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限界のないビジネスを求め、未経験からエンジニアに – フロント/バックエンドエンジニア・福田拓実

GIG社員インタビュー第40回目は、フロント/バックエンドエンジニアの福田拓実さんにお話を伺いました。

福田 拓実(ふくだ たくみ):フロント/バックエンドエンジニア。神戸大学海事科学部を卒業後、Web広告代理店にてディレクターを担当。その後は起業を経て、2019年6月にGIGへ未経験エンジニアとしてジョイン。現在は自社サービスのインフラ改善を担当。

労働時間に依存しないビジネスモデルを目指して

――前職の仕事内容について教えてください。

1社目はWeb広告代理店に就職して、2社目は友達と起業しました。GIGは3社目です。

1社目のWeb広告代理店では、ディレクターとしてクライアントの要望や予算に合った広告を提案する仕事をしていました。ファーストキャリアとして広告代理店を選んだのは、様々な業界に関わることで、どのような業種やサービスがアツいのかをリアルタイムで感知できると思ったからです。また広告代理店は主に無形商材を扱うので、そこで磨かれる営業スキルが将来の役に立つかなとも考えていました。

ただ続けていくうちに、会社の名前で営業していることにもどかしさを感じてしまって……自分でお金を稼いでいる実感が得られなかったですし、成長もできないなと思ったんですよね。そこで、友達と一緒に起業することにしました。

――そこからどうしてエンジニアを目指そうと思ったのですか?

起業してからは「工事現場の防音シートへの、屋外広告出稿の代理業」や「コンビニに置き忘れられた傘に特化した集荷事業」などの立ち上げを行っていたんですが、これらのビジネスモデルに限界を感じたんです。自分が動き回らないとお金が入ってこない、収益がそのまま労働時間と直結してしまう仕組みだったので、長くは続かないと分かってしまって。

そこで、どうしたらビジネスを安定させられるんだろうって考えたときに、思いついたのがエンジニアだったんです。エンジニアになってWebアプリを作ってしまえば、たとえ僕が寝ていても世界中の人が使ってくれますよね。

労働時間に依存しない「限界のないビジネス」を実現するには、エンジニアのスキルが必要だと思って、そこから勉強を始めました。

――GIGにジョインした理由を教えてください。

未経験エンジニアを募集しているのを知って応募したのがきっかけです。もちろん他にも未経験エンジニアを募集している企業はあったけれど、GIGの面接官の方が一番フランクで壁を感じなかったんですよね。今でも、面接で起業時のビジネスモデルにダメ出しされたのを覚えています(笑)。

またGIGの他に2社ほど受けていたんですが、1社は自社開発のみ、もう1社は受託開発のみを扱う企業で。GIGはその両方に挑戦できるとのことだったので、幅広い経験を積める点が決め手になって入社しました。

GIGの魅力は、違うと思ったら「違う」と言えること

――GIGではどんなお仕事をされているんですか?

GIGのプロダクトの1つであるSaaS型CMS『LeadGrid』の開発を行っています。

特に決められた領域というのは無く、DB設計やインフラ、ネットワーク周りの改善といったサーバーサイドの業務から、UI・UX周りの改善といったフロントエンドとしての業務まで、網羅的に担当しています。

直近特に取り組んでいるのはインフラ周りの改善で、クライアントが提示する要件を満たすようにセキュリティ強度を上げたり、複数の企業がLeadGridに同時アクセスしてもサーバーが落ちないような体制を整えたりしています。来期中の200社導入を目指して、そのための基盤づくりを行っている最中ですね。

以前は受託開発やWorkshipの開発を行っていました。入社してからまだ1年くらいなのにも関わらず、様々な業務に携われたのは貴重な経験だったと思っています。

――仕事を進めていく上でとくに心がけていることはありますか?

自分がいなくても現場が回るような体制作りを心がけています。そもそも、自分が動いていないときでもサービスをスケールさせるためにエンジニアになったのに、自分が休むと回らない体制になってしまったら、元も子もないですからね。

自分が担当した内容をドキュメントに残したり、口頭でのやりとりがあったときはSlack上でも共有したり。新卒で入った会社で「何でも記録に残すほうがいい」と教わったので、今でも継続しています。

――些細かもしれませんが、メンバーとの連携を円滑にするためにも大切なことですよね。社内の雰囲気はどのような感じですか?

面接時の印象と変わらないですが、気を遣わなくていいフランクな雰囲気です。違うと思ったら「違う」と言えますし、その指摘に対して耳を傾けられるメンバーが集まっています。

経験年数や立場も関係なしに、プロジェクトの成功に向けてみんなで意見を交わせるのは、GIGの魅力の1つですね。年齢が若いメンバーが多いので、自然とフランクな雰囲気が形成されてきたんだと思います。

――特にどんなメンバーが活躍していると感じますか?

GIGのメンバーは全員キャラが強いので……、正直、活躍してないメンバーはいないんじゃないかと思います(笑)。

ただ、強いて言うなら「専門性を絞りすぎていない人」ですかね。たとえば「エンジニアだけどデザインやディレクションもできる」「普段は編集してるけどコードも書ける」みたいな、スペシャリストよりはジェネラリストがよりチームに貢献しているイメージですね。

会社に所属しているからこそ伸ばせるスキルを伸ばしたい

――未経験でエンジニアになったために苦労したことがあれば教えてください。

カジュアルな雰囲気や、スタートアップならではの柔軟性に魅力を感じていた反面、決められた教育制度がなかったことに最初は戸惑いました。

「分からないです」と声を上げれば丁寧に教えてもらえますが、こちらからアクションを起こさなければ何も進まない。当たり前ですが、自主性を発揮しないと成長できない環境だと思います。かっちりとしたカリキュラムが組まれていないのは、GIGに限らずスタートアップならではの特徴ですね。

――近ごろ注目しているツールや、さらに深めたい技術はありますか?

AWSの知見をさらに深めたいですね。AWSはAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスの総称なんですが、これを使うことでさらに迅速にインフラを構築できるようになります。すでに業務にも取り入れていますが、ちょっと設定をミスしただけでLeadGridの全サービスが止まってしまうこともありえるんです。リスクヘッジや作業の効率化を図る意味でも、AWSについては今後さらに勉強しないとなと思っています。

あとはすごくピンポイントなんですけど、TikTokのレコメンド機能が気になっていますね(笑)。プライベートでTikTokを使っているんですけど、同じようなコンテンツなのに1つは20万再生、もう1つは1000回再生止まり、といった現象が起きていて。どのようにコンテンツが評価されるのかが気になっています。

――プライベートでもサービスについて分析しているんですね!今後、GIGで挑戦してみたいことがあったら教えてください。

コーチングやマネジメントに挑戦してみたいです。学生のときはおろか、社会人になってからも組織をマネジメントした経験がなくて。企業したときは自分と友人だけでビジネスをやっていましたが、今は会社に所属しているので、チームにいるからこそ身につけられるスキルを伸ばしていきたいですね。

――ありがとうございました!


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