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10年以上のフリーランス時代を経て、JDSCにジョインした横山さん。フリーランスの「自由さ」に大きな魅力を感じながらも、再び正社員として働くことを選んだ理由に迫ります。
プログラミングが身近にあった学生時代。自然にエンジニアの道へ
ーー本日はよろしくお願いします!まず今までのご経歴を簡単に教えてください。
JDSCでエンジニアを経て、現在はエンジニアスカウトやプロダクト開発のインキュベーションを担当している横山です。
小学生の頃からプログラミングが好きで、自分でゲームをつくって友人と遊ぶなど、身近な存在でした。そのため自然とソフトウェア開発企業に就職し、主にC言語で開発をしていました。
その後はフリーランスとして独立後、合同会社の代表としても活動し、BtoB・BtoC問わず、企画から実装、テストまで、幅広くなんでもやってきました。
ーーフリーランスになったきっかけは何だったのでしょうか?
会社員として1つのプロジェクトに携わっていると、自分のスキルセットが会社の方針に依存してしまうと感じたからです。
具体的には、何のために作っているかわからないような機能を作ったり、一部の企業でしか使われていないようなミドルウェアを利用していたりと、他の開発に転用できないようなスキルばかり身についていく状況でした。
働き方も、「明日までにここの機能を仕上げて」といった要求も多く、今では考えられませんが3徹も当たり前の世界でした。
会社員であれば1つのプロジェクトに依存しますが、フリーランスでは複数のプロジェクトに携わることができるので、ある意味リスクヘッジになると思ったんです。
ーー自分の興味がある分野の技術を高められることが、一番のモチベーションなんですね。
そうですね。あとは技術力の高い人とチームを組んで、いかにストレスなく開発に集中できるかも、とても大事だと思います。
JDSCはエンジニアにとっての心理的安全性と裁量の大きさが両立できる
ーー横山さんの中でフリーランスと社員で働く一番の違いは何だと思いますか?
裁量と責任のバランスです。社員は裁量も大きい分、責任も大きい。フリーランスは裁量も小さい分、責任範囲も狭い、と私は思っています。
そのため、フリーランスは組織やチームの改革案を好き勝手に言えたりしますが、それを実行するための責任や裁量も小さいので、言っただけになりがちです。逆に社員だと、言ったことに対して責任や批判が発生するので、思い切ったことを言えなかったり、やれないこともあるかと思います。
ーーでは、長いフリーランス生活を経てJDSCにジョインしようと思った決め手は何でしょう?
先ほど裁量と責任のバランスと言いましたが、JDSCで社員になるのであれば、心理的安全性を高く保ちながら、裁量も大きく活動できると思ったからです。
JDSCは、今まで見てきたスタートアップと比べて圧倒的にハラスメントや圧の強いコミュニケーションが少なく、ほぼ無いと言っていいです。初めはJDSCにも業務委託として参画しましたが、その中で、誰かが失敗しても、失敗を攻めずに「報告してくれてありがとう」と言うカルチャーが徹底されているなと感じました。
多くの会社に関わってきたから言えるのですが、ワンマン経営が多いスタートアップやベンチャーでこれは非常に珍しいことなんです。
CEOであるエルさんの資質の部分も大きいとは思うのですが、高いレベルで全員がカルチャーを共有していると感じました。
また、JDSCはエンジニアの裁量が大きく、使用する言語やフレームワーク等もエンジニアの意見が尊重されています。社員のデメリットと感じた「スキルの会社依存」も無いです。これはゼロイチでの開発が多いことも影響していると思います。
ーーJDSCに社員としてジョインしてからは、どのような役割を担っていましたか?
業務委託から継続して、いくつかのプロジェクトに携わってPoCのコードを書き、ちょうどコロナが流行り始めたときだったので、マスクマップもリリースしました。
※マスクの流通状況が改善したため、現在はクローズ。
現在は採用周りやカルチャー醸成、制度設計や制度実装にも関わっています。
これらは以前からやりたいけれどやれていない、という分野でした。自身の社員時代の経験からも、「エンジニアが開発をやっていて楽しい」と思う環境をつくりたい思いが強かったので、自分から積極的にボールを拾っていたら、気づけば自分のタスクになっていました(笑)
他にもフロントチームとエンジニアチームのコミュニケーションギャップを埋める役割にアサインされるなど、幅広くやってきました。
プロダクト開発のための制度整備と採用を加速させたい
ーー今後の展望や、注力していきたいことを教えてください。
今注力しているのは、プロダクト開発力を上げることです。
今までJDSCは受託プロジェクトを中心に開発してきましたし、採用に携わる中でも”受託開発なんでしょ?"という見られ方も多かったです。
実際はプロジェクトから業界共通課題を抽出し、自社プロダクト開発へ展開するという型があるのですが、規模が大きい分どうしても時間がかかってしまいます。
そこで、いきなり大きいものをつくるのではなく、社員のアイデアから、MVP(Minimum Viable Product/顧客に価値を提供できる最小限のプロダクト)をつくるインキュベーションプログラムを進めているところです。
制度整備もそうですし、採用の面でも、プロダクトを0からつくりたいと思っている自走力の高いエンジニアの方を採用するためにがんばっています。
JDSCにはEntrepreneur in Residence制度という起業支援の制度があるので、「JDSCでつくりたいプロダクトがきまったら会社を起こす」ぐらいの心意気の方は大歓迎ですし、そういう人が活躍できるような環境づくりをしていくつもりです。
JDSCでプロダクト開発をやるメリットは、クライアントに業界のリーディングカンパニーが多いので、そこから得られるドメインナレッジをプロダクトの価値に取り込みやすいことです。
また教育、製薬、物流、小売、海運など10以上の業界と関わってきているので、いろんな業界で開発してみたい人にとっても面白いと思います。
ーー最後に、JDSCに興味を持ってくださったフリーランスの方へメッセージお願いします!
私自身もフリーランスの働き方を気に入っていたので、社員とどちらが良いとは言えないのですが、
会社や業界、ひいては日本、世界を舞台に自分を試す場所として、JDSCはとてもいい環境です。
もちろん今は完璧ではないですが、エンジニアが働きやすい環境づくりにがんばっています。ためしに業務委託からでも入ってみて「う~ん、やっぱり合わない」と思えばそれまでですし(笑)、こういう会社で働くのもいいかもと思ってもらえましたら大歓迎です。
是非、一度お話を聞きに来てくださると嬉しいです!