- バックエンドエンジニア
- Human Resources
- カスタマーサクセス
- Other occupations (5)
- Development
- Business
- Other
株式会社HRbase採用チームです。
この記事では、証券会社の営業職からキャリアチェンジし、労務開発チームでコンテンツをつくりながら着実に成長を続ける助田さんに、「労務業界でチャレンジすることの意味」と会社の雰囲気について語ってもらいました。
【お知らせ】=======
当インタビューは株式会社HRbaseのアカウントで運用しておりますが、この記事は旧社名の株式会社Flucleの時代に書かれたものです。記事内には「Flucle」という表記が随所に出てくるかと思いますが、そのときの臨場感をお感じください。
=============
若いうちの経験が自分を伸ばす!
新卒での就活時はさまざまな業界を視野に入れていましたが、 「いったん1番きつい業界に行ったら、何か得られるものがあるはずだ…」という思考で金融業界に飛び込みました。
大学でも一番厳しいゼミを選んだり、人生の選択がいつもハードモードなんですけど(笑)若いうちにしんどいことを経験したら成長できるはず、という自分理論で動いています。
証券会社は休日や福利厚生の面ではホワイトでしたが、風土はイメージ通りの「ザ体育会系!」です。営業職は面白くもありましたが、5年後、10年後の自分を考えたときにどんなスキルが得られているだろう、という悩みは持っていました。その後、家庭の事情で地元に帰るという選択をして、証券会社を退職しています。
社労士事務所勤務で、労務の「優しさ」に気付く
地元では事務職を中心に仕事を探し、その過程で「士業事務所」という存在を知り、結果的に社会保険労務士事務所に勤務することになります。
まったく労務知識はありませんでしたが、社労士の仕事を調べるうちに「あ、なんか私この仕事好きかもしれない…」と思いました。会社で働く人を助けられるという点に魅力を感じましたし、「労働に関する専門知識が商品になり、社会を助ける」ということにも惹かれました。労務は誰も傷つけない、みんなを守る、優しい仕事だな、と。
はじめて給与計算や年度更新の締め切りに追われたり、はじめて長時間労働をしたり、証券会社とはまったく違う世界でしたが、コツコツした作業が自分にも合っていて、社労士業界への転職は正解だったと思います。
そんなとき、先にFlucleに転職をしていた元先輩から「私の転職先でバイトしないか」と声をかけてもらいました。ちょうど自分も転職を考えていたので、話がサクサク進み...Flucleで労務資料を作成するアルバイトをすることになりました。
いち事務職員では知ることのできなかった世界
アルバイトということもあり、初めの数か月は労務開発チームのメンバーとしかかかわりを持ちませんでしたし、特にFlucleという会社そのものに興味があったわけではありません。
しかし業務を進めていくうちに、「これは社労士事務所より難しいのではないか…」と思い始めます。事務所勤務の経験が活きることもあれば、深すぎてさっぱり分からない業務もあり...ITベンチャーなのにこんな仕事もあるんだ、もしかして私が働いている会社は、すごい可能性があるのかもしれない、と感じました。
たとえば社労士事務所では「厚労省のこのサイトに載ってるから」「お客さんが納得してくれたから」で終わることであっても、Flucleではまだまだ足りないんです。緊張感がありますし、この環境に来なければ自分が触れることのなかった判例などをじっくり読み解いていったり…それをさらに、分かりやすく噛み砕いて書く必要があったり...。
たった1本の労務記事を出すにしても、労務相談の回答事例を出すにしても、突き詰める部分が深くて驚きの連続でした。
飲み会参加をきっかけに正社員に
入社後は3か月ごとにアルバイト契約を更新していたのですが、1年経つ頃にFlucleの正社員になって働くという選択肢をうっすら考え始め、1on1で代表に相談します。結果、その週にあった大阪オフィスでの飲み会に参加することになり...トントン拍子で正社員になることが決まりました。
飲み会では、初めてチーム以外のFlucleメンバーに会ったのですが、楽しそうに働く人が多くて「私も働きたい」と思えました。それまでSlackでだけやり取りをしていたメンバーに実際に会って声をかけてもらったり、「見てくださっていたんだな」と嬉しく感じたことを覚えています。
労務×法律のコンテンツを生む楽しさと難しさ
現在、労務開発チームではさまざまな資料やコンテンツを作成していますが、私の担当している社労士先生向けのセミナースライドは奥が深くて、試行錯誤しています。
ドラフトの文章を一度頭の中で映像化してからスライドに起こすのですが、「この文章でいいかな」「そもそもどこをスライド化すればいいかな」と検討し、情報が足りなければ吹き出しを追加したり視覚的に分かりやすく装飾したりと、工夫の連続です。
めちゃくちゃ大変ではあるんですけど、法律も扱いながらプロフェッショナル向けの資料を作成できる経験は、なかなかありません。セミナースライドも、法律用語が一文字違うだけで意味が全然異なってしまいますから、とても気を使います。でも言葉それぞれに意味があるんだ…ということ自体が面白いんです。今さら気付きましたが、自分は法律に興味があったみたいです(笑)もし人生を戻せるなら、法学部に行きたいですね。
Flucleの、尊重し合える「多彩」が好き
Flucleは、メンバー同士が尊重しあっている雰囲気が好きですね。私たちのバリューのひとつに「多彩をもっと活かし合う」という言葉があるのですが、実際に認め合える文化があると思っています。
ときどきプライベートで遊びに行ったり、ごはんに誘い合ったりしている様子も、自然体です。会社の人と遊びに行くのって、ナシと感じる方もいるとは思うのですが…Flucleではナチュラルな感じがあっていいなと思います。シンプルに「同じ会社の、この人が好き」という人間関係というか、誰も無理せず楽しく生きているみたいな。
私が入社してから会社もチームも人数が増えてきていて、考えることも多くなりました。方向性ももっと固めていく必要がありますが、それもある意味「会社っぽくなってきたな」と面白く感じています。会社も、人間みたいにだんだん成熟していくんですよね。
そう考えると、今までと同じ業務をしているだけではいけないですし、多様な意見に対してどうするかを考えて、同じ方向を目指すチームワークが必要だと思っています。
しなやかさを活かしてほしい
労務開発は難易度の高いチームのように思われますが、「素直な方、柔軟な方」であれば楽しんでいただけるはずです。ベンチャーという特性上、毎日いい意味で変化にまみれています。「いろいろな方向に曲がるけど芯はある」しなやかな方が活躍できる環境ですよ。
もうひとつ、想像力豊かな人はめっちゃ活躍できるな…って思っています!
「こんなのあったらいいな」という想像を原動力にして、今までにないものを生み出すためには、これまでの経験値だけでは足りない瞬間があります。
想像力は業務にも活かせますが、チームメンバーや他部署のことを思いやって、自分らしく最大限の貢献をするという気持ちにも繋がると思います。そのような方に、仲間に加わってほしいと願っています。