株式会社GIGではこのたび、ゲームサービスやスポーツDXなど様々な事業を展開する株式会社マイネットさまのコーポレートサイト リニューアルプロジェクトをご支援させていただきました。

リニューアル以前のコーポレートサイトは、軽微な修正であっても外部の制作会社に依頼する必要があり、CMSの自由度の低さに課題を抱えていたそうです。そこで今回のプロジェクトでは、GIGのオリジナルCMS『LeadGrid』で構築させていただきました。

本プロジェクトを担当されたマイネット 藤村さまは「直感的な操作でサイトを編集できるため、非常に自由度高く、社内で運用しやすいCMS」と語ります。

そこで今回はマイネット 藤村さま、山崎さま、李さま、そして本プロジェクトのPMを担当した泉澤、ディレクションを担当した松尾、アートディレクションを担当した向田、そしてデザイナーの宇郷を交え、サイトリニューアルプロジェクトを振り返ります。

第三創業期を迎え、サイト上でのリブランディングが課題に。自由度の高いCMS『LeadGrid』が決め手のひとつだった

GIG松尾：
あらためて、どのような背景から今回のサイトリニューアルに至ったのか教えていただけますか？

藤村：
当社は2006年に創業し、事業や組織の変革を押し進めている現在を第三創業期と位置づけています。事業の立ち上げやSDGsの取り組みなど、第三創業期で起こった新しいアクション展開を当時のコーポレートサイトでは十分に表現しきれておらず、正しくブランディングできていないことが課題としてありました。

また、もともとのCMSの自由度の低さも、サイトリニューアルを行うに至った課題のひとつです。以前のCMSでは社内で編集できる範囲が限られており、軽微な修正であっても制作会社に都度依頼して修正してもらう必要がありました。

そこで、ちょっとしたテキストや画像の差し替えなど含め、社内で自由に編集できるCMSで、かつ自社事業を正しく伝えられるコーポレートサイトにリニューアルしたいというところから、今回のプロジェクトがスタートしました。

▲インタビューにご協力いただいたマイネットの皆さま、およびGIGメンバー

GIG松尾：
数多くある制作会社の中から、GIGを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか？

藤村：
当初は比較サイトで制作会社を探しており、その中で見つけた企業のひとつがGIGでした。そして複数社からご提案をいただき、比較検討を進めていく中で、最終的に3社に絞りました。

GIGを最終的に選ぶ決め手になったことのひとつが、GIGが提供するオリジナルCMSのLeadGridでした。LeadGridはHTMLの知識がなくとも編集が可能で、直感的な操作でサイトを編集できるため、非常に自由度高く、社内で運用しやすいCMSだと感じました。

また私たちが求めているブランドの見せ方について、しっかりとこちらの意図に合う仕上がりになるかも制作会社選びでは懸念していました。しかし、GIGからプロジェクトの進め方を伺い、過去実績含め、私たちのイメージする進め方ができそうだと安心したことも決め手のひとつでした。

デザインツールの活用で意思疎通がスムーズに。新しい色を取り入れ、ユーザーにとってもわかりやすいサイトになった

GIG宇郷：
今回私はデザインを担当させていただきましたが、TOPページの見せ方が特に肝だったプロジェクトでした。特にマイネットさま “らしさ” をいかにして表現するかが難しかった点です。

そこで、密にマイネットさまと意見を出し合いながらブラッシュアップしていき、デザイン構成を固めていきました。

GIG向田：
また、リニューアル前のサイトではコーポレートカラーとして青を使われている印象が強かったのですが、「会いたいときに会いたい人に会える社会の実現」という企業理念にあわせて明るい暖色系を取り入れたり、ゲーム事業は青、スポーツ事業はオレンジといった形で各事業の色味を変えるなど、従来のサイトとは違う色味を追加していき、カラーバリエーションの幅を広げていきましたね。

▲今回リニューアルしたマイネットさまコーポレートサイトより

李：
当社としてもTOPページのキービジュアルは非常に重要度が高いという認識であったため、スムーズに進めていくためにも、認識合わせのためのすり合わせに時間をかけられたことはとても良かったです。

また10年以上、青色をキーカラーとして展開してきていたため、青以外のカラーを使用するというのは、チャレンジングな試みでもありました。ただ、事業ごとにカラーリングを変えることで、ユーザー視点でも非常に見て伝わりやすいサイトになったと感じています。

GIG松尾：
トンマナのルールは揃いつつも、各ページに個性を表現することができたのは、私も本当に良かったなと感じています。

今回GIGとの制作進行の中で、やりやすかったなと感じることは何かありますか？

藤村：
ブラウザ上でデザインの確認やコメントなどができるFigmaをプロジェクトに活用いただけたことが、とてもやりやすかったです。というのも、事業ごとに役員がいて、それぞれが自分たちの事業をどう見せたいかの意見を持っており、合意形成とそれらのイメージをTOPページでいかに集約するかに当初は苦労していました。

しかしGIG側からFigma上で提案いただいたデザインには、デザインの意図の説明も添えられていたため、そのままFigmaを役員陣に展開することでできたことで、スムーズに合意形成ができたことはとてもありがたかったです。

山崎：
私もFigmaがとても印象的でした。テキストベースのフィードバックですと正しく伝えきれないこともあったと思うのですが、Figmaであれば私たち側からの気になった部分をピンポイントにコメントできるため、とても便利でした。

また、今回すべてオンラインで制作進行でしたが、オンラインのコミュニケーションだけで何かを生み出すというのは難しいのでは、と当初は考えていました。しかし、Figmaといったツールの活用であったり、週1回のオンライン定例ミーティングだけでなく、都度チャットでやり取りをするなど、密なコミュニケーションがとれたことが良かったなと感じています。

実際にコーポレートブランディングに活かせるサイトになっている。今後も進化し続けるLeadGridに期待

GIG松尾：
実際にLeadGridを使ってみての感想を教えて下さい。

山崎：
やはり、非常に使いやすいなと感じています。リニューアル前のサイトですと、制作会社に依頼せずに自分たちでやろうとした場合、タグやコードを編集する必要があり、少しでも記号が抜けていたり間違っていたりすると表示が変になってしまうということもありました。

しかしLeadGridは直感的に作業しやすく、表示を都度確認しながら進めることができるため、運用コストが下がっています。

李：
テキストや写真を差し替えたりということも本当に簡単で、非常に使い勝手の良いCMSだなと感じています。

GIG松尾：
最後に、あらためて今回のプロジェクトを振り返ってみての感想をいただけますか？

藤村：
タイトなスケジュールでの依頼ではありましたが、そうした状況でも柔軟に対応いただき、本当に二人三脚で進められたプロジェクトでした。社内からも「いまの会社の状況をしっかりと伝えられるサイトになった」と評判が良いですし、社外からも「リニューアルしたんですね」とお声がけいただけていて、コーポレートブランディングに活かせるサイトになっていると感じています。

今後もサイト自体は更新していく予定ですので、何かあればGIGにまたご相談させていただければと考えています。今後もよろしくお願いいたします！

山崎：
こちらの追加要望にも真摯に対応いただけたりと、とても柔軟に進めていただけました。またLeadGridも新しい機能が常にリリースされるなど、進化し続けているため、今後より良いLeadGridになっていくことを期待しています。ありがとうございました。

李：
気軽にコミュニケーションを取ることができ、こちらの問いかけに対しても気持ちよく対応いただけたことはとても嬉しかったです。そしてLeadGridになって、誰でもアカウントさえあればサイトを編集できるようになり、自由度の高いコーポレートサイトになったことに非常に満足しています。

GIG泉澤：
お互いに妥協せずに進め、デザインも想いを込めてつくっていくことができ、本当に良いコーポレートサイトになったと私も感じています。ただ、リリースはただの第一歩で、ここからがスタート。

LeadGridとしても改善していきたいと考えていますので、もし使いづらい部分などがあればぜひフィードバックください。

GIG宇郷：
予期しないこともあったりはしましたが、無事にローンチできて良かったです。またプロジェクトを通して、マイネットさまと「一緒にいいものをつくれた」という感覚があり、個人的にもとても嬉しかったです。おつかれさまでした！

GIG向田：
本当にみな妥協せずに、意見を出し合いながらつくっていった結果、いいものがつくれたという感じています。そうした体験ができこと自体、非常に嬉しく思いますし、マイネットの皆さまには感謝しかありません。

そして泉澤からもあった通り、サイトリリースは本当にスタート地点に立っただけだと思っているため、新しい課題があればぜひお声がけいただき、サポートさせていただければと思っています。

GIG松尾：
LeadGridに関しても新しい機能のご要望があればぜひお気軽にご連絡ください。お客様からのお声を実際に改修であったり新機能開発に役立てていき、今後もLeadGridを良いサービスにしていきます。

本日はありがとうございました！

（この記事はGIG BLOGからの転載です）