―「社員インタビューシリーズ」
―こんにちは。インタビューアーの楢原です。
今回は株式会社グローカルのアイドル(?)、加藤さん、通称カトエリさんのインタビュー記事をお届けします。
加藤さんと株式会社グローカルの出会い
―はじめに、加藤さん本人の経歴と、グローカルで働くこととなった経緯についてインタビューいたします。どうぞよろしくお願いします。初めに自己紹介をお願いします。
加藤さん:加藤英里(加藤さん:)34歳。
昭和58年3月1日、北海道札幌市出身です。
高校は札幌南高校、大学は北海道大学教育学部卒で、グローカルに入社するまでは一度も札幌を出たことがありませんでした。
―学生時代はどのようなことをしていたのですか?
加藤さん:大学では、授業もあまり行かずに、高校の時から入っていたセミプロの劇団で芝居に明け暮れていましたね。
小さいころから、演劇や舞台を見ることが好きで、本気で役者になりたいと思っていました。
それもあって、高校時代に模試をサボってモーニング娘。のオーディションを受けに行ったり、大学時代にミスさっぽろに応募したり、今思えば色々迷走していました(笑)
大学時代のアルバイトも、特に何も考えずにパン屋で働いていました。
パンが好きで、将来パンが焼ける旦那さんが欲しいなという思いもあって…その思いは実ることもなく、今に至っているんですけどね…。
―へ〜!就活はどうしたんですか?
加藤さん:地方の優良な中小企業の求人を紹介する求人サイト「GLOW」を運営し、実際に企業の採用支援にも関わる今の立場から考えると、非常に恥ずかしい話なのですが、正直あまり何も考えずに就活していたように思います。
というのも、就職してからもその当時入っていた劇団で芝居を続けていきたいという気持ちが強く、どんな仕事をしたいかというよりは、札幌勤務で、芝居と両立できる仕事という観点で就活をしていました。とても短絡的ですよね…(苦笑)
業界も決めず活動していたのですが、1発目に受けた株式会社リクルート北海道じゃらんにあれよあれよという間に内定をいただき、「何だかのびのびと仕事ができそうだ」というフィーリングで、入社を決めました。
今では考えられないような思考ですね。
―北海道じゃらんでの仕事はどうでしたか?
加藤さん:私が配属された部署は、『地域振興課』という、入社した年に新設された「じゃらんを活用して地域の観光プロモーションを支援する部署」でした。
当時のメンバーは、私とその年に中途で入られた30代半ばの方の二人だけでした。
体制が整っていない中、周りを巻き込み、協力・アドバイスをもらいながら、手探りで仕事を行っていく、そんな状況からのスタートでした。
そのときの経験は、当社のような創業期のベンチャー企業で働くにあたり、生かされているように思います。
結果的に、何も考えずに飛び込んだ北海道じゃらんでの仕事が、まさに天職でした。
業務内容が楽しいというよりは、地域を盛り上げようと頑張る皆さんと対話しながら、観光コンテンツをつくりプロモーションすることで、そのコンテンツを目的に多くの人が現地を訪れる、それを実感できるのがとにかく面白かったんですね。
ちょうど芝居についても、自分の中で一区切りついたタイミングでしたので、ちょうどそのときに仕事の楽しさに気づけたことは幸運だったと思います。
この仕事を生業にして、ずっと続けていきたいと思うようになりました。
芝居も、じゃらんでの仕事も、「他者に働きかけて、他者を動かす」という観点では同じことだと思います。まさに今の仕事にも共通している私の原点です。
―学生時代の取り組みと、就職してからの仕事に共通点があったんですね。なぜ天職だと感じた仕事を辞めてまでグローカルに入社しようと思ったのですか?
加藤さん:転職することに至った直接的な原因は当社社長の浅野との出会いです。
出会った当初は転職する気も、ましてや現職への不満すらありませんでした。
ある日浅野と出会って、仕事の話をしていた時に、潜在ニーズを喚起されたんですね。
というのも、今はこのままでいいけれど、10年後、20年後も同じポジションで地域と関わる仕事ができるかとなると、自信がなかったのです。
リクルートという企業の性質上、長く働くというよりは、ある程度の年齢になると転職や起業など、次のステージに進む先輩方が圧倒的に多いわけです。
今は会社の看板を使って仕事ができているけれど、それがなくなったときに自分は何ができるのか。
そう考えると、今のうちから、自力をつけておく必要があるのではないか。そう考えるようになりました。
30歳にして初めて、ゴールから逆算して行動するという逆算思考を身に着けました(笑)
―そこから人生初の東京への引っ越し、さらにはベンチャー企業のグローカルに転職する勇気はすごいですね。
加藤さん:元々直感やインスピレーションを大事にしていたというのもありますしね。
30歳の今なら、体力的にも精神的にも0からがむしゃらに頑張れる最後のチャンスかなと思いました。
計画では、30歳までに結婚している予定でしたが、残念ながら達成できなかったので、守るものがなかったというのもありますし…。
今思えば、もっと早く行動しておけばよかったと後悔していますけど(笑)
いざグローカルに入社してみると、前職と比べものにならないくらい、1人1人に課される責任とプレッシャーが大きく、何度も挫けそうになりましたが、気づけば丸3年が過ぎていました。
芝居をやっていたときや、前職の入社当初に感じていた、仕事に「没頭する」「のめり込む」という感覚を再び味わうことができて、幸せです。
―転職してよかったと思いますか?
加藤さん:「将来自分のやりたい仕事をやるために」ということがゴールなので、現時点でよかったかと聞かれると、今の時点ではまだわかりません。
しかし、大好きな北海道を一度飛び出し、俯瞰的に見ることができたことはよかったですし、全国各地のキーマンや、東京の第一線で活躍されているプロフェッショナルの方と一緒に仕事ができることは、自分にとって大きな財産です。
また、WEBマーケティングを通じて、特定の商材やサービスを使わずとも、腕一本で集客や売上伸長の支援ができるということは、自信にもなりました。
会社の看板やブランド力に依存せず、自分の力で仕事をしているという達成感を感じながら、日々仕事をしています。
―ありがとうございます。次に、加藤さんにとって株式会社グローカルでの仕事とはどのようなものか、についてインタビューさせていただきます!
加藤さんにとって株式会社グローカルでの仕事とは?
―初めに、加藤さんは株式会社グローカルにおいてどのような業務を行っているのか、そして、業務を行っている中で手ごたえを感じていることについてお聞きしてもよろしいでしょうか?
加藤さん:私がグローカルで行っている主な業務はWEB集客のコンサルティングです。
主なクライアントは旅館、動物園、各地の観光推進機構、商工会議所など民間から行政までと幅広いですね。
LPの作成、自社サイトコンテンツへのアドバイス、メディアへのプレスリリースなどを通して、売上向上、集客UPを目的とした地域への集客をサポートさせていただいています。
商品でもサービスでも、「誰に使ってほしいか」を明確にし、ターゲットのニーズをどう喚起するかを意識しています。
どのような施策が地域集客に効果的か。社内会議の様子です。
―地域への集客…。あれ、確か前職でも地域集客を行っていましたよね?そのときとの違いって何かありますか?
加藤さん:やはりまだ創業期ということもあり、働く環境が整っているわけではないという点では、前職と比較すると圧倒的に大変ですね。
コンサル業務にしても、今までは、クライアントのことだけを考えていればよかったのですが、会社全体のことも考えなければいけません。採用のことだったり、社内の別の事業の話であったり、全体のマーケティングの話だったり。
裁量権がとても大きいため、やりがいはあるのですが、答えのない中やっていく必要があります。
しかし、その分、視点が上がったと思っています。
今までは、クライアントの集客アップを上げることが目的で、割り切ってそれだけを考えていればよかった。部分最適の考えですね。
ところが今は経営コンサルタントの会社で事業戦略を考えるということもあって、集客を上げるということは普通で、クライアントの経営など、全体最適を考えられるようになりました。
その結果、クライアントから相談される話の幅が広くなりましたね。
集客アップの戦略を話す場であっても、例えば次新しく支店を出すならどこがいいかとか、経営的な観点の相談もされるようになってきました。
今までは、じゃらんという看板を付けて回っていたのですが、それがなくなったため、コンサルタント個人としての力は養われたのではないかと思います。
―圧倒的成長ですね…。 そうやって成長を遂げていく上で、グローカルを通してこれから実現したいこととかあるんですか?
加藤さん:全体的な経営課題も解決できるようになりたいですね。
今は、正式にサービスとして提供しているのは、WEB集客のコンサルティングサービスだけなので、 地方の中小企業に、質の高い経営コンサルティングサービスを提供できるようになりたいです。
地方の中小企業って、少ない人材の中でやっているということもあり、相談相手がいないんですよね。
他にもコンサルティングサービスを提供している会社はたくさんあるのですが、東京の有名なコンサル会社はあくまでも大企業向けなのでサービス価格が高いですし、地方の中小企業が頼れるサービスは少ないのが現状です。
そういった方々の力になれるようなサービスを提供していきたいです。
そのためには、私たちのコンサルティングの価値をきちんとした形で伝える必要があります。
やはり戦略や企画など「見えないサービス」の価値はどうしても見出しにくいんですよね。目に見えないですから。
その中で、グローカルのコンサルティングの価値を伝えるために、サービスを体系化し、価値を伝えることで、地方の企業に幅広く質の高いサービスを提供し、地域活性の力になりたいです。
―ありがとうございます。最後に、株式会社グローカルという職場についてインタビューさせていただきます。
加藤さんにとって“株式会社グローカル”とは?
―初めに、加藤さんにとってグローカルの特徴をひとことで表すと何でしょうか?
加藤さん:ひとことで表すと…。 やはり、原理原則論ですね。
WEBマーケの会社と聞くと一見、誰も知らないような手法で、なにかすごそうなことをしているような会社だと思うかもしれません。
しかし当社は違います。
例えば集客をする場合、手段としてサイト改善の提案やLP作成などをしますが、基本は人を口説くということに基づいてすべてを設計します。
どんな形であれ、人を動かすということは、人の心を動かす、つまり人を口説くということに起因しているから。
おそらく、当社が提案する戦略の手法などを、みなさんが聞いても、初めて聞くようなことはないと思います。
知らないのではなく、気づいていないだけなのです。
このように説明すれば、だれでもわかるような、原理原則に基づいて、すべてを設計していきます。
―原理原則論ですね…。それではそんなグローカルの職場でのおすすめポイントとかありますか?
加藤さん:おすすめポイントでいうと、大きく言えば自由に仕事ができることであると考えています。
社内での業務はクライアントのWEB集客の業務以外にも、社内全般の業務改善であったり、採用面接に携わったり、ときには社長と会社全体の来季計画について考えたりと多岐にわたります。
ある程度の規模がある会社であれば、分業制がとられてあり、同じ社内のことでも、自分が所属している部門のことしか携わることはできないと思いますが、
当社では、自分の責任が持てるであれば自由に仕事ができるので、その点はおすすめできるポイントであると言えます。
―それでは、そんなグローカルはどんなの方に向いている職場といえるでしょうか?
加藤さん:本当にお客様のためを思って仕事をしたい人に向いていると思います。
特に、いまの会社で目標達成のジレンマを抱えている人、最善策ではないにも関わらず、決まりに縛られて従うしかない人に向いているのではないでしょうか。
例えば、私は前職でも集客を担当していましたが、
クライアントに対して、自社サービスを利用しての課題解決しかすることができませんでした。
自分が、最善の策ではないとわかっていても、決められた範囲内での提案しかできないのです。
このような場合、グローカルであれば、決まりなどはいっさいありません。
お客様にとって最善であるものはすべて利用するといった考えです。
このように、自分が納得しないことはしたくない、自分の信念は突き通したい、といった良い意味での頑固な人はグローカルに向いているのではないでしょうか。
―貴重なお話しをありがとうございました!
加藤さん:ありがとうございました。
―読んでいただき、ありがとうございました!