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【成長できる impact の仕組み】Woodyの場合 #1

能力開発:社員の成長を促す仕組み・施策

インパクトでは、社員が恒常的に成長していけるように成長を促すための様々な施策を用意しています。今回は、実際に社員がその施策をどのように活用し、どのように能力を高めているのか、その一例をご紹介したいと思います。

重要視していること

インパクトでは、「我々自身が常に成長し続けること」をとても重要視しています。

インパクトに入社する社員の経歴は様々です。入社した段階での能力、成長の段階やスピードには個人差があります。これらは1人ひとり違ってもいい。ただ、常に「去年の自分より成長したい」という意欲があること。そして、自分の能力について是々非々で振り返り、自分自身をストレッチさせる成長課題へしぶとくチャレンジし続ける謙虚さを持っていることは、大変重要だと考えています。

インパクトの能力開発施策 【Design Meeting, Weekly Review】

今回は、能力開発施策の中のDesign Meeting(以降、DM(※))とWeekly Review(以降、WR(※))が、社員の能力開発にどのようにつながっているのかについてご紹介したいと思います。現在入社4年目で、BCDのマネージャーとして活躍中のWoodyに聞いてみました。

――まず最初に、インパクトに入社した頃のことや、初めてDMに参加した時期を教えていただけますか?

はい。私が入社したのは2020年1月で、その後、コロナで世の中が一気にいろいろ変わるような時期でした。そんな中、入社後のオンボーディングを経て、5月からBusiness Consulting Department(以降、BCD(※))のClient Partner(以降、CP(※))としてのキャリアをスタートしました。翌年4月にはアシスタント・マネージャーに着任することになり、さらにその1年後、マネージャーに昇格しました。今はCPとして自分のクライアントを担当しながら、メンバー育成やチームマネジメントを行っています。

入社後、CPとして一番最初のDMに参加したのはその年の6月です。初めてDiscussion Papper(以降、DP(※))を作成し、7月にクライアントへの提案をしました。

一番最初にDPを自分で作成したときのことはすごく記憶に残ってますね。クライアントのヒアリングから提案、受注、研修提供、研修後の報告会まで、CPとしての一連の業務を自分で経験したっていう、やっぱりそのときの達成感とか、すごくあったのを覚えています。


――プログラムのデザインや提案は、CPの仕事で価値発揮の中心であり肝(キモ)だと思いますが、入社半年後にその機会があったんですね。

そうです。実は、このデザインや提案の仕事に入っていく前の、CPとしての助走期間がとても重要でした。弊社には、チームコンサルティング(※)といって、貢献に応じて成果が按分される仕組みがあります。これにより、新人が先輩CPの商談に同席し、一部の仕事を担いながらCPとしての仕事のやり方を学んでいきます。ヒアリング後の議事録送付、次回のアポ調整、見積書作成など、基本行動がマスターできると同時に、クライアントとの信頼関係構築に直接貢献します。最初は同席しても話の内容がわからないことだらけでしたが、わからないことを確認しながら議事録を作成し、その作業を通じて毎回わかることが増えていきました。

弊社のプログラムは、クライアント企業の課題に合わせたカスタマイズ・プログラムです。提案するソリューションは必ずアーキテクチャ(※)で提案します。有りものを売る、その売り方を学べば売れる、というビジネスではありません。クライアントにヒアリングし、ディスカッションをしながら、クライアントの課題にベストフィットするプログラムを創り上げていく。このプロセスは、言うのは簡単ですが、最初から1人でできるものではありません。チームコンサルティングは、そのために必要となる基礎的な知識・スキルやふるまい方を実際に体験しながら学んでいける仕組みだと思います。


――なるほど、チームコンサルティングという仕組みも能力開発の機会となっているんですね。

そうです。CPとしての基本行動をマスターしつつ、今度は自分の思考力・提案力を高めていく。その順序も大切です。私は趣味でダンスを長くやっていますが、よいものを作るためにはその道の基礎がちゃんとできることが大事、という点は共通だと思います。

その上で、やっぱりCPとしての提供価値は何かと考えると、組織課題の課題解決のデザインと提案です。クライアントの組織における課題をひも解き、どうしたら課題をクリアしていけるかを描けるようになることです。

その力をつけるには、本当にとにかくDMです。最初は1人でつくるといっても、全て1人では作れない。これまで他のメンバーが作成したDPを見たことはあっても、いざ自分で作るとなったとき、どう作っていいのかわからない。私も始まりはそんな状態でした。


――いよいよDMの話に入ってきました(笑)。実際のところを詳しく聞かせてください。

まずは見よう見まねでやってみるんですけど、コンセプトと言われても何がコンセプトで何がコンセプトじゃないのかがわからない。クライアントのニーズにどう合わせるかとか、研修以外にどんなことができるかとか、そういうことを1個1個丁寧にフィードバックしてもらえるのがDMでした。DMという機会があったことで、DP作成に必要なことを1つ1つ身に着けていけたんです。

1回のDMで教えてもらったことは、そのとき活かせると同時に、次の提案書作成のときにも活かせます。そういえば前回こういうこと言われたよな、と思いながら次の提案に反映できる。そういうのを、いくつも数をこなして、できることを積み上げて、できることを増やしてきたという感じですね。


――実際に1回の提案機会に対してDMって何回ぐらいやるものですか。

最初の頃は、1回の提案に対して2回か3回やっていました。今は1回で終わることが多いです。クライアントへのヒアリング後、まず自分なりにDPを作り、最低1回のDMは必須なので。大型の案件や複雑な課題の場合は1回で終わらず、DMでフィードバックをもらい、DP作成し直して、もう一度DM、と、2回以上行うときもあります。

CP1年目は提案を任せてもらえる案件がまだそれほど多くなかったですが、最低月3回ぐらいはDP作成、DMをやりました。今はありがたいことにクライアントから直接相談されたりすることも増えて提案機会自体が増えているので、1ヶ月のDMの数としては変わらない感じです。

そうすると、月3回、年間で30回ぐらいのDMをやっていることになります。1回につきフィードバックは1個だけでなく、いくつもあります。もらったフィードバックのうち1つでも2つでも、次に活かすことで提案書のクオリティが少しずつ上がります。

そのためには、DMでの自分の気づきを整理し、学びを抽出する必要があります。漠然と「いろいろ勉強になった。次に活かそう」と思うだけだと結局変わりません。ですので、ここは、WRという仕組みをうまく使うことがポイントです。毎週のWRで1個か2個でいいので、DPやDMに関する学びを抽出する。そして次の機会に「これを試す」ということを決めて、やってみる。やってみてわかったことを踏まえてさらに改善する。これを地道に年間30回やると、確実に自分のつくるDPのレベルが変わってきます。

――DP作成→DMでのフィードバック→WRでの振り返りと学びの抽出→次の機会で実行。このサイクル×年30回が、自分自身の思考力・デザイン力を高めることにつながってきたんですね。

次回、さらに自分の能力を高める契機となった機会や、実際感じている効果と成長を聞いていきます!


インパクト用語解説(アルファベット順):

※Business Consulting Department(BCD)
インパクトのコンサルティング営業部門。

※Client Partner(CP)
BCDで営業担当者として職務を担う人たちのことをインパクトではクライアント・パートナーと呼ぶ。この呼称には、クライアントの組織・人材課題の解決のためのパートナーとして、クライアント企業が抱える課題について対等な議論ができる相手であり頼りにしていただける存在を目指しているという意味がこめられている。
担当クライアントのヒアリングやコンサルティング提案、プログラム提供に必要な段取り、提供後の報告会など、クライアントの接点となり全体を主管する役割を担う。

※Design Meeting(DM)
デザインミーティング。クライアントのニーズヒアリング後、各担当CPはクライアントの組織・人材課題を整理し、次回提案に向けDPを作成するが、DMはこのDPの内容を磨き上げていくためのミーティング。

※Discussion Paper(DP)
クライアントの組織・人材課題について、クライアントとディスカッションするための資料。DPをたたき台としてディスカッションした内容を反映してどんどんアップデートしていくため、ディスカッション・ペーパーと呼んでいる。

※Weekly Review(WR)
週に1度、その1週間の経験と学びをセルフ・レビューする、社員の経験学習の仕組みの1つ。うまくいっていること・いかなかったことの事実から、自分の気づき・学びを抽出する。各自がWR専用の投稿チャネルに内容を投稿し、投稿した内容はお互いに見られるようにして、他の人の振り返りから学ぶこともできるようにしている。

※アーキテクチャ
1回きりで完結する単発型の研修ではなく、研修・ワークショップ・研修以外の職場での取組みなどを組み合わせたプロセス全体を指す言葉。これに対し、1回の研修やワークショップのことをモジュールと呼ぶ。1つのアーキテクチャ・プログラムは、数回にわたるモジュールで構成されている。

※チームコンサルティング
1人でなくチームでコンサルティングを行い、貢献に応じて成果が按分される仕組み。

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