弊社FUBIC SIでは毎週1時間、社内研修として「コード道場」を実施しています。
いきなりコード道場と言われてこんな光景を想像していませんか?
残念!
私たちは武道家は目指してません。
その名の如く、みんなでプログラミングして、それぞれのスキルアップを図っています。
会社によって研修形態は様々かと思いますが、弊社では全員が同じドキュメント、同じペースでプログラミングの勉強会をしています。
もちろん、スキル的にはそれぞれ個人差はありますが、だからこそ、分からない事や、知っている知識をアウトプットすることで、理解を深めたり、底上げに繋がっている。と私は思います。
一人がつまづくと、皆んな寄ってたかってこのようにフォローしています。
今回はこの「コード道場」について、やってみて良かった点を3つに絞ってまとめてみました。
社内研修を検討されている方の、少しでも参考になれば幸いです。
【1】一人ひとりが分かるまでやる
学校の授業を想像するとわかりやすいかと思いますが、分からない事があった時に質問しずらかったり、分からないから後で聞こう。みたいな経験はないでしょうか?
そうすると、分からない事が分からないを呼び、いずれはついていけなくなると思います。
1人でも分からない事があったら、分かるまで質問してセッションします。また、ドキュメントのコードを写経し一行ずつ何をしているかを説明し合うので誰も置いてかれません。
人数が少ないので、ラフな感じで雰囲気も良く、質問がしやすいというのも環境づくりのひとつです。
【2】“なんとなく書ける”が“理解して書ける”になる
例えば、言語の関数やメソッドを使えても、その引数でどんな処理をしているか、配列なのかオブジェクトなのか、コードは書けるけど内部的にどんな処理をしているかまで、説明できるプログラマーは少ないのではと思います。
コード道場では分からない事を質問する事はもちろん、誰も分からなければ分かるまでググります。
また、分かっている“つもり”になっている場合もあるので、あえて質問して理解を深めるというのも大事だと思います。経験者でも初めて知る知識が意外と多かったりするので、通常業務でも“理解したコード”が書けるようになります。
【3】アイデアが広がる
弊社FUBICはサービスを提供する立場でもあるので、この技術あのサービスで使えるかも?といった視点も持つ事ができます。
サービスから技術を考える事が一般的ですが、技術からサービスに発展する事も、私は有りなんじゃないかと思います。
エンジニアの技術は資産です。技術の発展も早いので、それについていくために時間を投資してスキルアップしていくことは必要不可欠です。
業務時間を使っての「コード道場」という名の社内研修は、私にとってもチームにとってもとても魅力的な研修であると思います。