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[エンジニア]知識の習得がとにかく楽しい!営業職からNWエンジニアに|前島 翔平

Gizumoの小松です!
みなさまにGizumoのことをさらに知っていただきたいと思い、メンバーのインタビューを行っています。

今回は、ネットワークエンジニアの『前島』にお話をお聞きしました!

ネットワークエンジニアとは?
コンピューターネットワークの設計・構築や運用・保守などを行います。業務内容は、企業ネットワーク設計構築、データセンター運用オペレーション・監視業務、通信系プロバイダ運用保守、大規模な普及が見込まれる5Gの基盤構築など、通信に関わること全般です。ネットワークインフラは企業の生命線であるため、ネットワークエンジニアの需要はDX推進に伴ってどんどん拡大していくことが予想されます。

前島さんは、IT未経験からGizumoに入社し、社内のネットワーク研修を受けてエンジニアになりました。
いくつかの業務を経験した後、現在は最新技術を扱うハイスキルな案件に参画しています。

未経験から研修を受けてエンジニアになった経緯や、実際の業務内容、資格の学習についてなどお話いただきました!

▍転職の経緯

ネットワークエンジニアに転職した経緯を教えてください。

新卒では不動産業界に就職して、マンション売買の営業を担当していました。
お客様とコミュニケーションを取ることは好きだったのですが、売上目標に向かって商品をアピールすることに少し苦手意識を感じて、自分には向いていないと思い転職を決意しました。

じゃあ次に何をしようかなと考えたときに、需要が高くて自分のスキルアップにも繋がるような職種につきたいと思い、IT業界を目指し始めました。

" エンジニアといえばプログラミング " みたいな先入観があったので最初はプログラミングの学習をしていたのですが、調べていく中でGizumoのネットワークエンジニアの求人を見つけて、そこで初めてネットワークエンジニアという職種を知りました。

ネットワークエンジニアって身近なものに関わっているような仕事なので、求人に書いてある業務内容を見ていてすごくイメージしやすかったんです。インターネットを見るときにどういったものを経由して表示されているのかとか、普段から自分が触れているようなところにもネットワークの技術が関わっていることを知って面白いなと思いました。
実際にGizumoの選考を受けたときに『3分間ネットワーキング』というサイトを教えていただいて学習してみたのですが、「プログラミングよりもネットワークの学習をする方が、自分の生活に当てはめて考えられるので楽しいかも」と思ってネットワークエンジニアになることを決めました。

入社前のITスキルはどれくらいだったのですか?

営業をやっていたときは、インターネットで調べ物をする程度でした。

転職しようと思ってからは半年くらいプログラミングの学習をしていて、選考を受け始めてからネットワークのことを学びました。

Gizumoの選考で印象に残っていることはありますか?

内定をいただいたときにお電話してくださったことが印象的でした。こういうところが良かったですとか、こんな風に期待していますといったところを詳しくフィードバックしていただけたので、熱意や対応の丁寧さに惹かれてここで頑張りたいと思いました。

また、面接でメンター(研修講師)の方と直接話すことができたので、入社してからもしっかりとフィードバックをもらいながら学んでいけそうだと感じました。

▍研修内容と資格取得について

実際にご入社されてみて、メンターはどんな印象ですか?

本当に優しくて物腰が柔らかい方です。研修内容では難しい用語もたくさん出てくるのですが、未経験からでも分かるような理解しやすい言葉で教えていただけました。

メンターとはどのようなタイミングでコミュニケーションを取るのですか?

研修のときは毎日朝会があったので、今日はこれをやりますといったことは毎日報告していました。

あとはセクションごとに各自レビューをしてもらうので、その時に直接お話することが多かったです。
レビューでは、まずメンターの方から理解度をチェックするような質問をされてそれに答えていきます。例えば、「このプロトコル(※通信手順や規約のこと)で通信させるにはどういう条件が必要なの?」といったテストのような感じでした。そのあと自分からも疑問点などあれば質問します。メンターの方は実務経験が豊富なので「現場だとこれってどんな風に使っているんですか?」といった質問もよくしていました。

レビューは1回で合格がもらえないこともありました。自分が理解したつもりでいたこともいざ説明しようとすると全然できなかったり。そういったときはもう一度勉強して再度レビューをしていただいていました。

それ以外にも分からないことがあったらチャットで聞いたり、チャットで聞きづらいことはビデオ通話を繋げて教えていただきました。

研修中に印象に残っていることはありますか?

研修中にCCNA(※ネットワーク機器の大手であるCisco社による認定資格)の資格取得に向けた内容も学習するのですが、メンターの方に実際の試験問題に近い形式のものをいただいたことが印象に残っています。CCNAって世界的な基準の資格なので原文は英語なんですよ。それを日本語に翻訳した問題だったので、翻訳が意味わからなくて戸惑いました(笑)

これまではCCNA対策ができるWebサイトに載っているような問題しか見たことがなかったので、研修の時点で実際の問題に近いものを見ることができたのは資格取得にとても役立ったと思います。

研修内容で特に難しかったことはありますか?

研修の序盤はシンプルな内容が多くて理解しやすいのですが、研修が後半に進むにつれてどんどん内容が複雑になってきて覚えるのが大変でした。

「こっちはプライオリティー値が大きい方が優先されるけど、こっちは小さい方が優先される」みたいなものとか、いろいろな知識がごちゃごちゃになってきて、知識が増えてきた分逆に難しくなったように思います。正しく理解するためにひたすら問題演習を繰り返していました。

CCNAはどのタイミングで取得したのですか?

本来研修は2ヶ月間の予定だったのですが、僕の場合は時期の関係もあって研修を1ヶ月半くらいで終えて案件に入ったんです。ですので研修中にはCCNAを取得できなくて、案件に参画してから半年後くらいに取得しました。

案件に参画してからも、研修のカリキュラムを振り返ったり、演習問題を何度も繰り返し解いたりして勉強していました。

CCNAの資格はどのように役立っていますか?

自分の知識に繋がることはもちろんですが、アサインしてもらえる案件の幅が広がったことが1番大きいです。現在の案件に参画できたのはCCNAの資格があったからこそだと思っています。

▍LTE運用に関するプロジェクトについて

これまでに経験したプロジェクトについて教えてください。

LTE運用に関するプロジェクトを経験しました。

モバイルの移動体通信系の案件で、いろいろなキャリアの立てている基地局に5Gや4Gの電波を吹いている無線機というものが入っているのですが、その無線機を動かしているソフトウェアをアップグレードするような作業を担当していました。

無線機を遠隔操作できる専用のツールがあるので、それを動かして1日1000~2000台の無線機を一斉にアップグレードするんです。そうすると再起動した拍子に壊れてしまったりエラーが出てしまうような機器があるので、そういったトラブルが起きた時の対応を行います。具体的には、無線機にSSH(※機器を遠隔操作するための手順)でログインして繋がっていなかったらリスタートをかけたり、そもそも治すことができるのか交換が必要なのかを判断して手続きを行ったりしていました。

当時の1日のスケジュールはどのような感じでしたか?

当時はほとんどが夜勤でした。無線機を動かしていると携帯電話の電波が繋がらなくなってしまうので、ユーザーに影響が少ない深夜帯しか作業ができないんです。休日や金曜日の夜もユーザーが増えるので、基本は月曜から木曜の週4勤務でした。

夜勤に慣れるのは時間がかかりましたが、週4勤務なので慣れると結構気楽でした。夜は電車も混んでいないのでその点でも楽でした。

その日の作業内容のボリュームによってスケジュールは変わってきますが、基本は21~30時の勤務でした。
22時くらいにミーティングがあったので、それまでに当日の準備や簡単な作業を行います。ミーティングは当日気をつけることの認識合わせの時間でした。その後はずっと作業を行っていて、待ち時間ができたら休憩したり明日の準備をして定時になったら終了といった感じでした。

チーム内ではどのように役割が分かれていたのですか?

チームメンバーは12名ほどで、Gizumoで一緒に研修を受けていた他のメンバーもいました。

その中でも動かすツールごとに3チームに分かれていて、3チーム全体をまとめるチームリーダーが1名、ツールを動かしながら指示をする立場の人が各チーム1名、エラーを解決するトラブルシューターが各チーム1~2名いました。

僕は最初はトラブルシューターから入って、半年後くらいにチームに指示するポジションも担当しました。最初は指示されたことをこなすだけで良かったのですが、ポジションが上がってからは作業を管理する立場になったので、全体を把握したり作業内容をしっかり理解して進められるように心がけていました。

▍現在参画しているプロジェクトについて

現在の案件にはどのようなきっかけで参画したのですか?

Gizumoの営業の方と定期的に面談をしていて、CCNAやネットワーク系の知識をさらに生かせるような案件に携わりたいと思うようになりました。それを営業の方にも伝えていたので、希望していたような案件が出てきたタイミングで挑戦させていただけることになりました。

現在のプロジェクトはかなりハイスキルな案件で、メンバーの中にはCCIE(※エキスパート級の資格)を持っている人もいると聞いていたので、案件をいただいたときは嬉しかった反面、不安も大きかったです。

現在のプロジェクト内容を教えてください。

WAN(※Wide Area Networkの略。だれもが自由に接続できるネットワークのこと。)の仮想化技術であるSD-WANというものを扱っています。

営業担当の方やSEの方がいてお客様にプロダクトをご提案するのですが、SD-WANは難しい技術なので、営業の方が細かいところまで説明するのはかなり大変なんです。そこをフォローするために僕たちのような『アーキテクト』という専門部隊がいます。お客様に技術的な説明をしたり質問にお答えすることが主な業務内容です。

SD-WANといっても1つではなくて、いろいろな会社ごとにSD-WANのプロダクトを出しているんです。ですので全てのプロダクトに対応できるように、それぞれのプロダクトに特化したチームを構成しています。
僕もその中の1つのプロダクトを扱うチームに所属していて、今は機能の検証などを担当しています。これからお客様とお話するような業務が増えてくると思います。

働き方としては、今回は完全に日勤で8割くらいが自宅からリモートでの作業です。

現在学習していることはありますか?

今扱っているプロダクトについては、案件に参画してから新しく学習しました。研修で習ったことを生かせる部分はあるのですが、プロダクトによって全く違う部分も多かったので日々学習しながら習得しています。

あとはCCNP(※CCNAをさらに発展させた資格)の学習もしています。CCNAやCCNPレベルの知識については知っている前提で業務が進んでいくので、最低限CCNPの資格も必要だと思っています。休日は毎日学習しています。

働く中で心がけていることはありますか?

とにかく何でも先輩エンジニアに聞くように心がけています。現在の案件はハイスキルなエンジニアが多いので、分からないことははっきり「分かりません!」と発言することも大切だと思っています。理解できていない方がお客様にとって良くないですし、素直に聞けばみなさん優しく教えてくれます。

エンジニアって1人でできるような仕事はあまり多くないと思うんです。いろいろな人と関わり合ったり、信頼関係を築くことが成果につながると思うので、コミュニケーション力は大切です。そういった意味では、前職までの営業職で培ったコミュニケーション能力は活かせているように感じています。

やりがいを感じたり、大変だと感じるのはどんなときですか?

特に技術的な面で、日々成長を実感できるところにやりがいを感じています。
今はお客様と対面するよりも、内部で検証環境の機器をいじったりプロダクトに関する資料を読んで技術を習得することがほとんどなのですが、難しい内容のことが日々理解できるようになっていくことが嬉しいです。

大変なのは、ドキュメントがほとんど英語なところですね(笑)。
最先端の技術を扱うので、日本語に翻訳されている資料は限られています。ある程度英語が読めないと難しいなと感じているので、最近は英語も勉強しています。

実際にいくつかのプロジェクトを経験されて、改めて感じたネットワークエンジニアの魅力はありますか?

研修を受けていた頃と大きくは変わっていないです。勉強していて楽しいことが魅力です。

ネットワークは身近なところで様々なものに関わっているので、勉強して知識を増やすほど身の回りのいろいろなものに対する見え方が変わってきます。家の回線が気になってきたりとか、スマホやBluetoothはどうやって通信しているんだろうとか、そういったことを知っていけることが面白いです。

現在の案件だと特に、「知識が増えて楽しい」と言っているメンバーがとても多いです。自宅でサーバー買ったり仮想環境を構築したりして、休みの日もずっと機器をいじっているようなマニアックな人もいます(笑)。

▍今後のキャリアの展望と求める人物像

今後のキャリアの展望を教えてください。

ネットワークの技術を極めていくのか、マネジメントする立場を目指すのか、といったところはまだ決めていないのですが、どんな道を進むにしろまずは技術を高めることが重要だと思っています。ですので今はとにかく自分の技術を伸ばしたいです。

前島さんの考える『良いエンジニア』とは?

エンジニアは難しい技術や概念を扱う仕事ですが、それを誰にでも分かる言葉で説明できるのが『良いエンジニア』だと思います。

ネットワークエンジニアは、ITについてあまり詳しくないお客様と話す機会も多いです。今扱っている技術は特に理解するのが難しいことばかりですが、ハイスキルのエンジニアの方って、内容を噛み砕いて誰にでも分かるような言葉で説明していてすごいなと思います。

仕事をする上でも、チームメンバーに対して説明が必要な場って割とあると思います。あやふやな意味の言葉だったり、状況によって意味が変わってくる言葉も多いですが、どんな場面でも認識の齟齬がないように話をすり合わせることができるエンジニアは仕事も円滑に進めやすいと思います。

エンジニアとして、どんな人と一緒に働きたいですか?

向上心がある人です。今の時点で技術はなくても、向上心があればやっていけます。
前職がどんな職業でも、これまでの経験で得たものは必ずどこかで繋がってくると思います。

最後に、エンジニアを目指す方にメッセージをお願いします!

エンジニアやIT業界に興味があるのなら、まずは少し勉強してみることをオススメします。実際に勉強してみて面白かったら転職すればいいと思います。

今はインターネット上にも無料でいろいろな情報が転がっているので、そういったものを調べてみるのも役に立ちます。

勉強していて楽しいと思えるかどうかはかなり大切です。エンジニアって仕事していても常に勉強しているみたいな職業なので、入社前から勉強が苦痛だと難しいかもしれません。逆に知識を得るのが楽しいと思える人は、是非エンジニアに挑戦してみてください!

入社前から現在まで、「学習することが楽しい」といった軸は一貫して持っているのですね。
Gizumoには新しいスキルを習得することを楽しんでいるようなメンバーが多いため、研修が終わってからもメンバー同士切磋琢磨しながら技術を習得していただけます。

また「こんな業務に携わってみたい!」と声を挙げていただければ実現しやすいのも、Gizumoの挑戦を歓迎する社風ならではだと思います!

(前島さんは、以前ご紹介した邉見さんと同じ案件に参画しています。気になる方はこちらもご覧ください!)

勉強していて楽しさや面白さを感じている方は、是非一度お話しましょう!

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