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PyCon Indonesiaに行ってきました!(Hacarus Philippine Team Blog)

こんにちは。ハカルスのフィリピンチームでエンジニアをしているNiño Eclarinです。最近は、積極的にPyConへ参加・登壇しています。今回は、PyCon Indonesiaに参加してきました!



今回のイベントは、2018年11月3〜4日に、東ジャカルタ市の私立大学Kalbis Instituteで行われました。昨年に引き続き第2回目のPyCon Indonesiaです。こんな短期間のうちにコミュニティーはここまで成長するものなのか、と思い知らされました。

ここでは、Pythonの幅広いトピックについて話されていました。登壇者は、地元の人も、海外からの参加者も両方いました。

そんなPyCon Indonesiaについて、レポートしたいと思っています。

コミュニティーへの参加

PyCon Philippines 2018と同様、PyCon Indonesiaの会場も大学でした。Philippine同様、インドネシアは独立した島々で構成された国で、それぞれに独立の開発者コミュニティがあります。今回のイベントでは、遠方の開発者コミュニティからの参加者も多数見受けられました。2回目のPyConであるにも関わらず、イベントの発表等のアクティビティはたくさんの参加者からのサポートが受けられていました。何社から、東南アジアの企業も見受けられました。

コミュニティスタッフは若くて活気が溢れていました。これはこのイベントの良さのひとつでもありました。ボランティアの人や、運営スタッフがたくさんいたので、イベントが成功したのだと思います。

PyConはユニバーサル!

このイベントでは、言語の壁がありませんでした。イベントの参加者の大半は、インドネシア語に合わせて、基礎的な英語を使って話をしていました。海外からの登壇者の反面、流暢な英語が話せる人はごくわずかでした。

それにもかかわらず、ディスカッションに参加する際には、プログラミングという共通言語を使用して自分の考えを容易に伝えることができます。これは、データサイエンス、デザインパターン、アルゴリズムなどのトピックでもそうでした。ハカルスも取り組んでいるスパースモデリングに興味を持っている人もいました。

また、データサイエンティスト志望の人、データサイエンティストになるための勉強中の人もいて、みんなでインドネシアのデータサイエンティストコミュニティについて話しました。お互いの考えが理解しづらい時には、図を使って話を進めました🙂


ここで話した私のLTは、PyCon Korea 2018で話したものと一緒です。Python Indonesiaのコミュニティの人にPython Indonesiaでも話すように勧めてもらいました。

LTを終えた後、プロジェクトマネージャーや開発者の方々が私のところにきてくれて、一緒に開発プロセス等について議論しました。彼らは、私たち日本のスタートアップ企業は、経験上彼らが考えていた日本の伝統的な企業と全く異なっていることに驚いていました。偶然にも、日本からも別のスタートアップのメンバーがプレゼンテーションしているのも観れました。日本のスタートアップシーンは本当に拡大していると思います!

スタートアップにおける共通の課題

スタートアップで働いている人、スタートアップを立ち上げた人たちと話ができて嬉しかったです。彼らは、私の前職のスタートアップでの課題とも共通するような課題について言及していました。

インターナショナルなチーム

私が話したスタートアップの人たちの中にも、インターナショナルなチームで働いている人がいました。地元の人材を見つけるのが少し難しいことや、現在あるたいていのサービスは複数の国で展開している等の課題があるので、多様なメンバーでチームを作ることは必要です。今日のアジアのスタートアップでは、当たり前なことだと思います。

シニアディベロッパーとはなんだ?

この問いは、非常に大切ですが、答えにくい問いです。私が会話したプロジェクトマネージャーは、ほとんどのシニアディベロッパーは自分のことをシニアだと思っておらず、自分がシニアディベロッパーだと言っている人は、実際にはジュニアディベロッパーだ…と言っていました。

これはフィリピンでも同じ問題があると感じています。職務のタイトルは、開発者が責任を持つレスポンシビリティの結果論であると完全同意しました。

リモートワークは有効!

先述の通り、このイベントには日本のスタートアップも参加していました。驚いたことに、その会社は「全従業員」がリモートで働いているのです!また、インドネシアのスタートアップで、マレーシアやシンガポール、フィリピンからも採用しているという会社が3社もありました。それぞれ様々な意見をお持ちでしたが、大半の会社はリモートワークが会社にとって有効だということでした。その成功の鍵は「コミュニケーション」でした。ハカルスでも同様に、デイリーでのスタンドアップミーティングを行うことで、リモートのメンバーの情報をアップデートしています。また、定常的なスプリントプランが月2回あります。

PyCon APAC 2019!

今年は、アジア全域でのPyConにとっていい1年だったと思います。PyConはますます人気が高まっており、主催しているチームのスタッフも、昨年よりより良いイベントにしようと最善を尽くしています。来年のPyConは、PyCon APAC 2019がすぐにあります。次回は、フィリピンで2月23〜24日に開催されます。もしご興味をお持ちであれば、すでにプロポーザルが提出可能です。アジア各国の様々なPythonコミュニティの働きのおかげもあり、来年はPythonコミュニティ全体にとって良い年になると確信しています!

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