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頑張っている人が好き。人材紹介を愛し、JACに戻った理由

ジェイ エイ シー リクルートメント(以下 JAC)は1975年ロンドンで誕生した人材紹介会社です。2018年に日本法人の立ち上げから30年を迎えました。現在、HRディビジョンにてコンサルタントの教育・研修を担当する小川香菜は一度JACを去ったカムバック社員。そんな彼女が人材紹介への思いを語ります。


※2018年時点のエピソードになります


人事からはじまったコンサルタントのキャリア

私のキャリアの原点は、大学で受けたホスピタリティ論の授業です。もともと学生時代も接客業のアルバイト歴が長く、自分が関わることで相手がポジティブになり、喜んでいただき、商品を購入していただける瞬間が好きでした。

新卒の時は人にしかできないこと・ホスピタリティを大切にしている会社、という軸で企業を選び、学生寮、社員寮、ビジネスホテルなどの管理運営会社へ入社。管理部にて総務、経理、広報、そして人事で採用を担当しました。

その際、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の資格勉強を通して、自社採用だけではなくもっと広い視野でマッチングができる仕事をしたいと感じ、JACへの転職を決めました。

2007年に初めてJACへ入社した際は、3年間キャリアコンサルタントとして大阪へのUターン、Iターン人材とEMC(電機・機械・化学業界)領域を担当しました。

入社後は、「担当領域、担当業界についてここまで勉強しないといけないんだ!」という点はびっくりしたけれど、ご登録者と会ってきちんとお話を聞き、キャリアについて考え、営業から預かったとっておきの求人をご紹介することがすごく面白かった。

当時は、どうやったら選考がうまく進むか、そのために何ができるかを営業と一緒に考えながら仕事をしていました。ご登録者を導く、という意味では一企業の人事に比べてできることが増えましたし、自社の面接で会う人以上にたくさんの方に会い、キャリアについて知ることができたので面白かったです。


これは縁だ!飛び込んだ母校でのキャリア開発の仕事

▲大学勤務時代の教え子たちと

会社が拡大フェーズにあった最中、2009年にリーマンショックが起こり、社員数が大幅に減りました。辛かったけれど、チームやディビジョンみんなで頑張ろうという一体感があり、そういった部分は居心地がよかったです。

ただ、組織が小さくなった分、業務量がとても増えて、ちょっと疲れていたのも事実。そんな折に大学のキャリアセンターで働いている先輩と話す機会があり、キャリアセンターで働いてみたい、若手や学生向けのキャリア開発に携わりたいなと思っていた気持ちを思い出したんです。

とりあえず、と思い母校のキャリアセンターの募集を調べたところ、求人があって。キャリアセンターの仕事って頻繁に募集があるものでもないですし、しかも母校でその仕事ができる機会はそうそうないので「これは縁だ」と思い、チャレンジしました。

キャリアセンターでは、就活生の相談に乗ることに加え、低学年向けのキャリア開発プログラムの企画実施を行ないました。人材紹介の仕事ってある意味では「辞める人」のお手伝いをすることなので、もっと日本でキャリア教育が浸透すれば早期で辞めてしまう人も減るのでは、とコンサルタントとして働きながら考えていました。

大学では、まだキャリアを積んでいない学生たちと価値観を一緒に考えたり、仕事をするってこういうことだよ、いろんな仕事が世の中にあるんだよっていう話を共有できたりと、すごく面白かったです。自分が支援して仲良くなった学生たちがまた来てくれて、話す中で成長を感じられることが一番のモチベーションであり、充実感がありました。

ただ、大学ゆえのスピード感にはひっかかるところもありました。「こういうことをしたい」と提案してもその進捗はゆっくり。普通に頑張りましょうという空気。居心地はいいのですが……。私は、どんどん変化に応じたり、決めたらすぐに行動に移したりしたいタイプなので、スピード感の違いにモヤモヤしていて。

当時32歳でまだバリバリ働ける体力があるのに、ここにいて自分がこれ以上成長できるかな、と考えると疑問符が浮かびました。

JACで働いていた時の仲間は退社してからも仲がよく、JACの近況はよく耳にしていました。食事をしながら自分のくすぶっている思いを話していると、やっぱり紹介業が大好きだな、と。「戻ろう。一生紹介業でやっていこう」と自分の中で決めました。

2013年にJACに戻ってからは、ひとりのコンサルタントが企業とご登録者双方を担当する「両面型」になったことで、より自由にお客様に提案ができたり、成約に向けて色々とアプローチができたりすると感じました。

以前JACでキャリアアドバイザーをしていた時は企業担当・ご登録者担当をそれぞれ別コンサルタントが行なう「分業型」でした。

分業時代は企業のことをあまり知らなくても求人の紹介をしていましたが、両面型にかわったJACに戻ってからは「企業の課題がこうで、そのためにあなたのこの経験が必要です」という言葉を直接ご登録者に伝えられることがすごく新鮮で、以前は浅い知識でご紹介していたことを改めることができました。

企業の思いや状況もダイレクトに自分で聞きますので、どうにかしなきゃ!と思いますし、企業の採用を背負っている責任をダイレクトに感じることができて、私にはよかったです。


人材紹介という仕事が好き

私、頑張り屋さんが好きなんです。仕事にすごく一生懸命で、仕事を楽しんでいる人と一緒にいると自分もわくわくする。採用担当の時、面接で「今までの実績は何ですか」とよく質問していたのですが、その答えを聞くのが面白かった。頑張っている人を見たら、無性に応援したくなってしまいます。

そして、それは今の仕事にもつながっています。2016年から教育チームに異動しましたが、それも社内で頑張っている人たちを支援する組織でチャレンジしたいという思いからでした。

私、人材紹介ってすっごく意義のある、いい仕事だと思うんです。

使い古された言葉ですけれど、企業や働く人の成長両方に寄与できるところが人材紹介で働く素晴らしさ。頑張る人、頑張る企業の応援ができて、お礼を言っていただけて、対価もいただけて、頑張る姿も見せてもらえて。

だからコンサルタントそれぞれも自分の感覚で人材紹介のよさを感じてほしいという気持ちがあり、そのための施策を一生懸命考えたいです。

今は教育担当という立ち位置にいますので、JACが成長し、人材紹介業としてトップになるために教育という切り口で寄与していきたいです。

「教育」からJACの成長に寄与したい

▲コンサルタントの社内研修を行ないました

2016年に教育チームに異動してから、以前に比べて中途社員に対する教育体制が整ったと思います。座学やロールプレイングの研修に加え、マネージャーや教育係のブラザー・シスター、教育チームが関わり「みんなで育てる」という点はより強化しており、画一的な研修だけではなくて個人に合わせた育成計画を共有し、しっかりしたフォロー体制をつくっています。

研修では社長の松園健や役員、100+Clubメンバーの話を聞いてもらう機会もあり、半年に1度創業者の田崎忠良と会長の田崎ひろみとの自己紹介を兼ねたティーセッション(お茶会のような交流会)も実施しています。

オーナーと直接顔を合わせて会話ができるので、会社が大きくなっても遠いようで近い存在だと感じることができますし、この距離の近さがJACのいいところです。

今後、JACのコンサルタントにはより深い専門性を身に着けて、企業の採用課題に対して提案したり、ミドルやハイクラスのご登録者に対してキャリアのアドバイスができたりする力が必要だと考えています。

企業、ご登録者共にいい人材、いい求人のご紹介ができ、決定できたら喜んでいただける。そこにちゃんとコミットし、成果を出すことはビジネスパーソンとしても大事だと思います。

中途入社の方にとっては、初めての仕事で数字も追われて大変かもしれないですが、学びたい、助けてほしいという思いがある方は必ずフォローします。HRディビジョンは自分が関わりを持った方は必ず見ていますから、安心してくださいと伝えたいですね。

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