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心理学&計算数学を活用したROIC経営システム

花王やソニーなどに超過利潤経営システムを導入したノウハウをベースに、ROIC経営システムの構築導入支援を開始しました。

エクセルのPower Queryをベースにデータベース理論を駆使して、柔軟なROIC経営システムの導入支援を行います。

弊社としては「全てのステークホルダー心をつかむ企業価値の創造支援」をミッションとして掲げています。

そのミッションを企業価値の理論、心理学の理論、計算数学の理論をベースに実現していきます。


創業以来、企業価値の理論に加えて、心理学、計算数学の面でも知見を高めてきてました。


まず最初におこなうのは、ROIC(投下資本収益率)を中心とした企業価値の構造化です。

企業価値を

①売上高
②税引後営業利益
③投下資本売上高比
④事業リスク
(=リスクにみあった平均的な期待利回り=資本コスト)

の4つに分解します。

企業価値は実は簡単です。たった4つを覚えればよいのです。
この4つをいかに改善していくかに集中すれば良いのです。
つまり、

①売上高を上げて
②税引後利益率を上げて
③投下資本売上高比を下げて
④事業リスクを下げれば、

企業価値は増大します。
通常①と②はだれもが注目します。

しかし、③と④は見失いがちです。③はようは事業を行う元手ですが、
長い期間企業経営を行っていると、余計な資産がつみあがったりして、
何が本当に事業に必要な資本なのか見失いがちですので気を付けなければなりません。

④が最近は非常に重要です。非常に包括的な概念であり、財務面でのリスクと
ステークホルダーのリスクの二つの面で考える必要があります。

財務面は、売上変動が安定しているか、利益率が安定しているか、必要な元手が変動しないかどうか?
ステークホルダーのリスクとは、顧客から急にそっぽをむかれないか?社員が急にやめないか?取引業者が離反しないか?社会の信用をうしなわないか?経営者や社員が不正をはたらなかいないか?などです。

リスクが高いと投資家の要求するリターンは高くなります。投資家には株主と債権者がいます。
株主は株式資本(エクイティ)、債権者は有利子負債(デット)を提供し、リスクに見合ったリターンを得ます。

資本コストはデットとエクイティの加重平均コスト(Weighted Average Cost of Capital)として把握します。

エクイティの資本コストは実はざっくりと把握できます。株式投資の指標としてPrice Earning Ratio
(PER、株価÷一株当たりの純利益)というものがあります。これは大体世界どこでも15倍ぐらいになります。その逆数を取ると一株当たりの純益÷株価=1/15=7.5%になります。これが平均的な要求リターンとみることができます。借入金利は上場企業だと1%ぐらいなので、加重平均資本コストは大体5%ぐらいになります。

ROIC=税引後営業利益率÷投下資本売上高比
企業価値 = 投下資本×(ROIC-WACC)の現在価値+投下資本

という関係が成立します。

この関係を、下記の図のように、経営マネジメントの概念、さらには一般社員まで理解できる要素までブレークダウンして見える化していきます。


当社のアドバイス事例実例としてはドンキホーテ様、UTグル―プ様があります。

このような全体像の中でROICとのつながり、企業価値とのつながりを、各マネジメントステージの概念と明確化します。



UTグループ様では、特にマズローの心理学の理論とROIC、企業価値構造を結びつけて分かりやすく社員一般まで理解できるアプローチを導入して全社一丸となる戦略構造の支援をおこないました。


UTグループ様では、『求職者』『社員』に「安心」「つながり」「成長」という3つの価値提供を行い、スキル/キャリアアップに挑戦できる環境を提供し事業を推進しています。

「安心」「つながり」「成長」は実は、以下に示すように、人間の欲求と、企業価値の向上に結びついています。

マズロー要求段段階の安全欲求と生理欲求が満たされる
=安心が向上
=事業リスクが低下
=WACCの低下

社会欲求と尊厳欲求が満たされる=人と人との「つながり」が強化
=社員同士が経営戦略について理解し、お互いを尊重してそれぞれの役割を認識して行動
=生産性の向上、資産効率性の向上
=ROICの向上

自己実現欲求が満たされる
=人間として成長
=より多くの顧客様に役にたつ&組織の活動に貢献
=売上成長

以上のような形で企業価値をだれもがわかる形で戦略におとすことで、全てのステークホルダーを心をつかみ、一丸となった企業価値向上が実現します。

弊社では、様々なデータを統合して、数時間で全上場企業の企業価値を10年のキャッシュフロー予測も同時に行いながら試算する計算システムの構築を内製化しています。

その過程で、計算数学、データベースの理論を用いた企業価値の向上の対する洞察力を高めてきました。そのノウハウを活用して社内に散らばったエクセルや、他のEPRソフトからのデータをまとめてあげて、エクセルをベースに柔軟なROIC経営システムを導入をします。


詳細は以下のPDFをご参照ください。

J-Phoenix-Research-Inc_ROICManagementSystem_20180917

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