なぜイノベーター・ジャパンを創業したか?|創業者 渡辺順也に語りに語ってもらいました。第7話「私たちは人の力を最大限に引き出すことで豊かな社会を実現します。」
こんにちは、佐藤です。
「創業ストーリーインタビュー」も最終回、第7話になりました。
イノベーター・ジャパンってどんな会社・どんな人たちの集まりだろう?そんな疑問から
始まったこの企画、話が尽きず盛りだくさんの内容になったので何回かに分けてお届けしています。
最終回の今回は、ミッションそのまま「私たちは人の力を最大限に引き出すことで豊かな社会を実現します。」です。
我々が目指す未来に対する想いを語っていただきました。
「私たちは人の力を最大限に引き出すことで豊かな社会を実現します。」
ミッションに込めた想い
佐藤:当社のミッションには「私たちは人の力を最大限に引き出すことで豊かな社会を実現します。」とありますが、このミッションに込めた想いを聞かせてください。
渡辺:そうだね。幸せとかハッピーって何なのかなって考えたときに、すごいお金を稼いでリッチな暮らしをするといったことではないと思ってて、社会というのは一人一人が何かの歯車であり、それ以外ありえなくて、一人では生きていくことはできないと思っている。そして、一人一人が繋がりつつ、上手く動いている状態が個人にとってもハッピーで社会全体においても最も理想的な状態ではないかと思ってて。
自分たち自身もハッピーであるためにはそういった社会全体のシステムを作っていくこと。今は動かなくなってたり、動きがおかしい歯車のような故障しているところがあって、そういったところを直していくのが価値があるし、やり甲斐もあるし、これらのことをビジネスとしてやっていける組織を作りたい。
歯車を無視してお金を稼いでいくっていうビジネスも世の中いっぱいあって、そういったビジネス自体悪いこととは言わないけれど、我々はそういったことに関心がなくて、我々自身が人生という有限のリソースを使うことに納得感のあることをしていきたい。それがたまたま社会の歯車の調整をしていくことかなと思う。こういったことを色々な人と話をしていると共感してくれる人も多くて、そういった人達と志を共にして仕事をしていきたいな。
”ポテンシャル=本心からの意志”に向かって
進んでいけるように支えていく
佐藤:社会のエコシステムを作っていく、といったイメージでしょうか。ちなみに、歯車が上手く動いている状態というのは具体的にどういった状態でしょうか?
渡辺:今は「ポテンシャル」という言葉を使っているんだけれど、個人が後天的に備えるものではなく、生まれながらに持っている能力があって、本心からやりたいことや叶えたいことがあるはず。今は本当にやりたいことがあるんだけど見えなくなっている現状があると思う。
我々は少なくとも、そういった意志や志が分かっている人がちゃんとやりたいことの方向性に力を使える、といったことができると理想的な状態だなと。
佐藤:ポテンシャルというのが元々持っていた意志に向かって進んでいけるように支えていくようなことをしていきたいということでしょうか?
渡辺:そうだね。個人ではその通りだし、組織や企業というのは人の集合体だから人に近いベクトルを持っていると思う。そのベクトルに対して量を増やせて、その組織にとって最適で理想的な状態を叶える、そうすると必然的に組織の生産性を高めることになる。
豊かな社会を創ることで
適材適所な世の中を創りたい
佐藤:ちなみに、ミッションに"豊かな社会"とありますが、どういった意味で使われていますか?
渡辺:(悩みながら)一人一人が精神的に満たされている状態、イメージでいうと色々なものが艶を持っていて潤っている状態かな。たぶん幸せな状態というのと近いとは思う。個人個人異なった幸せの基準に合った形でそれぞれが適度に満たされた状態かな。
この話と通じるかわからないけれど、自分達がITを使ったサービスとしてやりたいのは、世界中にいる人々が発揮できる力や価値がそれを欲している人に上手く伝わること。それは知恵かもしれないし、労働力かもしれないけれど、インターネットというチャネルを通して世界中に伝わっている状態を創る。その力を享受できる人は嬉しいし、提供する側も生き甲斐にもなるし、何か対価を得られるかもしれないし。
佐藤:食料問題など社会課題の解決の話に近いですね。ここまで大きなことでなくてももう少し身近な課題解決をしていきたいといったことでしょうか。
渡辺:そうだね。簡単な表現をすると、適材適所な世の中を創りたい、かな。
一緒に音を出して、奏でて、
みんなで感動できる体験ができるといいなぁ
佐藤:最後に、これからメンバーになる人に向けたメッセージがあればお願いします。
渡辺:誰にとっても人生は1回きりしか無いので、自分がやりたいとか、後で後悔しないといったことをみんなが考えた時に、今この会社のミッションやビジョンを理解していただいて、共感していただけるならぜひ一緒にやっていくと大きなこともできると思うし、単純に楽しいし、一緒にやれるといいなと。
一緒に音を出して、奏でて、みんなで感動できる体験ができるといいなぁと思います。
おわりに|シリーズを振り返って
創業ストーリー、全7回に渡って、イノベーター・ジャパンの過去・現在・未来にまつわる想いや出来事を渡辺のインタビューを通じてお送りしてきました。
「イノベーター・ジャパン」という社名に込めた2つの想いだったり、創業までの日本・社会への課題意識、創業からの様々なエピソードや事業・人材に対する想い、そして理念についてリアルに聞くことで当社のあり様が改めて深く理解できたように思います。
このストーリーを読んで共感いただけた方はぜひ一度お話しできれば嬉しいなと思っています。
合わせて、他の「創業ストーリー」も一緒に読むとよくわかります。
ぜひどうぞ。
第1話「社名の由来・想いって?」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/108761
第2話「社会・組織に対する想いが創業の動機だったのか?」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/109541
第3話「創業時のドタバタ話聞かせて!」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/111255
第4話「GROOVEを生み出す仕掛けづくり」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/108762
第5話「LOVEのあるビジネス」
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第6話「いいやつ、オタク、ワクワクし続けられる組織」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/114687