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UXデザインを通して、セカイに「楽しい!」をばら撒きたい – UXデザイナー・夏秋 湧成

株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来を聞いていくメンバーインタビュー。第64回は、UXデザイナーの夏秋 湧成さんにお話を伺いました。

夏秋 湧成(なつあき ゆうせい):1995年4月生まれ。京都工芸繊維大学を卒業後、大手企業の新規事業企画やブランド戦略のコンサルティングを行う企業を経てGIGに入社。現在はUXデザイナーとして、クライアントのサイトに訪れるユーザー像の策定、ユーザー体験の設計、UXリサーチなどを担当。

デザインの本質を求めて、UX領域でキャリアをひろげる

―前職はどんなことをされていましたか?

大手企業を対象に、事業企画のコンサルティングをする会社で働いていました。

たとえば、企業が「新しい味のお菓子を流行らせたい」となったとき、世の消費者の潜在的な欲求を知るための調査を行なったり、調査で明らかになったニーズをもとにした企画の提案を行うことが主な業務でした。

人の内面や心情を考えたり、新しいアイデアを出して喜んでもらう、みたいなことが元々すごく好きだったんです。この好きなことをデジタル領域でも仕事にしたいと思い、GIGにUXデザイナーとして入社しました。

―ご自身のキャリアを考えるきっかけを教えてください。

デザイン自体に興味を持ったのは、私の父が広告のデザイナーだったことと、図工や美術が好きだったからです。

大学では空間デザインや、プロダクトデザインを学んでいたんですが、どうしても美的センスと感覚の世界についていけず挫折しました(笑)。

そんな状況で進路に迷っていた時、あるデザイナーの影響で「世の中の人が、何をしたら喜ぶのかを解き明かすのもデザインの一つで、むしろ本質だ」という新しい考え方に巡り合ったんです。

そこから企画職に興味を持ち始めて大学を選び、前職の企業に入社。そして、現在に至ります。

―GIGに入社しようと思ったきっかけは何ですか?

「テクノロジーとクリエイティブで、セカイをより良くする」という企業目標に魅かれました。

昔、とあるデザイン会社で働く方が話していた「ビジネス・テクノロジー・コミュニケーションの3つの分野がバランスよく競合しないと、より良いものは生まれにくい」という考え方を知り、共感しました。それ以来、私も「バランス」を意識して仕事に取り組むようになりました。

だからこそ、「テクノロジー」と「クリエイティブ」という2軸でバランスを取り、「セカイを良くする」という企業目標を掲げているGIGに共感し、入社を決めました。

―ご自身の考えとGIGの考えが当てはまったということですね!

あと、クライアントと直接やりとりするという点にも魅かれました。

クライアントと直接取引しているというのは、UXデザイナーにとって非常に嬉しい環境です。なぜならUXデザインって上流の抽象的な話をすることが多いんです。だからこそ机上の空論化しがちで、理想論で終わってしまうことも少なくありません。

GIGのように直接クライアントと取引したり、自社にエンジニアがいて技術力も担保できたりすると、その抽象的な話を、具体的な話に落とし込むことができるんです。

また前職が小規模の会社だったので、今後のキャリアを考えてある程度大きい会社でキャリアを積みたいとも考えていました。裁量権と規模感のバランスを考えたとき、GIGがぴったりだったんです。

Web制作を通して、お客様の事業課題を整理し拾い上げる

―現在担当している業務について教えてください。

UXデザイナーとして、サイト制作を担当していますね。主にユーザーのニーズを明確にする作業である、ペルソナやカスタマージャーニーマップの設計を行なっています。

サイト制作というのは、お客様の事業のなかではあくまで一つの施策の話ですが、私たちが関わるサイト制作を通じて、事業方針や悩みを話し合う良いきっかけにもなり得るんです。提供しようとしていた以上の価値を感じていただけることには、やりがいに繋がります。

ほかにも、お客様向けにペルソナ像を考えるワークショップを行っています。お客様が普段考えないことを考え、整理する機会として活用していただいているのですが、「GIGさんに頼んで良かったです」と実際に声をいただけるのは非常に嬉しいですね。

―お客様と向き合う時間を大切にしているからこそ、期待以上の価値を生みだすことができるんですね。一方で、ご自身で課題に感じていることがあれば教えてください。

UXデザインの作業マニュアルが充実していないことに課題を感じています。マニュアルがないと0から自分で考える必要があるので、やりがいを感じやすいです。ただ、新人に向けてのマニュアルがひとつもないのは厳しいかなと。

今まで充実したマニュアルが無かった理由としては、私たちの仕事がクライアントワークであり、お客様によってやり方が変わってくるという点が挙げられます。より良いものを作りたいと思っているからこそ、クライアントに合わせた最良の方法を模索することが多いんですよね。だからこそ、一つのフォーマットにまとめるのが難しかったんです。

現在は、まとめられる範囲で作業の流れを整理しています。少しでもマニュアルを作成することで、仕事の効率化が図れますし、他のチームのメンバーにUXデザイン自体の認知を広げるという意味でも役立っています。

―GIGに入社してから、自分の成長を感じる部分はありますか?

GIGに入るまではUXデザイナーとして仕事をしたことは無かったので、ペルソナやカスタマージャーニーマップの設計、ワークショップの開催を、自分で進められるようになったというところに成長を感じます。

また今まで経験が無かったデジタル領域で、ディレクターとしてサイト制作の流れをサイト公開まで進められるようになった点も成長した点ですね。

GIGは「隠れ」凝り性が多い会社

―GIGはどんな会社だと思いますか?

さっぱりした隠れ凝り性が集まる会社です。

こだわりを持って、それを前向きに提案する人が多いです。そして周りも、こだわりを受け入れる体制になっています。GIGでは、新たな提案が一方的に却下されたり、拒否されたりすることはまず無いんですよ。新たな提案は、常に求められているし、推奨されていて、みんなより良いものを作るために、建設的な話し合いをたくさん行っています。

ただ、こだわりが強いからといって感じが悪いとかは一切ありませんよ。仕事において内に秘めたこだわりを持つ人が多いということで、「隠れ」凝り性が多いと表現しています(笑)。社内で議論したとしても、それを引きずって空気が悪くなるようなことは特にありません。いい意味でさっぱりしています。

たとえば、お昼ご飯をたべに行くとしても、誰もが誰とでも行く雰囲気があります。固定されたいつものメンバーというのがあまりないので、結構自由です。自立している人が集まっているからこそ、自由で誰もが働きやすい環境になっているんだと思います。

―自立した人が多いからこそ、最適な環境が整っているんですね!ほかにGIGのメンバーに対して感じていることがあれば教えてください。

仕事を通してお客様により良い価値を提供したいという思いがすごく強いです。

目の前の仕事をやるだけではなく、それ以外の所でもどんどん知見を増やしていかなければ自分の出せる提供価値は上げられない、と考えている人が結構多いんですよね。自分の提供価値を上げるための努力を惜しまないです。

仕事を午前中で切り上げて外部のデザインイベントに出席することもよくあります。もちろん目の前のやるべき仕事はやりますが、それだけでは補えない部分もあります。

GIGには「良いものを提供したい!」という一心で、日々勉強している人がたくさんいます。

―これからGIGで挑戦したいと考えていることがあれば教えてください。

新しいプランの拡充ですね。結果的に、本当にユーザーが欲していることに対応したサイトを作ることができたらいいなと考えています。

今現在、ペルソナやカスタマージャーニーマップの設計を通して、お客様の考える人物像を整理するということを行っています。でもユーザーに対して、本当にそうなのかを確かめるリサーチをするところまではできていません。

今後は、ユーザーに実際に取材をして人物像をより明確に整理するという仕事を確立したいと考えています。今まさに準備中で、すでに社内ではプレテストを行っているところです。

―人生において、夏秋さんが目標としていることを教えてください。

人が「楽しい!」と思うことを世の中にばら撒きたいです(笑)

昔から、世の中ネガティブなニュースや意見ばかりでしんどいな……と思っていたんです。そこで、自分の仕事で今の世の中の雰囲気が少しでも温かく、楽しくなって欲しいと考えるようになりました。

自分がやっているクライアントワークを通して、「楽しい!」と思えるものを世の中に広めたいです。生きているうちに生活の中でワクワクしたり、楽しむ機会が増える環境を創りたいです。そのために、世の中の人がどうしたら楽しめるのかを探り続けていきます。

GIGでは、一緒にGoodなセカイを創っていくメンバーを募集しています!

現在GIGでは、各ポジションでメンバー募集を積極的におこなっています。

「一緒に仕事がしてみたい!」という方。Good is goodな世界を目指して、ぜひ一緒にたくさんの挑戦をしていきましょう。

GIGで活躍する仲間やプロジェクト内容、社内の雰囲気、働き方などを随時、ご紹介していきます。ご興味をお持ち頂きましたらぜひ、お気軽にご連絡ください!

(この記事はGIG BLOGからの転載です)

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