こんにちは、Gemcook取締役副社長の有田です。
気が付けばもうFY2024 4Qということで、今期も残り3ヶ月を切りました。(年々期末までの1年が早まっていると感じる今日この頃)
さて、今月のブログでは、先日訪問した静岡でのパラグライダー体験の様子の一部をお届けしようと思います。
まずはじめに、久々のサシ旅が実現できた背景を少しだけお話しておこうと思います。実は、普段からお世話になっているクライアントからのご厚意で、このようなアクティビティ体験の機会を頂き、今回の旅が実現することになりました。このようなリフレッシュの機会を頂き、ありがとうございました!
ちなみに、代表とのサシでの旅を思い返してみると、2018年10月に訪問した Facebook Singapore Office 以来となるので、約5年半振りのサシ旅となりました。(Gemcook設立当初から日々顔を合わすのが当たり前で、1日の中で家族よりも長い時間を過ごすことが多かったせいか、気が付けばシンガポール旅から6年という月日が経っていたことに、ただただ驚かされました。)
当日は新富士駅で待ち合わせたのですが、この日は天気も良く空気も澄んでいたこともあり、改札を出てからすぐに富士山が出迎えてくれました。どこに行っても富士山が見える素晴らしいロケーションに感動しつつ、今回のメインとなるパラグライダーを体験するため、朝霧高原という場所に向かうことになりました。
朝霧高原は、富士山の西麓にある標高800~1,000Mほどの酪農・畜産地帯となり、緑豊かな高原地帯で夏でも30℃以上になることは稀だそうです。空気が澄んでいてとても気持ちの良い高原でしたが、この時はフライト前の緊張で自然を満喫する余裕はありませんでした笑
代表とは普段からオフィスやoVice(リモート会議)上で顔を合わせていますが、その時とはまた違ったどこか懐かしく新鮮な気持ちで、仕事のことや最近の悩み事、プライベートの話などをざっくばらんに話していると、あっという間にパラグライダー場に到着してしまいました。
事前説明会では、今いる場所からさらに高い所まで専用車で移動することを聞かされ、シンプルに恐怖心を煽られる説明会となりました。程なくして、急な坂道を専用車で上り続けていったのですが、実際にフライトする丘(というか崖)が見え始めると、徐々に緊張も高まっていきました。
何の問題もなく予定通り丘に到着しましたが、飛び立つ寸前は心臓の鼓動が聞こえるくらいに緊張していました。(実は私は高い所が苦手なので、フライト前の事前説明会でレクチャーを受ける際も不安な気持ちでいっぱいでした。)
ただ、今回はプロのインストラクターとのタンデム飛行だったのでそれなりに安心はしていたのですが、まさかの飛行訓練(飛ぶ感覚を身につけるための練習など)の時間はなく、ヘルメットや必要な装備が整ったら即フライトとなりました。
我々がやるべきことは「崖に向かって走り続ける」ただそれだけで良いとのことでしたが、それが一番怖いのです。
代表が無事に飛び立ち、すぐに自分の番がまわってきました。
覚悟を決めて崖に向かって走り続けた結果、思いのほかすぐにキャノピー (翼の部分全体) が立ち上がり、なんとか無事に飛び立つことに成功しました。
やや高いというレベルではない高さだったので麻痺していたのか、自ずと恐怖心は消えていました。飛び立ったあとの20分間は、まさに鳥になったような感覚で富士山を眺めながら、ただただ風を感じるという無心になれる最高の時間を過ごすことができました🕊️
無事に着陸した後は、何か憑き物が落ちたような、妙な高揚感と体が軽くなったような気がしたのを鮮明に覚えています。
その後は、非日常体験の刺激の余韻に浸りながら、遅めの昼食(ご当地グルメで有名な富士宮焼きそば)をとり、折角なので帰路にあるIDEBOK(牧場)や富士山本宮浅間神社を参拝したりと、充実した1日を過ごすことができました。神社からの帰り際、普段やらないおみくじを記念に引きましたが、見事二人とも大吉でした。(道中、牧場で注文したソフトクリームは丁度いいサイズだったんですが、搾りたての牛乳が想定外のサイズでやってきたため手分けして飲み干した結果、私の腹痛のせいで代表を神社の広場に30分ほど待たせてしまった件は、ここでは伏せておこうと思います。)
さて、今回の旅を通して私が最も感じたことは、公式・非公式の場を問わず、サシで顔を突き合わせる時間はとても重要だということです。
ちなみにGemcookでは普段から1on1を実施しているのですが、各チームメンバーとその上長が15分~30分の時間を取って隔週で実施しています。(毎週や月毎、Q毎のサイクルなど色々試しましたが、日々の業務やMTG等の兼合いと実施メンバーからの意見を加味した結果、隔週が一番良いという意見が多かったため、今はこのサイクルで落ち着いています。)
1on1を実施する主な目的は、「個人の成長」と「チーム内コミュニケーションの活性化」ですが、この取り組みを通じて下記の効果を目指しています。
- 自身のキャリアや成長について、深く考える機会を定期的に設ける
- 各々が主体性を持って、自己成長に取り組む文化を創る
- 個人の成長が会社全体の成長につながるという意識を高める
- オープンで建設的なコミュニケーションを促進して、チームの結束力を強化する
これらの要素が相乗効果を生み出していき、最終的には会社の成長に直結する高いパフォーマンスの実現につながると考えています。最近だとその効果もあってか、比較的歴の浅いメンバーからの上長陣への積極的な声掛けや質問が自然に増えはじめ、特に日常的に社内で飛び交う会話(雑談レベルも含めて)が圧倒的に増えたと感じています。
もちろん部下側だけに変化があったわけではなく、雑談を交えながらざっくばらんに話す機会があることで、チームメンバーが今悩んでいることを知り、その漠然とした悩みを明確にして一緒に解決策を考えて解決に導いていくという姿勢が、上長側も板についてきた気がしています。(私自身、雑談だけで終わってしまう回もたまにあるのですが、それはそれで息抜きにもなってお互いを知る良い時間だと感じています。)
こうした良い変化があったからこそ、来期からは本格的にOKRを導入する方向です。
私自身も1on1を通してOKRを導入する下地はできたかなと感じており、特にリーダー陣とチームメンバー間の関係性が良くなったことで、お互いに意思疎通が取りやすくなり、業務外でも勉強会に一緒に参加したり食事に出掛けるメンバーが増えたことは、素直に嬉しいことです。(OKR導入後の状況は、また別の機会でお話できればと思います。)
1on1の文化も定着し始めたので、会社の目標に繋がる個々のOKRやチーム毎のOKRの達成に導くための材料として、今回私が体験した出張1on1的なサシ旅も、今後のGemcookには必要かなと感じた旅となりました。また、定期的にこのようなリフレッシュの機会を設けることの重要性も再認識することができたので、これからも会社やチーム全体の成長を促進するための施策に注力していきたいと思います。
この記事はGemcookホームページから引用しています。