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5年前のフィリピン出張と今回の出張を比べてみて感じること

ハッカズーク代表の鈴木@フィリピンです。

ハッカズークは、日本の社員数約20人に対して、フィリピンの子会社の社員数が約25人とフィリピンの方が社員数が多いという実はマルチナショナルな会社です。おかげさまで事業も順調に成長していて、今年も日本法人とフィリピン法人共に積極的に増員を計画しています。

そんなハッカズークフィリピン法人の採用で重要な役割を果たすのが毎年3月に行われる、フィリピントップ校の一つであるアテネオ大学でのジョブフェアです。フィリピン法人代表のPaoloがアテネオ大学の助教授をしていることもあり、フィリピン法人の社員の半分以上がアテネオ大学のコンピューターサイエンス学部出身の優秀なエンジニアです。今年もアテネオ大学からのインターンや新卒採用を行うため、今週開催中のジョブフェアに出展しています。(ジョブフェアのレポートはまた別記事で書こうと思います。)

フィリピンでの新規事業関連の打合せやこのジョブフェアなどもあってフィリピンに滞在中ですが、今日は日本のことで「#ココロオドった瞬間」について書こうと思います。

5年前のフィリピン出張の際に、Wantedlyで「守破離のようにパクリから成長するために、ネタ元不在の状況を作ることの重要性」というストーリーを書きました。詳しくは記事を読んでいただければと思いますが、簡単にいうと「普段学んでいる相手がいつもいるとパクったネタを発揮しづらいから、ネタ元不在の状況を作った方が発揮しやすくなり、結果的に成長するよね」ということを書いています。

守破離のようにパクリから成長するために、ネタ元不在の状況を作ることの重要性 | 株式会社ハッカズーク
今回のフィリピン滞在中もいつも通りフィリピン人と勘違いされ、1日に3回くらいはタガログ語で話しかけられているハッカズーク鈴木@フィリピン最終日です。キーマン不在の打ち合わせで見えた他メンバーの成...
https://www.wantedly.com/companies/hackazouk/post_articles/133594

今回私自身がフィリピン出張に出る際に、日本のメンバー全員に「留守の間よろしくお願いします!」とメッセージを送ったところ、皆から「お前がいなくても勝手に動かしとくから心配すんな!」という類のとても心強いメッセージをもらいました。5年前にフィリピンメンバーについて書いたような「ネタ元不在の状況」を作る必要はなく、みんな勝手に必要なところはパクリあって成長しているんだと思います。

出張に出ても安心して任せられるメンバーを見て、あらためて「この一年、本当に会社として大きく成長したんだな」と思う、創業者としてはまさに「#ココロオドった瞬間」でした。

そして、最近こうやってチームが成長するのに合わせて、代表の私がやっていた仕事や持っていた役割はどんどん他のメンバーに奪われていきます。そうすると「自分は本当にこの組織に貢献をしてるんだろうか?」と不安になるんですよね。でもだからといって既存の役割を委譲していかないのは事業と組織の成長にとっては悪でしかありません。

皆んなに安心して仕事を任せ、そして代表である自分が社内の他の誰よりも新しい挑戦を続けて、これからもたくさんの「#ココロオドった瞬間」を作っていきたいな、と。僕にとってフィリピンなどの海外は、改めてそんな風に感じさせてくれる場所です。

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