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こんにちは!人事の小高です。
昨年、GMOサイバーセキュリティbyイエラエ(以下、イエラエ)はグループ統合、GMOインターネットグループ(以下、GMO)との資本提携を行いました!社名変更に始まり、この1年間は様々な変化が生じました。
前回までは会社目線のお話をメインでさせていただきましたが、今回、取締役CISO岸谷に現場よりの目線で感じたこの1年間の社内の変化について、自身の感想をもとに語っていただきました!
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 取締役CISO 岸谷 隆久
2000年代半ばからネットワークセキュリティ分野に従事。国内最大手のECサービス企業に所属し、脆弱性診断チームの立ち上げを行う。これまでにWebサイトやスマホアプリケーションの診断経験を多数持つ。 現在GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 札幌オフィスの責任者として若手エンジニアの育成に従事し、自身も診断業務を行う。
ーまず、簡単に自己紹介をお願いします!
取締役CISOの岸谷と申します。現在はサイバーセキュリティ事業と社内情報システム部門を担当しています。2012年頃フリーランスで仕事をしていた時に社長の牧田と知り合い、2015年頃に入社しましたので、当社では通算で約10年になりました。
元々はセキュリティエンジニアとして、脆弱性診断をしていました。採用の強化もあり、パートナー※も徐々に増えて現在に至ります。昔に比べて自身で(技術的に)手を動かす割合は減っており、現在はマネジメント系の仕事が多い状態です。
※GMOでは、社員など働く仲間のことを「パートナー」と呼んでいます。
現場で感じた、イエラエの1年間の変化について
ーグループ統合やGMOとの資本提携により、現場ではどんな変化がありましたか?
株主や社名の変更、GMOとの事業や組織的な連携により生じた変化はありました。技術の現場に対しては、大きな変化がないように心がけて進めましたが、この短期間に集中した変化に対する事務的な対応は多く、エンジニアもバックオフィスも、どちらも献身的に変化に対応してくれたと思っています。当時は私自身も非常に忙しく、去年のことなのに一部記憶がないくらい、だいぶ昔のことのように感じています。
ー変化が起きるなかで、現場で気をつけていたことはありましたか。
一番意識していたのは、事業へのネガティブな影響がないようにすることです。事業部門のパートナーの働き方への影響が可能な限り少ないように取り組み、その点については最小限に留められたと考えています。社長の牧田も前回の記事で伝えてきた通り、世界一働きやすい環境を作りたいという気持ちや、パートナーファースト、成果主義という考えは根本的に変わらないようにしていました。
ー変化について、実際に現場ではどんな声が上がりましたか。
社内アンケートでは「聞いていない」「会社の変化について誰に聞いたら良いかわからない」などの不安を感じている声がありました。なるべく事業に影響がないようにと意識して、バックオフィス部門には比較的早期に情報が行き渡っていたのですが、結果的には社内の情報共有が不十分だったように思います。必要なグループ統合と資本提携だったと考えていますが、急な変化だったので戸惑わせてしまったと感じています。
ー変化に対応するなかで、社内でポジティブに変わったことはありましたか。
「良いことも悪いことも分かった方がいい」と社内で議論する環境に変化していることです。変化に対応するなかで、バックオフィス部門と事業部門が話し合う機会が増えました。会社全体で、部門を超えてお互いを理解し合えるような環境に変わりつつあります。また、上場企業のグループ会社になったことで、今まで柔軟すぎて、ともすればリスクになりえたような部分が適正化されたこともあります。
1年間の変化を通じて、岸谷さんが実際に感じたことについて
ー変化について、岸谷さんご自身はどのように感じていましたか?
現場の変化では、GMOの一員になり、グループ会社同士で協力し合いながら仕事ができるようになったと感じています。一昨年までは良くも悪くも小規模な会社だったので、内輪で柔軟に仕事ができていました。当社の前身はココングループで、親会社も子会社も横並びで業務を進めてきました。
そこからGMOの一員になったことで、組織力、営業力、技術力の面で強化されています。事業・サービスに対しても支援・協力いただいており、何かあったらグループ会社の方にすぐに相談できる環境になりました。
ーGMOのナレッジ共有によって、ポジティブな仕事の変化がありましたよね。
はい。グループ内で、サイバーセキュリティに特化した会社は当社だけです。会社の事業をどう伝えるか、どうやってサービスを届けるか、仕事の方法でも本当にいい影響を受けています。
また、グループ横断の社内ポータルがあり、毎日何件も社内記事が出ています。かなり頻繁に情報の共有が行われており、必要な情報を入手できることはとてもポジティブな変化だと思います。
ーその一方で、ネガティブな変化は何かありましたか。
会社目線になりますが、IPOなどへの焦りがあり、社内では唐突に見えるような意思決定もしてしまい、社内にストレスをもたらしてしまったことは反省しています。直近の全体ミーティングでは「メリットのある意思決定だった」という声もあるものの、当初の全体アンケートでは「GMO統合なんて聞いてない」などのネガティブな声がありました。
当然ながら急激な変化のストレスや不安があったのだと思います。先ほどの話にもあったように、お互いに遠慮しあっていたことが課題にあったので、議論しやすい環境になったことは本当に良かったです。
ー話しやすい環境に変わっていくなど、課題がポジティブに変化していますよね。
そうですね。今までは「それほど必要ではない」と思っていたことが、課題として洗い出されています。特にコミュニケーション面は強化していかなければいけないと思っています。テレワークも多いですし、一人でやる仕事も多いのですが、やはり人間なので会って話すことは大切だと思います。たまに飲みにいくことも大事ですし、グループ内のイベント等も活用させていただいています。
実際のセキュリティ診断士の業務の変化や、現場で活躍しやすい方について
ーちなみに、セキュリティ診断士の業務の変化はありましたか?
今までのお客様にプラスして、GMOないしそのお客様が増えました。GMOで新しいサービスが生まれるときに、「セキュリティは大丈夫か一緒に考えて欲しい」などのお声がけもいただいています。
最近だとGMOの取り組みの中で、「空飛ぶクルマ」に関する案件があります。社長の牧田はじめ意気込みを持って取り組んでおり、これからはGMOのお客様にサービスを届けていくことが1つのマイルストーンになると考えています。
ーこれまでの変化の話を通して、どんな人が現場で活躍しやすいと思いますか?
まだまだベンチャー志向で、変化が多い状況です。技術や専門性志向は変わらないですが、変化を楽しめる方は活躍できると思います。2022年ほどの大きい変化はそうそうないと思いますが、今後も会社の大きい変化の節目はあると思いますので、新しいことを吸収して前進していける方だと活躍できますし、大歓迎です。
特にセキュリティエンジニアは専門的であり、変化が大きいので、楽しんで吸収してご自身も成長したいという方だと合っていると思います。風通しが良く、新しいことをしたいと言ったら挑戦できる環境なので、ぜひ様々なことにチャレンジいただけたら嬉しいです。
取締役CISO岸谷から現場で感じたこの1年間の社内の変化についてお話を伺いました!
インタビューを通して、グループ統合、GMOとの資本提携によって生じた課題をポジティブに変化させていることがとても印象的でした。
1年間変化がありましたが、働きやすい環境やベンチャーマインドなど、大切にしている価値観は変わっていません。
ぜひ積極的に「チャレンジがしたい」と思う方にご入社いただければ幸いです!
次回は、「脆弱性診断のSaaSプロダクト」プロダクトオーナーの石井と取締役の菅野のインタビューです。新しくリリースしたサービスについて、サービスが生まれた背景、目的など様々なことを伺っていきます!ぜひ、次回もご覧いただけると嬉しいです!