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オペレーション最前線にいながら目線は下げない|リンクライブ代表・澤村さんがアイキューブで学んだこと

百戦錬磨で規格外なフリーランスのコンサルタントが集結し、大企業からスタートアップまで実にさまざまなコンサルティング・プロジェクトを手がけているアイキューブ。

今回は、2~3年前に副業としてアイキューブのコンサルティング案件に携わっていたことのある、株式会社リンクライブ代表の澤村さんにインタビューを実施しました。アイキューブで仕事をしたのは1年ほどですが、現在の会社経営にも活きる学びをたくさん得られたとのことです。

アイキューブのカルチャーや代表・麹池の魅力を新しい角度から語っていただきましたので、ぜひご覧ください!

株式会社リンクライブ
代表取締役社長 澤村 大輔
1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。2009年、野村総合研究所(NRI)にて、経営コンサルタントとして入社。消費財・サービス産業などのBtoC事業領域を中心に、国内大手企業に対する事業戦略立案・新規事業策定などのプロジェクトを中心に従事。その後、株式会社リンクライブを設立。代表取締役に就任。

新プロダクト黒字化までの苦しい時期に助けられた

ー澤村さんが経営するリンクライブさんの事業は、順調に伸びていると伺いました。

「Stock」というプロダクトをメインに運営しています。Stockは、メールやSlackなどのツールで流れていってしまう情報を、チーム内でスムーズに共有できるツールです。DropboxやEvernoteなど類似する既存サービスもありますが、最も特徴的なのは機能を究極までシンプルに削ぎ落としていることです。

導入社数は現在50,000社以上です。直感的に操作しやすいUIを実現したことで、IT企業だけでなく税理士事務所や工事会社、大学病院など、実にさまざまな業態の事業者の方々が利用してくださっています。ある学習塾では60歳を超える方が、説明書なしでStockを日常的に使いこなしていただいているそうです。

ーマーケットの反応も良好ですね!アイキューブとの関わりはどんな形だったんでしょうか?

2018年頃のStockローンチ前、基本エンジニアの開発タスクが中心で、私の手が少し空いていた時期に、アイキューブにコンサルティングの案件を紹介してもらい、プロジェクトに参加していました。代表の麹池さんには非常にお世話になりました。今回、「アイキューブとは?」「アイキューブでコンサルタントとして働くとは?」といった視点からのインタビューということで、私の経験やアイキューブとの関わり方をお話することで少しでも貢献できればと思っています。

ーありがとうございます!アイキューブと出会ったときは、すでにご自身で起業されていたんですね。

はい。新卒で入社した野村総合研究所(NRI)を経て、リンクライブを創業しています。

アイキューブ代表の麹池さんとは、共通の知人を通じて知り合いました。たまたまですが、麹池さんは高校・大学の先輩でもあるんですよ。単なる副業のコンサル案件ならいくらでもあったんですが、会社経営もあるので「50%未満の稼働でやりたい」という条件で探したところ、なかなか見つかりませんでした。麹池さんに事情を話したら「澤村くんならその条件でいいよ」と、私のためにリスクと責任を負う形で案件をつないでくれたんです。苦しいときに支えてもらい、本当に感謝しています。

メンバー同士の関わりがアットホームであること

ーアイキューブで携わった案件は、どんな内容だったんですか?

最初は、麹池さんが多忙で手が回らない仕事をサポートするという内容でした。私の状況を理解してもらった上で、50%未満稼働の工数の範囲内で「何でもやる」ような契約にしてくれたんです。営業の仕事や資料作成もありましたし、トラブルが起きている案件の火消しを手伝ったこともありました。他にも、スタートアップや大手SIerさんのドローンに関する新規事業立ち上げのコンサルティングもやりましたね。麹池さんから若手コンサルタントをアサインしてもらい、基本は私がディレクターとして動きながら、要所要所で麹池さんにアドバイスをもらうスタイルです。

ーかなり融通を効かせた契約内容だったんですね。

コンサルティングで一般的な案件ベースの発注ではなかったですね。「澤村くんには何があっても任せられる」と、私に大きな信頼を寄せてくれたことへの感謝は大きいです。リスクがあると分かった上で、そうしてくださっていたと思うので。

ー他の方のインタビューでも、「信頼する」と決めた人物への愛情深さが話題に上りました。

麹池さんのそうした人間性の素晴らしさは強く感じます。物腰が柔らかく誰にでもフラットな姿勢で、“大人の男”という感じです。本当の意味で自分に自信があるから、ああした佇まいになるんだろうなと思います。コンサルティングファーム界隈でときどき出会う、強い口調でロジカルに相手を論破してしまうようなタイプの対極ではないでしょうか。

案件をやってる期間は、1~2週に一度くらい麹池さんの自宅に行っていたのが思い出深いです。麹池さんがお子さんの晩御飯を作っていて、その晩御飯を一緒に食べながら、プロジェクトについても「ああしよう」「こうしたらどうか」と話をする。 アイキューブは参加者同士の関わり方がとても人間的です。仕事だけでなくご家庭も大事にする、麹池さんならではの雰囲気だと思います。麹池さんが家族旅行でハワイに居たとき、東京からZoomで繋いでミーティングしたこともありました(笑)

徹底して相手の立場に立ち、「おもんぱかる」能力

ーコンサルタント・事業家としてのスキル面についてはどうでしょうか?

まず、相手が何かに困ってモヤモヤした状態を、対話しながら因数分解して適切なイシュー(論点・課題)を取り出すシャープさが印象的でした。コンサルタントとして何年か経験を積んできた私も、商談に立ち会って率直にすごいと思った点です。

とある案件で複数コンサル会社のコンペに参加することになったときのことです。日本でも有数の超大手企業の上層部の方々を交えて、新規事業についてディスカッションする場面がありました。抽象度があまりにも高すぎるテーマになり、大手ファームのベテラン勢の発言が止まってしまったところで、麹池さんがアドリブでイシューを鮮やかに取り出していたのはすごかったですね。

ーアドリブで、というのはなかなかできないことですね。

他にも、目線の高さがすごいです。コンサルティングの発注者が、たとえ一部門の担当者だとしても、より本質的な課題解決のために経営層まで目線を上げて解決策を考えるんです。

自社のメンバーと話しているときに、ふと麹池さんのことが頭に浮かぶことがあるんですよね。 他の人のマネジメント手法を近くで見て学ぶ機会があまりなくて。そういう意味でも、麹池さんのチームメンバーとの接し方なども参考にしています。

ーそうした目線の高さやシャープさは、どこから来ていると思いますか?

麹池さんとのお酒の席とかで話を聞いていると、修羅場みたいなことやハードな経験をたくさんされているんですよね。個人的には天才という表現よりは、多くの経験と内省を通してスキルを磨き上げてこられたように思います。

あとは感性として「おもんぱかる」力がずば抜けているんじゃないでしょうか。徹底的に相手の立場に立って物事を考えることができるから、相手の抽象的なモヤモヤにピンと来るポイントで課題を具現化することができる。もとから持っている感性と、多くの経験が合わさって、麹池さんのすごさにつながっていると思います。

アイキューブで体感した目線の高さは、今の会社経営にも活きている

ーアイキューブに関わったことで、多くの気づきを得られたんですね。

やはり、目線を高く持つというのが大きいです。プロジェクトマネジメントの話ですよね。コンサルティングの仕事の多くは、どうしても前段の市場調査や戦略立案に比重が大きくなりがちではないでしょうか。上流のことだけに夢中になってしまう。戦略が現場でどう実行されるか?という部分まで最初から見据えておかないと、プロジェクトの成功は本来難しいものです。

そういう点では、アイキューブに関わった1年間で得た学びは、今の会社経営にも色んなところで活かされています。起業や事業開発、コンサルティングといった領域でより高みを目指したい方にはオススメの環境ではないかと思います。

アイキューブに少しでもご興味を持っていただけましたら、エントリーお待ちしています!

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