▼本日のスピーカー
立命館大学国際関係学部の川北さん
海外留学を経験してきた彼女が初めて海外（JAC　Thailand）で『働く』ことによって学んだこととは。

川北さんはどんな大学生だったんですか？

大学時代はやりたいと思ったら即行動することをモットーに、様々なことに取り組んできました。サークルで国際協力の一環であるフェアトレードを推進する活動をしていたのですが、その取引先がタイだったこともあり、タイの交換留学制度が新しくできた際は真っ先に応募し、半年間タイの大学で学びました。刺激的な半年でしたが、語学力の無さに悔しい思いをしたことも多かったため、もう一度英語圏で留学しようと英語の勉強をしオーストラリアの大学に１年間交換留学することができました。また、お金を貯めてバックパッカーで何カ国も旅行をして新しい文化に触れたり、日本でもいくつかの違うコミュニティに入ったりと、様々な人と出会って新しい知識や価値観に触れてきた大学生活だな、と思っています。

内定承諾後、JAC Recruitment Thailand※でインターンをしていたんですよね。 なぜ挑戦しようと思ったのですか？※JAC Recruitment Groupのタイ現地法人

最終面接の際に社長から「海外に興味あるなら、インターンしてみる？」と聞かれたことがきっかけです。留学期間は長いものの、インターンとしては長期の経験をしたことがなかったため、実際に働く前に人材紹介のリアルを見ておきたい、また、将来的には海外勤務も視野に入れているので、そのためにも海外インターンをしたいという思いがありました。 正直言うと、社会人になってからは、海外で生活するということは難しいと思うので、大好きなタイにまた帰るチャンス！という思いもありました（笑）

なるほど。実際どんな業務をしていたんですか？

業務としては私が１ヶ月のみのインターンということもあって、主に事務作業がメインでした。データベースの情報整理や、資料作成・翻訳に加え、人材紹介ならではの仕事は、キャンディデイト（求職者）のレジュメ翻訳や、ある企業に合いそうな人材のリストアップなどです。 JAC Thailandでは、キャンディデイトの語学チェックを丁寧に行っており、英語と日本語のチェックを電話や面談で担当していました。先輩社員の営業に同行させてもらったこともあります。実際に目の前で商談を見せてもらえたことはとても勉強になりました。

実際にインターンとしてみて人材紹介、そして日本とタイの違いで学んだことはありますか？

インターンで学んだのは、人材紹介という仕事は地道な作業の積み重ねで出来上がっていくものだということです。特に両面型になると候補者と企業両方を見ていくことになるのでより大変で地道な仕事が沢山あると思いますが、その仕事により企業の経営計画が前進し、求職者の新しい職場も決まるというとてもやりがいのある仕事だと見ているだけでも感じました。
そしていわゆる日本企業、日本式文化との違い は大きく二つにあり、一つ目は就職活動市場の違いです。タイと日本では就職に対する意識が全く異なり、働き方という部分ではかなり違いがあると感じでいます。タイ人は日本人がバイトを決める感覚に近い気持ちで仕事をやめたり始めたりするので、そのスピード感には驚かされることが多かったです。そのタイ人の労働観と日系企業の労働観が違うため、先輩社員はそこが難しくも面白みでもあると言っていました。
二つ目の大きな違いは職場環境です 。会社にいるときは社員と和気藹々と仕事をし、就業時間にはさっと帰る、という習慣がタイ人社員全体に根付いていました。この切り替えの早さは、これから社会人になるにあたって、仕事に全力を出して、プライベートも充実させるため見習わなければならないと感じました。働き方改革も話題になっていますし、私たちも海外から取り入れていく必要もあるのかもしれませんね！

川北さん、ありがとうございました。最後にこれから就職活動に取り組まれるみなさんへメッセージをお願いします！

周りでは就職活動が始まっているのに、本当にやりたいことが全く見つからないと思っている人はいませんか？そんな人はとにかくたくさんの人にあって話したり新しい場所に足を運んだり、新しい価値観に触れてみてください。その上で、自分について考えていくと本当に自分がしたいことが少しずつ見えてくると思います！

川北さんありがとうございます！
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