいもの」であるからこそ、円滑にプロジェクトが進み成功させることができるのです!
確かに、笑顔のない職場より確実に笑顔ある職場の方が働きやすく楽しいですよね!私自身も職場で笑顔が生まれるように頑張ります!
まとめ
今回のセミナーを受けて、SIとは何か?ビジネスモデルとは何か?また、それぞれの構造についてしっかり理解できました。現在のモデルは「ニーズに応えるシステムをいかにスピーディーに届けられるか」が求められています。私は、システムを作成する側なので顧客のニーズをくみ取り、より価値の高いシステムを作れるように頑張りたいと思います。
また、一ヶ月後に新人セミナーが控えています。「笑顔」が重要とあったように、このプロジェクトを円滑に進めるためにも「笑顔」を常に意識し、最後まで明るく楽しい議論を行いながらプロジェクトをやり遂げたいと思います!